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【Claude MCP】Claude Desktopにコードを書かせたい【Windows導入方法】

Claudeにローカルのファイルを直接見せたり操作させたり…色々便利らしいClaude MCP

でも、導入方法がイマイチよく分かなかったので、Windows環境で使うまで流れの忘備録を書きます。

僕自身も調べつつやってみて「多分これであってるかな…」くらいの感じなので、やる場合は自己責任でお願いします。🙇


必要なツールをインストール

  • Claude Desktop

  • Node.js

  • MCPサーバー

が要るので、それぞれインストールしていく。


Claude Desktopをインストール

Claudeデスクトップアプリのダウンロードページからインストーラをダウンロード。

ダウンロードが終わったら、インストーラを起動。
手順に従いインストールを完了させる。


Node.jsのインストール

まずNode.jsの公式サイトから、LTS(長期サポート版)をダウンロード。

ダウンロードが終わったら、インストーラを起動し、インストール。


Node.jsのインストール確認

インストールが終わったら、PowerShellを開いてちゃんとNode.jsがインストールできているか確認。

PowerShellの起動方法は

  • スタートメニューから「PowerShell」を検索

  • Windows+X → ターミナル

PowerShellが立ち上がったら

node -v

というコマンドを入力して実行。

結果、バージョン番号が表示されればOK👍
たぶん今ならv23.3.0あたりかな。


MCPサーバーをインストール

続けて、PowerShellで以下のコマンドを実行し、MCPサーバーをインストールする。

npm install -g @modelcontextprotocol/server-filesystem

📝MCPサーバーとは?

  • モデル・コンテキスト・プロトコル・サーバーの略

  • Claudeとパソコン上のデータを「つなぐ」橋渡し役みたいなもの

  • AIに指定したフォルダだけを見せる安全装置でもある


Claude Desktopの設定ファイルを作成・編集

設定ファイルの場所を開く方法

Claude Desktopの設定ファイルの場所を開く方法は、主に2種類

やり方①:エクスプローラーのアドレスバーから開く

エクスプローラーのアドレスバーに

%APPDATA%\Claude

と入力する。

すると、Claudeのデスクトップアプリがインストールされているフォルダ↓が開くはず。

やり方②:Claude Desktopから開く

File→Settings→Developer→Edit Config


「claude_desktop_config.json」を作る

Claude Desktopの設定ファイルの中に「claude_desktop_config.json」という名前のファイルが無ければ作成※する。

※右クリック→新規作成→テキストドキュメント とかで作れる。

そして、「claude_desktop_config.json」ファイルに以下の内容を書きこむ。

{
    "mcpServers": {
        "filesystem": {
            "command": "C:\\Program Files\\nodejs\\node.exe",
            "args": [
                "C:\\Users\\あなたのユーザー名\\AppData\\Roaming\\npm\\node_modules\\@modelcontextprotocol\\server-filesystem\\dist\\index.js",
                "C:\\Users\\あなたのユーザー名\\見せたいフォルダ"
            ]
        }
    }
}
書きこむ方法は「メモ帳」でも「VSCode」でもなんでもいい。

↑注意点:

  • バックスラッシュは2つ重ねて書く(\)

  • パスは全部フルパスで指定

  • ユーザー名は自分のWindowsのユーザー名に置き換える

  • 見せたいフォルダのパスもちゃんと指定


Claude Desktopを再起動

Claude Desktopを再起動。

上手くいっていたら、Claude Desktopのチャット欄の右下に金槌みたいなアイコンが出てくる。

この状態でClaudeに「claude_desktop_config.json」に書いたファイルパス ("C:\\Users\\あなたのユーザー名\\見せたいフォルダ") を貼り付けて「この中身を見れる?」みたいな質問してみる。

上手く言っていたら、答えるためにClaude側が見ていいか許可↓を求めてくるはず。

OKなら「Allow」を押して許可する

ファイルシステム(ローカル)からツールを許可する

ファイルシステムから write_file を実行悪意のある MCP サーバーや会話コンテンツは、クロードを騙してインストールしたツールで有害なアクションを実行させる可能性があります。承認する前に、各アクションを注意深く確認してください。

↑上の画像の翻訳内容

反対に、上手く言ってない場合は「申し訳ありませんが、私はローカルフォルダやファイルシステムにアクセスすることができません。」みたいに言ってくるはず。


Claude MCPのうれしさ

ローカルのファイルを参照させてClaudeにコードを書かせるなら、VSCodeの拡張機能のClineなども便利。

でも、ClineAPI経由でClaudeを使うので、好き勝手使ってたら使用料金がかさむ。
(あと、少なくとも最初に40ドル一括で払ってAPIをTier2にしないと、すぐ使用上限が来て結構ストレス)

一方、Claude MCPは従来のClaudeの月額課金 (20ドル) の範疇で動いてくれるはずなのでお財布に優しそう。

それからBrave Search APIを経由してClaudeにネット検索能力を付与するとか色々できるみたい。


ちなみに…

ファイル権限を指定するのに「claude_desktop_config.json」を開いて編集するのってちょっと面倒。

だから、Claude MCPにPythonを書かせて「claude_desktop_config.json」を簡単に編集できるデスクトップアプリを作った。

そういう使い方もアリなんじゃないかと。

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キムラ ヨシト
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