UVERworldの新アルバム『ENIGMASIS』を聴いたけど
UVERworldの新アルバム『ENIGMASIS』、曲は良いのにミックスが残念な曲が多い気がしました。
「なぜこのミックスでOKになったのか不思議」というか…。
…もしかして、むしろ僕の耳がおかしいのかもしれませんけど。
『THEORY』のミックス
とくに『THEORY』は、全体的にバンドパスフィルタがかかってるような音像に感じます。
まず、ヴォーカルや金物の高域や低域を抑えすぎ(?)な気がしました。
ビットレートの低いmp3みたいに少し篭って聴こえるような。
そして、一番気になったのはサイド信号のスカスカ具合です。
ローをイメージャーで狭めているのか、ギター類にローカット入れているのか、その両方?(アナライザーでサイド信号を見たら600Hz以下くらいから緩やかに無くなってる。意図的にやらないとこうならないはずだと思います。)
あと、Aメロに入る直前のサックス(0:36〜あたり)、少し大げさにオートメーションでヴォリューム抑えすぎじゃないかな…と。
最初聴いたとき「あれ?何で誠果さんはフェードアウトしていくの?」って感じでした。笑
そもそも、もう音圧上げなくても良いご時世なのに、過剰にパツパツになってるのも残念です。(しかも、ミックスの処理が音圧を上げる目的のためっぽくて2重で悲しい。)
せめて『PRAYING RUN』くらいの音圧で出してほしかったですね。
何はともあれ、せっかくのリメイクだからもっと良い音で聴きたかったよ…!という話です。
とはいえ、(音圧は高いけど)『THE ONE』の頃のミックスとかはソリッドでかっこよかったんですけどね。
『7th Trigger』は自分のミックスの参考リストにも入れてるくらいですし。
だから、音圧周りだけが問題じゃないと思います。
なんというか『NAMELY』あたりから残念なミックスの曲が増えている気がします。
そのちょっと前の『AS ONE』の音像は好きなんですけど。
もしかして、コロナ禍の影響とかあったのでしょうか…?
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