なんてことない 日記 - 「コンドルは飛んでいく」よ、アンデス山脈から梅田まで。
今日、つい先程知ったニュースなんですけどね、1960年代に南米アンデス民族音楽の曲「コンドルは飛んでいく(El Condor Pasa)」を編曲したことで知られる演奏家で作曲家のホルヘ・ミルチベルグ氏(アルゼンチンの音楽家)が 20日、パリで亡くなられたそうです。
私はこのニュースに驚いたのが、「コンドルは飛んでいく」は1913年生まれの20世紀の歌(元々は政治的メッセージが強すぎたオペラ)だったことです。
割と近年の歌だったのね、あの何とも情緒あふれるメロディー… 哀愁と懐かしさで胸がいっぱいになるような。今の若者言葉でいうところのエモいあのメロディーは、ペルー副王領が設立された辺りの16世紀にケチュア族(ペルーを中心とする中央アンデス地帯の主として高地に住む先住民)の方々が密やかに歌い続け 後世に伝承したレガシーの歌だと私は勝手に盛大に勘違いしていました。
アホって恐ろしいですね。
まあ言い訳すると、勝手にドラマティックに盛れるくらい美しい歌だということですよ。
「コンドルは飛んでいく」は私にとって思い出深い曲でもあります。私は学生時代に梅田の某 書店でアルバイトをしていました。その際にいつも阪急百貨店の歩道橋辺りで民族衣装をまとった本場の御兄様トリオが、ギターやケーナでこれまた情緒たっぷりに夜、演奏されていたのです。御兄様たちのバンド名はケルマントゥだったそうな。(2008年12月に活動休止)
ええスピーカーを使用されていたのか、高層ビルがせせこましく並んでいるせいなのかよく分からんかったけど それこそ爆音で「コンドルは飛んでいく」が梅田を包み込むのですよ。初めて聴いたときは ここはアンデス山脈かいな !? って度肝を抜かれたものです。
人間とは何だかんだで環境に適応できる生き物なので2、3週間ですっかり慣れ、「コンドルは飛んでいく」やその他ペルーの民謡音楽(フォルクローレ)が流れていないと梅田やないような、物足りなさを感じました。
更に時が進むと「コンドルは飛んでいく」は梅田のご当地ソングで大阪の鳥はアンデスコンドルのような錯覚を覚えるから不思議です。(違います、大阪の鳥はモズです。広報担当副知事は働き者のもずやんです)
今も運が良ければソロ活してらっしゃる御兄様をお見かけすることがあります。(ヨドバシ辺りで)
私が梅田のド真ん中に行かないのでなかなかお会いできないのですが、御兄様が息災であられますよう ひっそりお祈りしています。
オマケ、とある 歌詞味わist のイヤキチ。
サイモン&ガーファンクルの「コンドルは飛んでいく」、歌詞にちょっともコンドル入ってへん。(美しいハーモニーなんですけども)
※ カタツムリとスズメはいるよ 🤗
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