和也さんへの元気玉
2015年4月に和也さんと会った時のことは
今でも鮮明に覚えている。
途中までは、正直そんなに乗り気なミーティングじゃなかった。
伺うと、ベトナムにある飲食店を通じて、
大学生向けの教育の取り組みをやってるとのこと。
よくある話だ。それくらいに感じていた。
しかし、話を進めていくと、
どうやらその飲食店はレンタルではなく、
自分で始めて、自分で経営しているというのだ。
未経験者が土地勘が全くない場所で新しい始めることは、
言葉にするほど簡単じゃない。
「自分の店じゃないと学生に自由にさせてあげられない」
そのこだわりのため、大学生がこない時期も
人を雇い、家賃を払う。それが和也さんだった。
すごいな。
そう思った僕は和也さんと飲みに行き、すぐ意気投合した。
「ベトナムに来てみない?」
と言われた。
即決でチケットを取り、2週間行くことにした。
(雇ったばかりの3名の社員を置き去りにしてw)
2015年9月の2週間は、忘れられない2週間となった。
パクチも暑いのも嫌い。
ベトナム嫌いだった自分が、それから
5年間で15回以上もベトナムにいくことになるとは夢にも思わない。
あまりに行くので、当時は
「まえちゃんはベトナムに住んでいる」
とまで思われていたが、あながち間違ってない期間いた。
延べ10か月間滞在したホイアンという小さな町で
僕は400名を超える大学生たちと計り知れない数のドラマを経験した。
下手なドラマを見るよりもよっぽど感動に溢れるドラマだった。
テレビ番組にすればいいのに、って本気で思っている。
そんな彼らの真剣な取り組みや
素敵な同志であるファシリテーター仲間から学ばせてもらえたことがある。
8か条となるが、これを僕は「プロフェッショナル8か条」として自分の肝に銘じながら仕事をするようになった。
1.顧客への愛を高める努力をしているのか
2.顧客よりも自分の立場・評価・成長を優先していないか
3.環境に言い訳をしていないか。ピンチをチャンスに捉えているか。
4.基準をあげているか。挑戦しているか。妥協してないか。心理的安全性との両立しているか。
5.相手を変えようとしていないか。改善の対象はまず自分だぞ。
6.思い込みが多くないか。新しい視点を尊重してるか。多様性を活かしているか。
7.自分の在り方・考え・仕事に謙虚にメスを入れているのか
8.勇気をもって必要なことを発言・実行しているか
計り知れない学びと人生の変容を3,000名近くの学生に提供してきた和也さんの功績は、それこそ計り知れない。
人生の転機を経験した若者は今でも和也さんを慕っているし、
その力は時が経つにつれ、彼らの成長と共に、更に増大する。
楽しい時間は今からだと思う。
是非生きてほしい。
今までの5年間の感謝の気持ちを込めて、
元気玉送ります。