【遊戯王マスターデュエル】マリンセスと共に振り返る22年10月環境
はじめまして。
草間大作と申します。
今回はマスターデュエル(以下MD)にて
10/11に超絶強化された海の美少女テーマ【マリンセス】と、
22年10月環境を振り返っていきたいと思います。
個人的な備忘録が欲しかった、
というのが理由の一つでもありますが、
何より動画化するのが面倒くさかったんですよね。
MD22年10月環境
10/11アップデート
まず【転生炎獣(サラマングレイト)】のストラクチャーデッキ
「バーニング・スピリッツ」が追加されました。
これにより、従来までは
なんかいっぱい動くけど最終盤面はそこそこ
というデッキタイプだった【転生炎獣(サラマングレイト)】が
「ドロー力とワンキル力を兼ね備えたダルい感じの罠ビ」へと進化。
ランクマでは実装以降、徐々に見なくなりましたが、
後述する「リンクReg.」では使用者が山火事レベルで燃え広がっており、
かなり手を焼かされました(火事だけに)。
そしてその勢いを消火せんと、
水属性を中心としたセレクションパック
「コズミック・オーシャン」も追加。
もはや月を砕いた程度では止まらないおぞましい海獣の数々。岩石の巨兵と梶木漁太、どうして差がついたのか……慢心、環境の違い。
冗談はさておき、このタイプのデッキが一定数いたことで、普段愛用している【@イグニスター】を今期は諦めざるを得ませんでした。
【転生炎獣(サラマングレイト)】はまだ
プレイングや構築で何とかなる範囲だったのですが、
【海】はコイントスで先手を取られたが最後、
デッキに手を置くしかないという状況が頻発しました。
さらにひっそりと強化された【ふわんだりぃず】、
前期より引き続き存在感を示す【烙印デスピア】
その他【エルドリッチ】【LL鉄獣】【SPYRAL】……
先行を渡してはいけないデッキが増えたのはもちろん、
5000アライバル+ダンマリ・ペガサスを悠々と踏み越えるパワーを
持ったデッキが続々と登場してきてしまいました。
そこで「海の生物に対しても強く出られるもっと防御力のあるデッキを!」ということで急遽採用したのが、
究極の防御デッキ【海晶乙女(マリンセス)】でした。
ミスティックシールド!!
前置きが長くなりましたが、
ここからは「ランクマ」と「イベント」別に
私が使用した【海晶乙女(マリンセス)】のレシピを解説いたします。
リンクReg.
歴代屈指の厳しいイベントでしたね……。
デッキパワー(先行制圧の終着点)がさほど強くない上に
手札誘発がめちゃくちゃ強く、制限時間短縮(480秒→300秒)もむなしく
膠着した試合が多い印象でした。
そんな中でさらに戦況を泥沼化させるべく、
私が選択したのは【バージェストマリンセス】でした。
特に「バージェストマ・カナディア」についてはリンク1の初動をほぼ確実に停止させることができ、餅カエルなきマリンセスの先行制圧に一役買ってくれました。
特に自分のニビルを耐えたバージェストマが次ターンでコーラルアネモネの素材となって展開に寄与する様子は感動もので、目から潮水があふれ出てきてしまったほどです。
バージェストマのパックを剥けたら真面目に考えてもいいかも……と思わせる出来でした。
ランクマッチ
こちらは微妙に構築を変えています(当たり前ですが)。
大体はオーソドックスなマリンセスですが、微調整で部分についてそれぞれ解説をば。
採用して特にいい感じだったカード
・ドロール&ロックバード
「水には水を」「鳥には鳥を」……
ということでほぼ【ふわんだりぃず】と【鉄獣】読みのメタカードです。
【ふわんだりぃず】は元々多かったですが
制限改定発表以後さらに微増した印象で、
お相手のディメンションアトラクターとどっちが先に投げられるかという早撃ち勝負になることが多かったです。
ただそれ以外への刺さりが悪く、増Gの枚数も悩みに悩み、結局2:2で採用しました。
ここはシーズンごとに調整する必要がありそうです。
・死者蘇生
個人的にマリンセスを使っていてめちゃくちゃ強くて驚いたカードがこれです。
「死者蘇生は強カード!」って小学生の自分に教えてあげたら「当たり前だろ」って返されそうですね。
まず前提としてマリンセスの上振れ理想展開は
アルゴノート(魔法・罠無効)+ウェーブ(効果無効)+餅カエル(何でも無効破壊)の3妨害+α(素引きした何か)になります。
スリーピーメイデンを採用していればここにブルータン+スプリンガールの2枚初動でたどり着けます……というのは理想論で、実際にランクマを走っていた方ならよくお分かりの通り、こちらが先行を取っても平均2誘発ぐらいは飛んできたと思います。
そうなると「マリンセスウェーブ(1妨害)+グレートバブルリーフ(1ドロー)を構えるのがやっと」ということもザラでした。
マリンセスはレベルがそこそこバラけているので、(バハムートシャークの素材になるために)墓地からでもいいから☆4マリンセスを安定出力するカードがあればなあ……。
あるじゃん!!!!
ということで、
構築をあまり歪ませることなく
上振れのパワーを底上げし
腐りにくく
応用力もある
という強みを見て死者蘇生の採用に至りました。
より詳しく解説すると、1枚初動でリンク1が2種類あるデッキなので、先行で引いても対象不在で腐ることがほぼないんですよね。
なのでマリンセスにおける「死者蘇生」は、引いただけで1妨害増えるのとほぼ同義だと感じました。
・三戦の才
ほぼ強引な番兵です。
マリンセスNS→相手が増G→三戦の才(ピーピングハンデス)→デッキタイプ把握
の動きがめちゃくちゃ強かったです。
マリンセスが1枚初動であることは基本お相手も承知しており、どのモンスターを出しても増GをNSに投げてくれるため、だらだら遅延戦がしたいこちらの思惑通りそこでピーピングハンデスを選択してやるとあとはアド差で勝つことが多かった印象でした。
2枚採用でもいいかもしれません。
・拮抗勝負
エルドを滅ぼす災厄。それだけのこと。
不採用としたマリンセスカード
・海晶乙女スリーピーメイデン
「シーホースに誘発撃たれたときにアルゴノートの1妨害を担保する」が役割だと思います。
結構最後まで出したり入れたりしていましたが、
素引き1枚で何もできない
「闘海」を素引き、あるいはサーチに割く余裕がある状況では、リンクを1伸ばすだけのカードに劣化する。
バハムートシャークの素材になれない
等々の理由で不採用に。
同じ1枚素引きで何も出来ないなら、餅カエルの関係で死者蘇生の方がパワーが高いと判断しました。
・海晶乙女マンダリン
この子については一言で言うなら「帯に短し、たすきに長し」という印象で、マンダリンを出す余裕があるならそもそもいらないことも多いし、かといって素引きしてもリンク4orコーラルトライアングル+ウェーブ、という状況で止まってしまうため痒い所に手が届かない性能と判断しました。
まとめ
着々とインフレが進むMD環境において
「海より深いアタシの心も、ここらが我慢の限界よ!」
と手に取った【マリンセス】でしたが、
いざ構築を煮詰めてみると……
「この海……深いッ!」
となり、結局月末までマリンセス漬けになってしまいました。
有識者の方でもし「これもおすすめだよ!」や
「なんでこれ採用/不採用してんの?」みたいなことがあれば
コメントいただけると喜びます!
それではまた来月も頑張っていきましょう!