床上浸水の注意(完)
「珍しいなぁ あれかねぇ 明さん(父親)かねぇ」
「それ、いさむだわぁ」
「久しぶりに見たがねぇ 懐かしいがねぇ」
部屋の片付けをしていたら、何やら外から僕の話をしている声が漏れ聞こえてきた・・・・
あまりいい予感しない
手伝いにきた婆さんが、洗濯物を干している。そこには紺色、苔色とえび茶の六尺褌がだら〜んと物干し竿にかけられ、風に吹かれ揺れていた😱
これだけは、全く不覚でした。
僕らのコミュニティーでは、褌を愛好する人が異様に多い、そうでなかったとしても、半分コスプレ感覚で褌をすることがあった。
僕は後者で何枚か所有していたわけですが、それが今、家の前で鯉のぼりかのごとく、威風堂々とゴミの山が道に並ぶ街並みを泳いでいた。
まだ若かった自分には身の毛もよだつ風景だったのです。
まとめ!非常持ち出し袋の準備の前に、いざと言う時に避難させるべき所有物を把握しておくことの重要性を思い知ったのでした。