東京オリンピックは人類史の汚点
2021-7-22
現在に至るも、依然として世界中で多くの人々が新型コロナウイルス感染症により愛する者との突然の悲しき別れを強いられている。以下のTBSの報道(動画)が取り上げたケースもその一つだ。国連事務総長アントニオ・グテーレスは、現在の世界的クライシスを「戦時中(コロナとの闘いの最中)」であると表明している。事実上パンデミックの収束が今なお見えないこの状況下で、明日23日、”外道”連中(菅政権、IOC、東京オリパラ組織委員会、JOC、マスコミ等)は遂に東京オリンピックを強行開催する。自らの私利私欲のために。
これまで、世界的権威を含む国内外の医療関係者たちが「東京五輪は全世界的に感染を拡大させる脅威となる」と警鐘を鳴らし続け、中止を求めてきた。一方、壊れたレコードの様に「安全・安心な大会を実現」「希望と勇気のメッセージを世界に届ける」と菅(首相)、小池(都知事)、バッハ(IOC会長)等は愚かな美辞麗句を繰り返し述べてきた。しかし、コロナ対策を含む運営の杜撰さや欺瞞、開催の真の目的は隠しようもなく、この輩の大嘘は主に外国メディアにより様々な事例と共に次々と暴露されている。「東京五輪は菅首相のためだけに開催されている」(英フィナンシャル・タイムズ)「危険な茶番劇をやめる時」「世界的感染拡大の脅威となる五輪は中止すべき」(米ニューヨーク・タイムズ)「バッハは“ぼったくり男爵」「コロナ禍での五輪開催はアスリートのためでなく、企業の金儲けのため」(米ワシントン・ポスト)など。
コロナ禍及び東京五輪を巡るドタバタにより、日本の凋落ぶりが益々露呈している。加速度的に堕落・劣化度を深める政治屋、官僚、大手企業・マスコミ関係者、御用似非知識人・・・不正に対する関心や怒りという真っ当な倫理観を持たず、政治・社会・国際問題等に真剣に向き合おうとしない主体性なき無知・幼稚・無責任な大衆。主権在民を柱とする民主主義を標榜する国家で、投票率が毎回50%を割るなどあり得ない。結果、醜悪な自公連立政権や小池都政がいつまでものさばっている始末。正に、政治、経済、マスメディア等の惨状は多数の民度の反映だ。多くの者たちが苦しみ喘いでいるコロナ禍と酷暑の中で一部の人間たちの私利私欲のために強行される醜怪な東京オリンピックは、人類史の汚点の一つとして末長く語り継がれるだろう。
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(NOTE)
“最期の別れ”防護服越しの涙「ありがとう」、コロナ対応病院
英紙が痛烈批判「東京五輪は菅首相のためだけに開催されている」 | スポンサー企業も国民も損ばかりしている | クーリエ・ジャポン
危険な茶番劇やめる時」 米紙、中止求めるコラム掲載―東京五輪:時事ドットコム
「ちゃんと開催しようという努力が感じられない」海外メディアが東京五輪に“大憤慨”ワクチンは自己申告、書類は不備ばかり、取材体制は大学以下…
バッハ会長を「ぼったくり男爵」
Japan should cut its losses and tell the IOC to take its Olympic pillage somewhere else
A Sports Event Shouldn’t Be a Superspreader. Cancel the Olympics.
Press Conference: The hidden cost to women of holding the Olympics during the Covid pandemic(女性たちの犠牲の上に開催されるコロナ禍の東京オリンピック)
“ぼったくり男爵”バッハ会長、母国・ドイツでの評判は「お金に汚いビジネスマン」