DeNA南場さん× Mirrativ赤川さんの講演会を綴る
こんにちは、大学生のTakuです。
今回は、縁もあって、DeNAの代表取締役会長である南場智子さん×MirrativのCEO赤川準一さんによる講演会で学んだことを綴ろうと思います。
本講演会では、南場さんの提案により、フリートーク形式で本音で語りたいという主旨のもと、行われました。
特に印象的だったのは、南場さんの柔らかく率直な物腰でした。
卓越した経歴と実績を持ちながらも、非常に親しみやすく、謙虚な姿勢で話されていた点が、深く心に残りました。
また、赤川さんは、優れた情報処理能力を発揮し、物事を簡潔かつ論理的に整理して話される姿が非常に印象的でした。
ここで私は、「本音で語る」ということの大切さを感じました。
南場さんが柔らかく率直に語っていた姿勢や、赤川さんの論理的かつ簡潔な話し方を通じて、成功しているビジネスリーダーたちがいかに自分自身の思いや考えを偽ることなく、他者に対して誠実に接しているかを感じました。
この講義を通じて、私なりに学んだことや考えたことを以下のように整理してみました。
まず、「熱狂」という言葉に惑わされてはいけないと感じました。
第三者に「熱狂しろ」と強要されるものではないと思います。
むしろ、何かの目標に向かって自発的に取り組んでいるうちに、自然に熱狂が生まれるものだと考えます。
そして、そのような熱狂的に取り組んでいる人とそうでない人とでは、現代において大きな差が生じると感じました。
ただし、周囲の環境も重要ですが、それ以上に自分自身が能動的に行動し、主体性を持って物事に取り組むことが大切だと思います。
周囲の環境に流されるのではなく、たとえ環境が悪くても、自分から周囲を巻き込んで環境を変えていくぐらいの積極性が必要だと考えました。
南場さんが、新卒1年目の赤川さんの行動について言及される場面がありました。
DeNAでは、新卒社員が1日南場さんの鞄持ちとして同行するという制度があったそうです。
通常であれば、若手社員は企業の代表である南場さんに対して貪欲に学び、昇進を目指すために隙間時間を見つけて質問したり、時には媚びるような行動を取ることが多いかもしれません。
しかし、赤川さんがその担当をした際、タクシー移動中に「今から営業の電話をするので、少し黙っていてもらえますか」と発言したエピソードが紹介されました。
この発言は、新卒社員が言うには非常に勇気のいるものでしたが、赤川さんはその後、営業成績で数多くの成果を上げ、最年少で執行役員に昇進されたという結果を見れば、納得のいく行動だったと感じました。
また、周囲に流されず、自分自身の信念を持って行動することが成功への鍵だと気づかされました。
赤川さんが南場さんとのエピソードで見せた行動は、一見、挑戦的なものでしたが、彼自身が信じる行動原則に基づいて決断し、それが結果的に彼のキャリアにおいて重要な転機となりました。
この姿勢は、社会に出てからも、他人の期待や一般的な考え方に左右されず、自分の信じる道を進むことが結果に結びつくのだという教訓を強く与えてくれました。
この話から、私は就職活動における「自分軸」の重要性を強く感じました。
例えば、多くの学生は、大企業に受かるために、企業が求める人物像に合わせて自己PRやガクチカ(学生時代に力を入れたこと)を作成し、結果的に自分とは異なる像を作り上げてしまう傾向があります。
しかし、他人に媚びる姿勢では、圧倒的な成長や成功は見込めません。
重要なのは、企業に選ばれることではなく、自分が企業を選ぶというスタンスです。
もちろん、企業は新卒採用に多くの資金を投じていますが、私たちがその企業で働くことで、自分の有限な時間とキャリアを捧げるという重大な決断をしていることを忘れてはなりません。
したがって、もっと自己のエゴを前面に出し、貪欲に行動する必要があると強く感じました。(協調性も必要である。)
自分の軸をしっかりと持ち、主体的に企業を選び取ることで、真に自分の成長とキャリアの成功を掴むことができるのだと思います。
最後に、「環境を自分で変える力」も大切だと感じました。
講演の中で、周囲の環境がいかに重要であるかは語られましたが、ただ受け身で環境に依存するのではなく、自ら行動し、環境を変えていく力が必要だというメッセージを受け取りました。
どんな状況でも自らの手で良い環境を作り出す積極性を持つことが、現代社会で成功を収めるために不可欠であるという考えを再確認しました。
今を怠惰に過ごすのではなく、やるべきことに没頭したい、そう強く感じた講演会となりました。