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お金のロードマップ87話 ユダヤの商法vol.6 時間も商品
前回のまとめですが、
ユダヤ人は
①辛抱強い反面、儲けがないと判断すればすぐに見切りをつける
②会社は利益を生み出すものである
③契約は神との契約と等しく絶対に守るものである
でしたね。
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時を盗むな
ユダヤ人は『時は金なり』と文字通りの考え方をしており、1分1秒を無駄にする事を嫌います。
自分の時間を奪われることも嫌うため、他人の時間も無闇に奪いません。
時間を無駄にしないということは自分が『1分あたりいくら』の仕事をしているかを考えています。
いくら仕事が残っていようが、あと少し文字を打てば終わりだろうが、定時になればぴたっと手を止め、帰宅の準備をします。
そのため勤務時間内は1秒たりとも無駄な人に会っている時間はないということですね。
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アポイントを取る
日本人はよくやりがちですが、近くによったから少し寄ってみました、とか面白い話があって、などということでアポイントメント無しに訪れることがありますが、ユダヤ人は一切取り付く島もありません。不意な訪問には絶対に応じません。
自分の時間が限られており、今日やるスケジュールが決まっているため、邪魔者でしかないということですね。
日本には『人を見たら泥棒と思え』という格言がある一方で、ユダヤ人にとっては『不意の客は泥棒』ということです。
そしてアポイントメントをとればいいのかというとこれもまた日本人はやりがちだか、アポイントメント以上の時間話をしたり、違う話をしてしまいがちだか、それもユダヤ人にとっては迷惑な話で、約束時間に遅刻してくることはもちろん、面会時間をオーバーするのもNGです。
冒頭の長過ぎる挨拶もできれば控え、すぐに本題に入ることがベストですね。
時間という資産(リソース)を有効活用するためにどのような心構えでいればいいのかお手本のような考え方だと思います。
あなたの現在は時間をどのように使ったかの結果でしかないため、自分の現状が理想と違うのであれば時間をそれだけ無駄にしている可能性が高いです。
アメリカの実業家デール・カーネギーは『人生とは今日1日のことである』と名言を残していますが、今日1日を無駄にしない過ごし方を毎日積み重ねていけばおのずと時間を有効活用できるはずです。
明日頑張るのではなく、今日だけ頑張っていきましょう。
まとめ
①他人に時間を割くということはお金を失っていくことと同義である
②他人の時間を安易に奪わず、アポイントを取ろう