君はまだフーコック島を知らない 〜フーコック島(とホーチミン)旅行レポ〜
ようやっとコロナ禍も収まり、久方ぶりの海外旅行先としてベトナムを選んだ。ホーチミンに2泊、フーコック島に2泊の旅である。
ホーチミンは日本人でも聞いたことはある人が多いだろう。ベトナム第2の都市にあたり、ベトナム戦争を主題とした戦跡博物館などが有名である。
一方のフーコック島は、この情報化社会において、インターネットで調べたところでまともな日本語レビューはほぼ見当たらず、ガイドブックに名前すら出てこない、そんなマイナーな離島だ。
しかし確かにフーコック島は立派なリゾート地で、特に欧米人や中韓の富裕層が多く訪れている。実際に訪れてみれば、そこにはリゾートらしいアクティビティや観光地が点在し、何よりも南国の美しいビーチが広がっていた。
この記事では、これからフーコック島を目指す日本人同志諸君のために、2泊の旅で得た情報を書き記しておく。今後誰かの役に立てば幸いである。
なお、先にホーチミンの話が出てくるので、フーコック島の情報だけ見たい人は目次から飛ばしてください。
inホーチミン (2024/2/29〜3/2)
2/29(木)
成田空港9:30(日本時間)発、タンソンニャット国際空港14:15(現地時間)着の便(VN0301)で出発。日本との時差は2時間なので、飛行時間は約7時間ほどになる。
事前にオンラインチェックをする場合、名前の後に男性ならMR、女性ならMSを入れなければ弾かれるという引っ掛け問題があるので注意。例えば山田太郎なら TAROU MR と入力しなければならない。
カウンター自体は行き先ごと/オンラインチェックイン済みか否かで並ぶ場所が分かれていてわかりやすい。
機内の映画は日本の作品を含め中々バリエーションがあった。自前のイヤホン派の人もいるかもしれないが、イヤホンジャックの形状が特殊なので素直に備え付けのヘッドホンを使った方が良い。
機内食は日本時間の10時50分頃に出た。洋風かベトナム風が選べたので洋風を選んだところ、牛丼(米)にパンが付け合わされるという珍妙なことに。何故?味は普通に美味しかった。
出国審査でかなり並ばされるため、同行者がいるならとにかくさっさと並んで、その間にお手洗いなりなんなりの用を済ませることを勧める。手荷物に本を1冊入れておくとだいぶ暇が潰せる。
預け荷物を受け取ろうとしたところ、本来回ってくるはずのターンテーブルとは別のターンテーブル付近にまとめて置かれていた。ロストしたかと焦るだろうが、落ち着いて別のターンテーブルを確認してほしい。
タンソンニャット国際空港からホテルまでの送迎の間のみ、旅行会社(エス・ティー・ワールドを利用)の現地スタッフが着いてくれた。
現地スタッフ曰く、ホーチミンはバイクの交通量が多いので、道を横断する際走ってはいけないらしい。ゆっくり歩けばバイク側が避けてくれる、との事。ちなみに私は2泊してなお一度もマトモに横断できなかった。アジア諸国特有のバイクの多さだが、ホーチミンは特に道交法が存在しないように思える。
Fusion Suites Sai Gon(フュージョンスイーツ サイゴン)に宿泊。部屋は普通に清潔で、バスタブがあり、瓶のミネラルウォーターを毎日1人1本貰えた。欧米からの観光客が多いようで、スタッフには英語が通じた。
この宿の枕に同行者がどハマりして枕を入手するために翌日奔走することになるなんて……。
移動は基本的に徒歩かGrab(配車アプリ)を利用した。通常の流しのタクシーはボッタくられる可能性があるため避けた方が良い。
特にホーチミンではかなりGrabが普及しており、どこにいても呼べば即近くの人が来てくれる。日本におけるGOに近い感覚だろうか。ベトナムではUberもGrabが吸収しているようで、食べ物の配達や、バイクの2人乗りによる配車なども行っていた。
料金が先んじて表示され、行きたい場所もアプリで指定するだけで完結するため、やり取りやトラブルが発生しない。料金も日本の物価から考えると非常に安かった。
フーコック島でも同様だが、Grabで小遣い稼ぎをするために街中をたむろする人が一定数いるようだ。一度、かなり高そうな内装をした日本車でやってきたGrabおじさんがいたが、彼の本業は何だったのだろうか。
洋服のオーダーメイドをしたかったため、現地スタッフが教えてくれたPhoung Giangという店へ。特に予約はしていなかったが、待ち時間もなく作ることができた。スタッフには英語が通じ、また作りたい服のデザインをカタログ写真から選んで指し示すだけなので簡単である。
デザインと布を選び、採寸をして支払う。価格は1人あたり日本円で1万円ほど。ホテル名と部屋番号を告げると、翌日の18時頃にロビーまで配送してくれた。
近くにあった高島屋を冷やかし、そのまま観光名所であるベンタイン市場を冷やかして、Grabでホテルへ帰還。
ホテルから徒歩圏内にあった、Cong Doan(コンドアン)という店で夕食。クアンコム・ビンヤン(Quán cơm bình dân)と呼ばれる大衆食堂的なジャンルのようで、ガイドブック(aruco ホーチミン)に載っていた店を選んだ。
店内ではやたらデカいドブネズミが走り抜けるのを一度見かけたが、観光客向けの小綺麗な店ではなくわざわざローカル食堂に訪れる時点でまあそんなもんだよなという感想。
魚入りのフォーが名物のようで、それを人数分と、合わせてショーケース内にある料理を3種指さし注文。甘辛いパリッとしたエビと、甘辛くスパイシーなスペアリブ、甘辛いカチカチの茹で卵と豚肉。うーん、甘辛いと甘辛いが甘辛いでダブってしまった。
フォーには謎の草2種ともやし、ライムと唐辛子が添えられる。唐辛子は非常に辛いので、辛さに自信がなければ避けた方が無難。謎の草はクルクルした方(後で調べたところバナナの花・茎をスライスしたもの?)がクセがなく食べやすく、もう片方の太めの豆苗に似た草(恐らくオトメアゼナというもの)はかなり苦味が強かった。ライムを入れて味変するとさっぱりして食べやすい。この店のフォーは麺よりもスープがやたらおいしかった。
価格は大衆食堂だけあって異常に安かった。衛生面がそこまで気にならないなら俄然オススメ。
帰り際、近くにサークルKがあったためアイスを購入。鍋で卵がぐらぐら茹でられていたのが印象的だった。
ホテルに戻り、就寝。
3/1(金)
朝7時にホテルの朝食。ビュッフェ形式で、付け加えて卵料理とフォーを希望注文できる。卵料理は目玉焼きやオムレツ等が選べたが、中の具材も選べるオムレツを選択。
フルーツコーナーに並んでいたオレンジ色の果物を取ったところドリアンだったので、苦手な人は留意されたし。
全体的に料理の種類は豊富でどれも美味しかった。特にスイカジュースは甘くてさっぱりとしており飲みやすかった。
8:30頃にホーチミン市美術館へ。
単にGrabでHo Chi Minh Museum と入れると、ホーチミン市博物館の方に着いてしまう。歩ける距離ではあるが、よく確認しよう。
元々フランス人が建てた別荘のようで、黄色い外壁が小洒落た西洋風の建物である。建物が4つほどあり、メインの館は3階建てで、近現代の画家を中心に展示している。ベトナム戦争に触れている作品もちらほら。
他の館では特別展をやっていたり、古代ベトナム時代のブロンズ像が展示されていたりといった具合。英語の説明板があるので、それを翻訳しながら見て回った。
10時過ぎ、Bitexco Financial Tower(ビテクスコ)へ。訪れた当時、ホーチミンで2番目に高い高層ビルだった。
チケットを買い、エレベーターで展望階に。ホーチミンの街をぐるりと一望することができる。
また、同じ階にアオザイの歴史についての展示とビデオがあり、かなり興味深かった。
展望階にあるショップに行くと、無料でミネラルウォーターを1本貰える。
11時、Bitexco Financial Towerを一度降りてBuffet Cửu Vân Long Premium - Bitexco Sài Gòn(ビュッフェ クー・ヴァン・ロン)へ。
名前にビテクスコがついているためややこしく、同じビルから行けるかと思いきや、一度建物の外に出て、裏手の商業施設に入る必要がある。
ここは現地スタッフに勧められたビュッフェで、豊富な種類のシーフードが売り。
特に貝類やカニにチーズソースをかけて焼いたような物は人気が高く、無くなってはすぐに補充されて行く。個人的には、平貝にニラや松の実のようなものが入ったオイルソースを掛けて焼いた物が好きだった。
さすがに生牡蠣はやめた方が良い、と進言したものの同行者は食べ、当然のように翌日若干体調を悪くしていた。
平日の開店と同時に行ったため、待ち時間なく入ることができたが、12時頃になると待っている客もいたため、早めに行くのが吉。ホーチミンに住む外国人がよく行く店らしい。
1人あたり3500円程度と、かなりお得である。
13時頃、店を出てGrabでタオディエン地区へ。amai~grade b~ という店に向かった。
amaiという食器ブランドのアウトレット店で、grade bという名の通りアウトレット品が並ぶ。価格は本来のamaiより随分とお安く、ほとんどの商品で特に目立つキズや汚れは感じられない。カラフルなパステルカラーの食器は愛らしく、種類も豊富である。
特に、レジ横に並ぶ欠け・割れを金継ぎで補修したものは、一点物としての味わいがありながらも非常に値段が安く、オススメできる。金継ぎの特性上、電子レンジ・食洗機がNGなのが難点か。
このgrade bは、カフェやアクセサリー店が隣り合って建ち並ぶ一角にある。ついでにカフェでベトナミーズコーヒーをテイクアウトした。
タオディエン地区をうろついた後、15時頃にGrabでタンソンニャット国際空港の方角へ移動。これにはある理由があった。
同行者がホテルの枕を非常に気に入り、同じブランドの枕を買って帰りたいと申し出、ブランドを特定し、購入できる店を調べ、そしてようやく空港の近くに販売店があると突き止めたのだ。
ベトナムの多くの高級ホテルで用いられている枕だそうなので、ここにブランド名を書いておく。HANVICO(ハンヴィコ)という韓国のメーカーで、韓国かベトナムでしか購入は不可。ホーチミンで購入した店はHanvico Store (90 Đ. Nguyễn Văn Trỗi, Phường 8, Phú Nhuận, Thành phố Hồ Chí Minh, ベトナム)である。
ふわふわの嵩張る枕をどうにか持って帰るため、スーツケースにミチミチに圧縮したりもしたが、ここでは割愛しよう。
16時過ぎ、一度ホテルへ戻り、疲れた足を休めるためスパへ。CiCi International Spaという歩いていける範囲のスパを選び、ホテルのスタッフにお願いして予約代行をしてもらった。
同じ轍を踏む人がいないと良いのだが、16時頃にホーチミンの市街を徒歩移動するのは避けた方が良い。学校帰りの子供らを乗せたバイクが渋滞を引き起こすからだ。学校前の歩道は親のバイクがみっちり埋めつくし、とてもじゃないが歩けたものではない。
スパではフットマッサージ60分コースを受けたが、フットといいつつ肩や腕も軽く解してくれた。オイルと足湯で足をマッサージされ、満足してチップを払った。英語が通じるので、痛かったり弱かったりしたら伝えると良い。
18時頃、ホテルへ歩いて帰り、昨日オーダーメイドした洋服を受け取った。
夕食はGrabでNHÀ HÀNG NGON(ニャハンゴン)へ。
19時過ぎに着き、10分ほど待ったが、すぐに入ることが出来た。欧米人らしき客と長テーブルで相席で案内されたが、間は2席ほど空けて貰えたので気になることはなかった。
この店はやはり現地スタッフに教えてもらったのだが、「現地で暮らす人が日本人を連れて行く店」らしい。
確かに内装は綺麗でアジアンな雰囲気もよく、注文は写真付きメニューに書かれた番号を伝えるだけ。そのメニューもベトナムの様々な料理が豊富に目白押し、と言った具合なので、正しく観光客向けの店といった様相を呈していた。
なお店内は屋根はあるが壁はない、半屋外のような形なので、エアコン等はない。昼は間違いなく暑いので夕食に行くことを勧める。
チェーというデザートが、タピオカ・ココナッツミルク・芋餡・ゼリー・白玉といった具合で、日本でこれから流行りそうなスイーツに入れるポテンシャルがあると感じた。中身の具材を色々変えて見栄えも突き詰めて改造を続け、最終的には「和風チェー」として白玉ぜんざいが売り出されると思う 。
21時頃、ホテルに戻り就寝。
なおこの日の深夜から次の日の夕方頃まで具合が悪く、若干死にかけていた。
3/2(土) 前半
7時にホテルで朝食を摂り、歩いて8時過ぎに戦跡博物館へ。
日本語の音声ガイドがあるため、展示をじっくり見るなら借りるのが良い。(恐らく持ち逃げ防止のため)借りる際にパスポートを預けることになる。返却時まで音声ガイド用のチケット半券を無くさぬよう注意。
展示の大半はベトナム語と英語のみだが、一部日本の写真家に関する展示のみ、日本語での説明書きがある。枯葉剤などの被害をまざまざと撮影した写真も多く展示されているので、耐性がない人は気をつけたし。
耐性はあるはずなのだがシンプルに前日から体調が悪かったため、備え付けのベンチで死体になっていた私みたいなのもいる。
ホテルに戻り、11時頃に送迎車が到着。荷物を持ってタンソンニャット国際空港へ。ここからはフーコック島へ向かう話となるので、一旦見出しを挟む。
inフーコック島 (2024/3/2〜3/4)
3/2(土) 後半
11時半、タンソンニャット国際空港の国内線ターミナルへ。元々建物が国際線・国内線でひとつだったらしく、国際線ターミナルを新しく建てた際に、旧館を国内線専用としたそう。確かにやや建物がボロっちい。
ベトナム航空のタンソンニャット国際空港13:20発、フーコック国際空港14:35着の便(VN1827)に搭乗。カウンターは国内線ターミナルの中でも一番奥の端(Aカウンター)。
先にも述べたオンラインチェックイン(名前欄の後ろにMR/MSを付けるのを忘れずに)が済んでいれば、さほど待ち時間は無い。
一度国内線ターミナルを出て、道路を渡った向かい側の建物に、ちょっとしたカフェやレストランがいくつか入っている。
ベトナムの有名コーヒーチェーンであるHighlands Coffee(ハイランズコーヒー)もあり、そちらで軽い昼食を摂った。とても細長いバインミーが売られていたのが印象深い。
その後、ターミナルに戻り、手荷物検査へ。これはホーチミンでもフーコックでもそうなのだが、手荷物検査の際に問答無用で靴を脱がされる。厚底でなくてもサンダルだろうがスニーカーだろうが、とにかく靴下(または裸足)で金属探知ゲートを通過させられる。なお、靴は手荷物検査のトレーに乗せて流す。
パスポートを見せ、搭乗口に向かう。1時間ほどのフライトなので、昼寝でもしていれば着く。なお飲み物は出ないので、先にペットボトルを確保しておくと良い。
離島なので当然仕方がないのだが、フーコックで通貨を両替するとかなり高くつく。また、そもそも日本円と交換してもらえる場所が空港内くらいにしかない。現金はホーチミンで両替することを推奨する。
空港からはホテルの送迎バスでホテルへ。15時半頃に到着。
今回泊まった宿はMövenpick Resort Phu Quoc(モーヴェンピック リゾート)。これがもう驚く程に日本人のレビューがない。宿の観光相談カウンターでスタッフに話し掛けたところ韓国人か中国人だと思われた。まあスタッフは皆英語が通じるので、Google翻訳を駆使しながら戦える。
部屋にもホテルやレジデンスなどいくつか種類があるのだが、その中でヴィラ(戸建て)に宿泊した。3人で3ベッドルームとは聞いていたが、文字通りベッドルームが3部屋(ツインベッド2つ、ダブルベッド2つ)あるとは思わなかった。つまり1軒に6人泊まれる。実際隣のヴィラは6人連れのようだった。
シャワールームは3つ(うち1つはバスタブ付き)あるし、トイレは4つあるし、洗面台も4つある。アイランドキッチンがあって、デカいテレビが4つあって、テレビのチャンネルは90個くらいある。二階建てで、あとプライベートプールもある。
ついでにウォーターサーバーもある。
ヴィラにもオーシャンビューとレイクビューの種類があり、我々は後者。レイクと言っても人工池のような具合だが、昼も夜も静かで過ごしやすかった。
しかしお値段がかなり安く、日本円にするとこの値段でここ泊まれるの?嘘でしょ?となる。
リゾートらしく、敷地がかなり広いため、基本的に敷地内の移動はトゥクトゥクを呼ぶ。Mövenpickのアプリがあり、そちらで配車が可能になっている。部屋のテレビに映されていたQRコードで部屋番号と紐付けできる。
ホテルの方に行くと、大きなプールとビーチがある。プールの建物でタオルを借りられ、またビーチには屋外シャワーもあるため泳いでも安心だ。
アクティビティも色々用意されており、毎日15時頃から17時頃まではチョコレートフォンデュを食べ放題というイベントがフロントで行われている。ちょうど宿に着いた時に開催されていたため、果物にチョコをジャブジャブと浴びせて味わった。
ホテルの大プールでは17時半頃に泡プールをやっていた。この辺のイベントは曜日によって変わるようだ。泊まった際にMövenpickアプリを参照してほしい。
一度部屋でシャワーを浴び、19時頃Tin Tin Pizzaという店へ。
本来、Mövenpickアプリでトゥクトゥクを呼ぶ→ホテルのゲートへ→そこでGrab(配車アプリ)を使い車を呼ぶ、という流れを想定していたのだが、その話をしたところトゥクトゥクを運転していたスタッフが代わりに電話で友人の車を呼んでくれた。
どうもフーコック島ではホーチミン以上に、Grabにおけるパイの奪い合いが強いらしく、「友達や家族のやっている車を紹介する」「行きに送ったからメッセージをくれれば帰りも送ってやる」といった行動が度々見られた。またGrab待ちをする人々にも縄張りがあるようで、空港などにはたくさんのGrabおじさんが出番を今か今かと待っていた。
このTin Tin Pizzaへ送ってくれたGrabおじさんも、「食べ終わってからメッセージくれたら迎えに行く」「もし良かったら明日の観光も好きなとこ連れてってやる」といった積極性を見せてきた。
迎えの話はありがたく受けたが、翌日の観光は適当に理由をつけて断った。フーコック島のレビューに、観光タクシーで真珠養殖場に連れていかれ、高値で真珠を買うまで帰してもらえないといった話があったからだ。Grabおじさんが交換したLINEで提案してきた観光ルートにも、やはり真珠養殖場があった。
一応向こうが提示した価格はGrabで考えても妥当だったが、まあ危ない橋は渡らない方が良い。
さて話を戻してTin Tin Pizza。日本語で呼ぶとなんか下ネタっぽくなってしまう店は、わりに宿から近く、かつレビューが600件超えで4.8と異常な数値を叩き出していた。
いざ向かってみれば、店内は半屋外で壁がなく、建物自体は若干ボロっちく、床はコンクリートで雑に固めただけで、店内には犬が徘徊していた。(余談だがフーコック島はリードも鎖もない犬が外をたくさん徘徊している。狂犬病の危険性があるので近づかない方が良い。)
さあやらかしたかと思いきや、店主のおじさんがめちゃくちゃ気前が良い。スパイスがまぶされたピーナッツに、釜で焼きたてのピザと不思議なソースのパスタ、揚げたてでパリパリの春巻き。ワイン置いてないですか、と聞くと「無いけど向かいのスーパーで買ってきていいよ」という緩さ。
これは星4.8の風格。おじさんの子供らしき子達がビールを出すために扱き使われてるけど気にならないくらい美味しい。
パスタはボロネーゼらしいが、ピリ辛でハーブと香辛料を感じた。春巻きは生春巻きの皮を使って揚げたもので、スイートチリソースがよく合う。ピザはシンプルにマルゲリータで、生地はパン生地に近いタイプ。酒もワインこそないがリキュール等の種類が豊富に壁に並んでいたため、恐らく頼めばメニューにない酒も作ってくれる。
いやあ美味しかった良い店だった、とお腹もすっかりくちくなったところで、帰る前に向かいのスーパーマーケット(K+Mark)へ。生鮮品はあまり無いが、酒類やインスタント食品はそれなりに品揃えがあった。
翌日の夕食はヴィラのキッチンで自炊する予定だったため、冷凍のサーモン等を購入。なお、ヴィラには食器や調理器具は一通りあるものの、油や塩胡椒などの調味料類は全くないため、調達する必要がある。
20時過ぎ、Grabおじさんを呼びホテルに戻り、就寝。
3/3(日)
7時半頃、ホテルの朝食会場へ歩いて向かう。ヴィラに泊まっていても朝食ビュッフェはホテルのレストランで摂ることになる。
洋風・ベトナム風を主として種類は大変豊富で、卵も好きな調理方法を紙に書いて出すと、テーブルまで持ってきてくれる。
中・韓の料理も並んでいたため、その辺りの客層は一定数いるのだろう。ちなみに「寿司」と名乗る謎の巻き寿司風の物体もあったが、日本人が見たら大暴れすると思う。
目玉は好きな具材を選んでその場で作ってもらうフォーで、エビやハーブ、肉などを好みでチョイスできる。
朝はわりに涼しいので、朝食は2日ともテラス席を選んだ。ちょうどホテルの大プール、そしてそこから繋がって見えるビーチを眺められる。
9時、バイクを借りる。レンタルバイク店に頼むとホテルの駐輪場までバイクを持ってきてくれる。操作方法も簡単に教えてもらったが、結局公道は走らなかった。
普段からバイクに乗ってる・日本で免許持ってる勢であれば、フーコック島の道路は恐らく走れる。日本と逆で右側通行ということは頭に叩き込まないと事故を起こしそうだが。あと、フーコック島の道路は走れても、ホーチミンの道路を走ることはできない。
10時、ホテルを出る。
フーコック島での移動手段はGrab、レンタルバイクの他に、Vinbus(ヴィンバス)という無料バスが存在する。この時刻表や止まる駅などはVinbusのアプリがあるためそちらを見てほしい(アプリ内で一応マップも見られる)。
Mövenpickではゲートを出て左手すぐの場所に、Vinbusと書かれた四角い大きな看板がある。そこが停留所にあたる。
Mövenpickのゲート側にあるのが空港行きの路線、道路を渡って向かい側(個人商店の前)にあるのがMövenpickより北に位置するVinpearl Grand World (ヴィンパール グランドワールド)行きの路線である。
どうやら動物園・水族館・遊園地等を有するリゾートVinpearl、を経営するVinグループ、が運営している無料バスがVinbus、という訳らしい。
あくまでも空港とVinpearlを繋ぐ路線のため、空港より南に行くことはできない。が、それを補って余りある無料の恩恵である。
バス内は空調が効いており、充電用コンセントもあり、そもそもの本数もかなりの数が来る。路線にもよるだろうが、Mövenpickから空港に向かう路線は10〜15分に1本程度来る感覚だった。
インターネットで調べると「現在、Vinbus は 2023 年末までフーコック島のバス路線を無料サービスする政策を適用しています。」などと書かれているが、少なくとも我々が行った時点では全て無料だった。
Vinbusで一路、国際空港を目指す。国際空港まで無料で行ってしまって、そこでGrabを使えば安く済むだろう、という魂胆である。
この日私たちが目指していたのは島の中でもほぼ南端にあたる、ホムトム島行きロープウェイ乗り場だった。
このロープウェイ(日本人はロープウェイと言いたくなるが、現地の人に伝える時は「ケーブルカー」でないと伝わらないことに注意)、長さ7899mと世界最長を誇る。フーコック島から出発し、ふたつの島を経由してSunworld Hon Thom Phu Quoc(サンワールド)という遊園地を目指す。
遊園地ではあるがエリアの大半がプールなので水着を持っていくのが良い。もちろん我々は忘れた。
さて、私たちは愚かにも空港でGrabを呼んだが、安く済ませたいなら恐らくこれは間違いだった。空港の駐車場代がGrabの料金に加算されてしまうからだ。
机上の空論、後の祭りだが、Vinbusから空港の1駅手前で下車し、そこでGrabを使う方が安上がりだったかもしれない。
とはいえ空港にはたくさんのGrabおじさんが屯しているため、呼べばすぐに乗車できる。乗り場が分かりにくいが、空港の到着出口を出てすぐ正面にあたる場所にたくさんのGrab待ちおじさんがいるので、そこで呼ぶのが良いだろう。
Vinbusでショートカットしたとはいえ、空港からロープウェイ乗り場まではそれなりに距離がある。道中の車窓には、リゾート開発中なのか、それとも資本が集まらずに開発を中断したのかいまいち分からない、リゾートの抜け殻のような建物がたくさん現れる。
ロープウェイ乗り場もまたそんなリゾートの抜け殻のひとつである。イタリアをイメージしたような街並みが立ち並ぶが、その中にはこれといった店が入っているわけでもなく、ただ寂しい伽藍堂の空き家を晒している。
Grabでロープウェイ乗り場に向かうと、途中の小屋でチケットを買うか尋ねられる。ここで買っても乗り場で買っても値段は同じなので、チケットを持っていなければ買って構わない。
やはりこのGrabおじさんも、戻りのロープウェイに乗ったら連絡してくれ、帰りも送る、と伝えてくるのでこれを承諾。
さて、私たちがロープウェイ乗り場に着いたのは11:45分頃だった。ところがこの辺りの時間から、13時過ぎ頃までロープウェイは昼休憩に入る。この時間はロープウェイそのものが動いていないため、チケットを持っていようと乗ることはできない(ちなみにサンワールド駅から帰ることもできない)。
この辺の運行時間はどうも日によって変わるようなので、よく下調べされたし。
1時間以上待ちぼうけを食らった我々だが、抜け殻とはいえリゾート地、ロープウェイに乗らずともそれなりに時間を潰す場所はある。
ロープウェイのチケットにはKiss Bridgeへの入場券、という言葉が記されている。イタリア風の街並みを、ぶらぶら写真を撮りながら海に向かって降りていくと、Kiss Bridgeに入るためのゲートが見つかる。
ロープウェイのチケットを提示すると、海の上に掛かったインスタ映えしそうな橋を歩いて渡ることができる。歩いていくと長い長い橋の中心部に、2つの繋がりそうで繋がらない橋が現れる。これがKiss Bridgeたる所以である。
推測だが、この橋の両側に新郎と新婦が立ってキスをして、ウェディングフォトとか撮っちゃったりするのだろう。知らんけど。後で調べたところそんな具合の写真が出てきたので、まあ正解だと思う。
イタリア風の街並みには抜け殻とはいえぽつぽつとテナントが入っていて、一番海に近いところにはスターバックスも陣取っている。
昼時ということで、ロープウェイ乗り場の方角に戻り、RuNamというレストランに入った。小洒落たパスタと、小洒落たドリンクとを注文。ハニートーストは写真で受けるイメージよりもかなり小さいので気をつけてほしい。逆にパスタはそれなりに量がある。
さて、食べ終わってみるとちょうどよくロープウェイの運行開始時間であった。チケットを握りしめて乗り場へ。
乗り込む際にスピードが多少落ちるとはいえ、安全基準がベトナム式なのでさっさと乗らないと置いていかれかねない。
またかなり高さがあるので、高所恐怖症は目を閉じておいた方が良い。壁は全面ガラスなので逃げ場は無い。
ロープウェイは柱を通る度にガタガタと揺れ、籠内に小さな悲鳴が響く。まあ悲鳴を上げているのは私なんですが。
暑さゆえか、ロープウェイの上部の小窓が開いており、風が吹き込むのも臨場感と恐怖感を煽る。なお長さが長いだけあって、乗車時間は約20分となっている。
ロープウェイの駅をおりるとセクシー衣装で褐色肌のお兄さんお姉さんが、愉快な曲で踊ってお出迎えしてくれる。踊り終わったあとに一緒に写真も撮ってくれた。
前述した通り、このサンワールド、大半がプールのため水着を持ってこないとあんまりやることがない。とはいえ、水着が無くても楽しめるアトラクションも一応ある。
Eagle's Eyeというアトラクションは360°ガラス張りの空間に乗り込み、ゆるやかに回りながらタワーのてっぺんまで上がって、またゆるやかに降りてくるだけのアトラクションである。シンプルだが海やロープウェイなどの景色が一望できるため、写真を撮るにはもってこいだ。
また、ジェットコースターもひとつある。木製だが意外に勾配が強く、かなり捻れるような感覚があるようだ。私は乗らなかったが、同行者が嬉々として乗った。
後は浅めのプールで足だけパチャパチャと浸かり、出口に設けられた土産物屋を強制的に通り抜け、15時頃には帰りのロープウェイへと乗り込んだ。
迎えに来てくれたGrabおじさん(厳密には行きと同じおじさんではなく、彼のbrother。本当に兄弟なのか、英語的価値観のブラザーなのかは不明)の車に乗り込みさあ帰ろう……という訳ではなく、空港から少し行ったところにある、KINGKONG MART(キンコンマート)というスーパーへと送ってもらった。
当初私たちはこのスーパーの存在を知らなかった。行きのVinbusにおいて、多くの人々がこの停留所で降りていくので調べたところ、かなり有名な観光名所らしい。日本で言うとドンキホーテに雰囲気が近く、スーパーマーケットとはいうがなんでも売っている。
昨日のスーパーマーケットとは異なり生鮮食品も豊富で、日本では中々買えない生の熟したマンゴーを購入した。もちろん日本に持ち帰ることはできないので、その日の夕食になった。
他にも夕食用の食材と、お土産として真珠パウダー入り(?)フェイスパックや粒胡椒(フーコック島は胡椒の一大産地である)などを買い込んだ。
帰りはVinbusに乗り、18時頃にホテルに帰還。プライベートプールで少し遊んでから、備え付けのキッチンで夕食を作った。
酒を飲みながらまたプールで遊び、就寝。
3/4(月)
朝7時、ホテルのイベントでヨガをするとあったので参加。特に予約等は不要で、動きやすい服さえあれば問題なし。明るくなっていく海を見ながらヨガをして、丁寧な暮らしを得た。
朝食のメニューは昨日と少し変わっていた。卵料理でエッグベネディクトを選べたので選択。
その後、海と大プールで少し遊ぶ。
海で泳いだ際に何かしらに刺されたのか、腕が腫れてしまった。
プールサイドにいたスタッフに腕を見せたところ、消毒液?で洗われ、最後に「レモン汁を掛けろ」と言われてハァ?となった。朝食会場からライムを持ってきて見せたところ、ライムを果肉ごと腕に塗り付けられ、これでよしみたいな顔をされた。
実際1時間ほどで腫れは収まり、その日の夕方には痛みも腫れもほとんど無くなったのだが、あの療法が何だったのかは未だによく分かっていない。調べたところチンクイ(ゾエア)による刺されが近そうだったが……だからといってその対処法にレモンを塗るなんて言葉は見つからず、謎は謎のままである。
バイクで敷地内を走った後返却(最初の駐輪場に戻すだけ)。
12時にチェックアウトを行う。みんなチェックアウトラッシュな時間帯のせいか、アプリで呼んだトゥクトゥクが全然来なくて焦るが、特に延滞料を請求されたりということは無かった。
チェックアウト後、昨日とは逆方面のVinbusに乗り、Vinpearlサファリを目指した。乗車したVinbusの終点はVinpearlにおけるバスターミナルのような場所で、ここからサファリに行くには1時間に2本程度の周遊バスを待つか、有料のトゥクトゥクに乗るか。
私たちは現金をほぼ使い果たしており、じゃあバスを待つか……と思ったところ、なんと近くにいた台湾人の2人連れが「一緒に乗らないか」と声を掛けてくれた。「キャッシュ無いんです」と言ってもいいよいいよと言われたので、お言葉に甘えて一緒にサファリへ。サファリまでの道は少しの間公道を走り、それから私道に入るのだが、公道の間はやたら怖い。トゥクトゥクは壁がないので、ギュッと中央に固まって乗るのが良い。
サファリ到着後、持ってる全現金(割り勘しても足りないが)をせめて受け取ってもらおうとしたが、いいよいいよ楽しんでねと入場して去っていかれた。あの時のお二方ありがとう。オデ 台湾のひと すき みんな やさしい。
13時過ぎ、チケットを購入してサファリへ。園の手前半分が一般的な動物園、奥半分がいわゆるサファリパークになっている。
サファリ部分はVinbusを改造したようなバス(雰囲気的には綺麗な市民バス、一応入口には南京錠が掛けられる)に乗って回る。
英語で解説が入るが、まあ大して聞き取れなくても面白い。虎、クマ、ライオンの群れ、サバンナゾーンではダチョウやサイやシマウマやキリンが見られる。大体20分程度でぐるっと回って戻ってくる形になる。
サファリから出て少し歩くと鳥園があるが、日本では見かけない南国の鳥がドーム内にたくさん放し飼いにされており、中々圧巻なのでオススメ。わりに近づいても逃げない。
色々な動物を見ながら動物園内をぶらぶらとして、15時過ぎに退園。
今度は周遊バスを待って、Vinpear(Grand World)へ。この到着したGrand WorldからMövenpickまで戻るバスに乗るために、さらに2度乗り換えが必要となる。
いずれも値段は無料だが、乗り換えが正直意味不明で、その辺にいるスタッフはあまり頼りにならなかった。というか隙あらば有料トゥクトゥクに乗せようとしてきた。
Grand Worldは遊園地の入口(雰囲気としてはディズニーランドの前)のような駅で、まずそこで降りることになる。次に乗ったバスからさらに次の駅(駐車場のような雰囲気)で降りて、しばらく歩くことになる。
Vinbusのアプリからマップに現在地を反映させて、乗りたい路線の乗り場を目指すのが1番たどり着きやすい。
なんだかんだ悪態をつきつつ、16時半頃にホテルに帰還。ついでにチョコレートフォンデュも食べる。
事前にMövenpickアプリのチャットで尋ねておいたところ、チェックアウト後でも無料でシャワーを浴びたりできる場所があるとのことで、そこへと向かった。ホテルの2階、エレメントスパのさらに奥で建物の端に当たる場所にラウンジ(M Lounge)があった。あまり知られていないのか、他に人はいなかった。
シャワーを浴び頭と身体を洗い(ドライヤーは無いのでタオルドライ)、着替えたり荷物を整理したりで、18時前にフロントへ。
予め18時の送迎バスを予約しておいたため、そのバスに乗って空港へ向かった。
ベトナム航空のフーコック国際空港20:30発、タンソンニャット国際空港21:45着の便(VN1834)に搭乗。
やはりオンラインチェックインは済んでいたため、荷物預けのみでスムーズに済んだ。
夕食は手荷物検査後に食べた。外にもあるが、中も大して変わらない、というか手荷物検査後の方が若干飲食店が豊富である。ただしいずれも19:30〜20:00頃には店が閉店してしまうため(ホーチミンも同様)、ここで夕飯を済ませた方が良い。
1時間のフライト後、ホーチミン着。ここから国際線ターミナルへ行き、出国検査を行う(乗り継ぎなので荷物はそのまま。日本に帰るまでに必要な荷物は手荷物へ)。
出国検査も手荷物検査も異常に並ぶので、時間に余裕を持って気長に待つしかない。
乗る便はベトナム航空のタンソンニャット国際空港00:20(現地時間)発、成田空港07:45(日本時間)着の便(VN0300)。
つまり手荷物検査が終わって1時間以上は搭乗口で暇を潰すことになった。眠い目を擦り擦り、どうにか搭乗。
約5時間のフライトの間、日本時間5時(ベトナム時間3時)とかいう意味不明な時間に機内食が出てくる。和洋が選択可能で、和の方には行きと同じく米にパンが付いてきた。
以上で3/5(火)、朝8時に帰国し、日本の水の美味さを噛み締めました。
フーコック島を旅行するにあたって
とにかく交通手段を把握することが重要。
特にVinbusとGrabのアプリは絶対に入れておいた方が良い。
Vinbusは北端↔中心部(空港)までしか行き来できないデメリットはあるものの無料、Grabはどこでも行けるが有料。
この2つを使い分ければ行けない場所は無い。
なおフーコック島では「帰りも送るからメッセージをくれ」のような個人取引が多いが、これは最終的に現金で払うことになる。現金が枯渇している場合はハッキリ断ってGrabを改めて呼んだ方が良い。
あまり現金を使わないと思い両替を控えた結果、個人取引Grabで持っていかれ最終日に現金がほぼ無くなるという事態に陥った。
また、個人取引でボッタクられることは経験しなかったが、アプリを介さない以上、やはり真珠養殖場に連れて行って真珠を買わせる、相場より高い運賃を要求される、といった事も考えられる。可能なら、なるべくGrabアプリを使って個人取引は避けるのが好ましいと考えられる。
あとロープウェイに乗る時はちゃんと動いている時間を調べて、水着を持って行ってほしい。多分その方が100倍楽しい。
今回の費用だが、航空券(日本→ホーチミン→フーコック→ホーチミン→日本)が1人約16万円。
ホテル代を除き、現地で使ったお金(食事代・チケット代・Grab代・お土産代など)が1人約3万円ちょい。
ということで、現地の物価が非常に安い事が分かると思う。円安の現在でこれなので、まあ欧米人とかはあんまりにも安くてウハウハだろうな……といった感じ。
今回行った場所以外に胡椒農園やココナッツ収容所など、著名な観光地もたくさんある。
行こう!楽しいぞ!フーコック島!
そしてインターネットに情報を刻もう!
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