赤面症とチークと私
「私、赤面症なんです」
これは間違った用法です。いや、人によってはあっているんですが。
赤面症という言葉聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
読んで字のごとく顔が赤面する症状を持っている人の事。そうじゃないんです。
これまで生きてきて初めて赤面症って調べみると、大変なことがわかりました。
赤面症:赤面症とは赤面した顔を他人に見せることを極端に恐れる症状をいいます。 誰かと会うときに非常に緊張し、顔が赤くなるということは誰にでも起こり得ますが、その赤面した顔を見られるのがすごく恥ずかしいと思い、次第に人と関わることを避けてしまう対人恐怖症の中の一つといわれています。
なるほど、赤面症って対人恐怖症なのか。
そう思うとなんだか大きな問題のように感じてきてしまいます。
「え、大丈夫?顔真っ赤だよ?」
私は人に心配させるほど顔が赤くなる”体質”です。
運動すると顔に熱が集まり、ひどく熱くなる。そしてその熱が抜けません。
運動すると具合が悪く見えるほど赤くなります。それでもまだ周りの人も赤くなるから大丈夫でした。
一番いやなのは人の前に出て発表するときに真っ赤になることです。
自分の意見は頭の中にたくさん浮かぶのですが、前に出るとこの顔をさらすことになる。そうやって思いをくすぶらせることが多い人間でした。
もし同じ経験ある方がいたら、自分の中で加速していってしまう嫌悪感があることに共感してくださるのではないでしょうか。
自分の顔に熱が集まっていることを感じる、それを感じて自分の顔が赤くなっていることを知る、そのせいで緊張しさらに顔が赤くなる。
「顔が赤くなるなんてかわいいじゃん」
その言葉に励まされることはほとんどありませんでした。嫌味ではない、それは分かっているしありがたい優しさをいただいていたと思います。
でも、そうじゃないことは客観的に知っている。そんなときの慰めの言葉を素直に受け取れる人間になれないのは私だけではないはず。
そんな私の一つのあこがれはチークをかわいく使うことです。
こんな赤い顔にチークなんて使えない。だけどぽてっとしたチーク顔可愛いですよね。
ちなみにですが、女の子の絵を描くとき、もし色を付けるならぜひチークをつけてあげてください。
おすすめは水彩絵の具か色鉛筆を使う事。
がっつりではなく、ふわりと自然な色合いにすることがポイントです。
真っ白なお肌も可愛いですが、目元のあたりにふわっと色を載せるとすごくかわいくなります。
コンプレックス、そう認識した初めての自分の一部ですが、赤面症とまでは言えないのか。こういう時簡単に言うにはどうすればいいのでしょうか。
リンゴ病、かわいくないですか。
ダメですよ騙されてます。
それ「伝染性紅斑」です。医学的にはね。
最後までこんなしょうもない話を読んでくださったあなたに明日リンゴ病の豆知識を披露しても滑らない魔法をさずけましょう…。
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