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【古着】映画「キャデラック・レコード」100万円を超えるビンテージ古着が登場(シャンブレーシャツ、A-1ジャケット、キャスケット)

映画「キャデラック・レコード」は1950年代のシカゴが舞台。伝説の「チェスレコード」から黒人音楽を世界に広めた人々を描いた作品です。

この映画では100万円を超えるビンテージジャケットが登場します。ここまで高額なアイテムはなかなか見られる機会はないので、そのアイテムだけでも見応えあると思います。

今から古着たちが登場するシーンとアイテムを見ていきましょう。

チンスト付き シャンブレーシャツ:過酷な労働者を風と埃から守った

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男性が着てるシャツは、シャンブレーシャツです。

今はファッションアイテムとして着られてるシャンブレーシャツ。当時は労働者の仕事着として使われていました。

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男性の首元をよく見ると、長方形のストラップが付いています。このストラップを古着好きの間ではチンストと呼びます。

チンストは年代判別をするときのポイントの一つ。20年代から40年代までのシャツに見られます。

もう少し古いワークアイテムについて知りたい方がいたらライトニング別冊「ヴィンテージの教科書 - Amazon」に詳しく載っているので、チェックしてみてださい。

30年代 A-1ジャケット:軍物からファッションアイテムへ

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男性が着てるジャケットは、A-1 レザージャケットです。

A-1 ジャケットは1927年にアメリカ軍のAAC(アラスカ航空軍団)に採用されたもの。この映画のジャケットは、軍物のデザインをもとに、ファッションとして作られたアイテムになります。

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数あるA-1ジャケットの中でも珍しい作りになっており、もし古着屋さんで販売されるとしたら間違いなく100万円を超えるアイテムになります。

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腹リブと袖リブがよくみるボーダーではなく、格子状になっている。

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裏地が単色ではなく、柄になっています。しかもボタンをよく見ると、リバーシブルに。

21年間ビンテージ古着を見てきて、ここまでディティールが揃ったジャケットは見たことがありません。

私も古着屋さんでこのジャケットを目撃をしたら、100万円を超えても絶対に購入します。

キャスケット:布を縫い合わせ帽子にした

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男性が被ってる帽子は、キャスケットです。

当時はブルーワーカーと呼ばれる肉体労働者が愛用していました。そのため、アメリカの古い映画や写真を見ると、労働者が被っているシーンをよく見られます。

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ビンテージのキャスケットは、縫製の技術が発達していなかったため、布を縫い合わせる部分が多く8枚の布を縫い合わせて作られていました。8枚合わせる布の部分の一つをはぎと呼びます。

いかがだったでしょうか?

古着好きの間ではレアなアイテムが続々と登場したのではないでしょうか。私としてはやっぱりA-1ジャケットが外せません。この映画を見てすぐに、アメリカで有名な西と東のディーラーに問い合わせたけど、情報が集まらなかったのを思い出します。

映画「キャデラック・レコード」に興味が出た方は、ぜひご覧になってみてください。


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