【古着】OG-108ウールシャツの年代の見分け方【ヴィンテージ】
ヴィンテージのOG-108ウールシャツは、ポケットや襟などの形状に大きな違いはなく、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。味が出ているから古そうかな? と思い購入するも......。
今回は、21年間ヴィンテージ収集してきた私が、OG-108ウールシャツ(ヴィンテージ)の見分け方のコツを書いてみたいと思います。
OG-108ウールシャツ(ヴィンテージ)とは
ヴィンテージのOG-108ウールシャツは1950年の朝鮮戦争でアメリカ軍の兵士に支給された防寒用のウールシャツです。この頃の防寒着はM-51フィールドジャケットやM51フィールドパーカーが使われていました。しかし朝鮮半島の強い風と寒さから兵士を守るにはM51シリーズだけでは難しく、インナーとしてOG-108ウールシャツが開発されました。素材は昔のアメリカ軍で使われていたブランケットに似ていたため「ブランケットシャツ」とも呼ばれています。マリリン・モンローが兵士を激励するために朝鮮半島を訪問したときに、フライトジャケットのB-15Cの中にOG-108ウールシャツを着ていたことでも有名です。
素材がウール85%・ナイロン15%( 50年代 )
レア度:★★☆☆☆
50年代(前期型)までのOG-108ウールシャツは、素材がウール85%・ナイロン15%になっています。50年代(後期型)になると、素材がウール80%・ナイロン20%に変わります。朝鮮戦争が終わり防寒用インナーからシャツだけで着るようになり、丈夫で速乾性に優れた化学繊維が使われるようになったのでしょう。私はOG-108ウールシャツを汚してしまい、家の洗濯機で洗ったら、縮んでしまい袖が短くなり呆然としました。でも、ディアボーテにつけたら、袖の長さが戻りふたたび着れるようになったので、オススメです。
ヨークが付いている(50年代 )
レア度:★★★★☆
50年代(前期型)までのOG-108ウールシャツは、背面にクロスのヨークがついています。ヨークはステッチではなく、当て布になっています。銃や荷物など肩にかけて運ぶときに、シャツが傷まないようにつけられました。
プリーツが入っている( 50年代 )
レア度:★★★☆☆
50年代(前期型)までのOG-108ウールシャツは、背面の裾に2本のプリーツが入ります。シャツ一枚で着るというよりは、ジャケットのインナー用に作られたため、プリーツを入れて身体にフィットするようになっていました。
着丈が短い(50年代 )
レア度:★☆☆☆☆
50年代(前期型)までのOG-108ウールシャツは着丈が短いです。シャツ一枚で着るよりも、ジャケットのインナーとして着るため、着丈が短めに作られました。
ミルスペックが生地に書いてある(50年代 )
レア度:★☆☆☆☆
50年代(前期型)まではミルスペックが襟付近の生地にが書かれています。50年代の中頃になると、生地に書かれていたミルスペックは擦れて見えにくくなるためか、白タグが付けられるようになりました。
襟先が長い(50年代〜60年代)
レア度:★★★☆☆
60年代までのOG-108ウールシャツは襟先が長いです。兵士が朝鮮半島の強い風から身を守ために、長い襟を立てていました。
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