【古着】映画「ターミネーター」80年代らしいアイテムが続々登場(ナイキ バンダル、 GUESS デニム、M-65フィールドジャケット)
映画「ターミネーター」は1984年にアメリカで公開された機械と人間の抗争を描いたSF映画。ターミネーターシリーズの1作目になります。
ターミネーターと聞くと、人造人間が登場するなど近未来を想像します。
近未来映画といっても今から37年前の作品なので、古くさいように思ってしまいます。しかし80年代の独創的なアイテムたち「ナイキ バンダル」「GUESS デニムパンツ」「だまし絵Tシャツ」は今でも見劣りせず、新鮮な感じすら与えてくれます。
今から古着たちが登場するシーンとアイテムを見ていきましょう。
ナイキ バンダル:ストラップが特徴的
ナイキのストラップが付いているスニーカーは、ナイキ バンダル。
映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」にもナイキ バンダルが登場しました。バック・トゥ・ザ・フューチャーは1985年の作品。ほぼ同時期の作品に、バンダルを登場させるなんて、ナイキの力の入れようが感じられますよね。
ストラップが特徴的なバンダルですが、古着屋さんでは取れているものが多いです。おそらく当時の人は、実用的でないストラップを外して履いていたのではないでしょうか。
GUESSのデニムパンツ:Bboyが愛用したブランド
女性が履いてるパンツは、GUESSのデニムパンツ。
リーバイスなどの有名なブランドはタグ(パッチ)が腰につきますが、GUESSはお尻のポケット部分につきます。パンツのデザインもテーパード(細身のシルエット)が主流の時代に、太いシルエットのものを多く作っていました。
90年代になるとBboy系ファッションが流行。大きめなスウェットと、太めのパンツを合わせるスタイルの若者が続出し、その際に使われたアイテムがGUESSのパンツになります。
私もBboyが流行ったとき、大きめなスウェットを着て、たまにスウェットから見えるGUESSのタグをチラつかせながら歩いていました。
M-65フィールドジャケット:世界的ブランドも認めたデザイン
アーノルド・シュワルツェネッガーが着てるジャケットは、M-65フィールドジャケット。
M-65フィールドジャケットのデザインを生かし、スタッズやチェーンを巻きつかせたパンクロック調に改良されています。
このジャケットは70年代までは、軍服の状態でヒッピーなどの若者に着用されていました。80年代に入ると画像のようなM-65の原型を生かし、アレンジしたアイテムが色々なブランドから登場します。今では世界的ブランドのルイ・ヴィトンから販売されるほど有名なデザインになっています。
USアーミー AG-274レインコート:軍物だけどスタイリッシュ
男性が着てるロングコートは、USアーミーAG-274レインコート。
映画「ランボー」のラストシーンにもこのコートが登場します。
ベトナム戦争の際に使用されたレインコート。戦場であまり使用されなかったのか、古着屋さんで見かけると、状態がいいものが多いです。
このコートは画像からも分かるように、身体にフィットする作りになっています。着用した際もロングコートですが、シルエットを崩さず着こなせます。古着市場ではあまり知られていないので、古着屋さんに置いてあれば7,000円くらいで購入できます。
だまし絵Tシャツ:独特なデザインが面白い
シュワルツェネッガーの後ろに立っている男性が着てるTシャツは、だまし絵Tシャツ。
だまし絵Tシャツは画像のように肋骨や、医者の制服などがTシャツに描かれているアイテムになります。古着では70年代から80年代のものをよく見かけます。
アメリカらしい古着ですが、高くても5,000円くらいで購入できます。色々な柄があり楽しめるので、私のコレクトアイテムの一つになります。
いかがだったでしょうか?
80年代らしいナイキのバッシュにストラップがついたり、M-65にスタッズがついたりなど自由な発想なアイテムが古さを感じさせず、とてもカッコよかったですよね。ファッションでも大きめな上着と、細身のパンツの組み合わせが今っぽくて参考になります。個人的には年甲斐もなく、GUESSのパンツにティンバーのブーツを合わせストリートファッションがしたくなりました。
映画「ターミネーター」に興味が出た方は、ぜひご覧になってください。