【古着】映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」70年代を象徴するアメリカ古着が登場(ラングラー 24MJZ、CHAMPION Tシャツ、A-2)
映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」は1969年にハリウッド女優がカルト集団に殺害された事件を、ハリウッドの名監督タランティーノが描いた作品です。主演をハリウッドの名優ブラッド・ピットと、レオナルド・ディカプリオが努めています。
この映画では70年代ごろのアメリカ古着が続々と登場します。その中でもリーバイスやLeeではなく、ラングラーのGジャンを着こなすブラピの姿や、フライトジャケットの定番A-2を羽織るレオの姿も見ることができます。
今から古着たちが登場するシーンとアイテムを見ていきましょう。
ラングラー 24MJZ:カウボーイの仕事着
ブラッド・ピットが着てるジャケットは、ラングラー 24MJZです。
ラングラー ジッパータイプのGジャン(11MJZ)のセカンドモデルになります。
ラングラーのGジャンは、他のブランドとは異色でカウボーイたち仕事着として作らました。そのためハンドウォーマーが早くから取り入れられたり、ジャケットの内側にゴムバンドをつけたりと作業をしやすくする工夫がされています。
どうしてもゴムは劣化をするため、ビンテージの24MJZが見つかっても、ゴムバンドの部分が切られていたり、ボロボロになっていたりしているものが多いです。
私もラングラーの11MJZを所有しています。ゴムバンドが劣化しないように、衣類用の圧縮袋に入れて12年くらい保管していますが、買った当時の状態をキープしているので、飲み会の戦闘服として活躍してくれています。
70年代 CHAMPION Tシャツ:アメリカのバイクを支えたプラグメーカー
ブラピが着てるTシャツは、CHAMPION Tシャツです。
チャンピオンといえば、目付きロゴのスポーツメーカーを想像すると思います。しかしこのTシャツはバイクのハーレーなどに使われているプラグメーカーのチャンピオンプラグのものになります。
当時はプラグの広告用として作られました。今日ではロゴがとてもカッコいいため、アメカジブランドがロゴのデザインを真似てTシャツを作っています。
40年代 A-2 フライトジャケット:兵士たちに愛されたジャケット
レオナルド・ディカプリオが着てるジャケットは、A-2フライトジャケットです。
このシーンはどこかで見覚えがある方もいるのではないでしょうか。そうです、マックイーン主演映画「大脱走」のワンシーンです。A-2の中に少し色褪せた60年代ごろのラグランのスウェットの組み合わせがカッコいいですよね。
ジャケットの左胸に長方形のレザーがついています。そこにはジャケットの持ち主の名前が書かれています。当て革をしてまで、軍の支給品に名前をつける行為は他のフライトジャケットではあまり見られません。革にホースハイドや、インナーにシルクを使用するなど高級な作りになっているため、戦闘服ですが大事にして着用したのではないでしょうか。
左肩のエアフォースマークが綺麗に入っています。ほとんどのビンテージのA-2はマークが消えているものが多いのです。ただの軍のマークですが、入っているだけで値段は高騰します。
世田谷ベースでも有名なアメカジ好きの大物芸能人所さんも、好んでエアファースマークがプリントされているTシャツを好んで着てますよね。
バラクータ G9:名優マックイーンが愛したジャケット
レオが着てるジャケットは、バラクータ G9です。
このジャケットを一躍有名にしたのは、有名なカメラマンが撮ったマックイーンのプライベートな姿を収めた写真集「STEVE McQUEEN」の表紙になったのがきっかけです。
マックイーンはプライベートだけではなく、映画「華麗なる賭け」にもバラクータ G9を着て出演するなど、このジャケットへの愛が感じられます。
いかがだったでしょうか?
ハリウッドの2大スターのブラピと、レオのアメカジスタイルがカッコ良すぎて、意味もなくA-2を羽織ってみたり、アロハを着てみたりしてのではないでしょうか。私もその一人です。
何気なく着ているブラピのファッションは、カウボーイと、バイクスタイルを合わせたファッション。レオの名優マックイーンを意識したファッションはアメカジを楽しむ上でとても参考になりますよね。
映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」に興味が出た方は、ぜひご覧になってください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?