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【古着】N-3Bフライトジャケットの年代の見分け方【ヴィンテージ】

ヴィンテージのN-3Bフライトジャケットは、年代によってのポケットやフードの形状などあまり違いがないので、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。生地が変色していて古そうかな? と思い購入するも......。

今回は、21年間ヴィンテージ古着を収集してきた私が、N-3Bフライトジャケット(ヴィンテージ)の見分け方のコツを書いてみます。


N-3Bフライトジャケット(ヴィンテージ)とは

ヴィンテージのN-3Bフライトジャケットは、48年から70年までに作られたUSAF(アメリカ空軍)の搭乗員用のジャケットです。最初は搭乗員用に作られたのですが、アラスカなどの極寒地で戦うパイロットに愛用されるようになりました。ジャケットのデザインは、今でも寒冷地用のジャケットによく使われていることが多く、完成度の高いものと言えます。

クラウンジッパー(50年代)

レア度:★★★☆☆

50年代のN-3Bフライトジャケットには、クラウン製のジッパーが付いていました。60年代になるとコンマ製のジッパーに変わります。クラウン製のジッパーは壊れやすいためか、ジッパーが変えられているものがあります。クラウン製のジッパーは開閉を繰り返すうちに動きが悪くなり、ジッパーが壊れるのではと、心配になりタンスの奥へ。でも、このペンタイプの556を使ってからは、ジッパーがヌルヌルになったので、ジッパーが壊れるかも、という心配から解放されN-3Bをガンガン着れるようになりました。

ボックスタブ(50年代)

レア度:★★★★☆

50年代のものには、酸素マスクをとめるために付けられた長方形のボックスタブが付いています。60年代になると、地上整備員が着るようになったため、酸素マスクをとめるボックスタブは外されました。

表地がナイロン(50年代〜60年代)

レア度:★★☆☆☆

50年代から70年代までは表地にナイロン素材が使われていました。70年代になると、耐久性と耐火性にすぐれたコットンナイロン素材に変わります。私が持っているN-3Bの表地はナイロン素材です。

フードにコヨーテファーが付いている(50年代〜60年代)

レア度:★★☆☆☆

50年代から60年代までは、フードのまわりにコヨーテファーが付いています。70年代になると、新しい素材の化学繊維のファーに変わります。

インターライニング(中綿)がコットンウール(50年代〜60年代)

レア度:★★☆☆☆

50年代から60年代までは、インターライニング(中綿)にコットンウールが使われていました。74年から軽くて暖かいポリエステルのものに変わります。

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