思いのままに

何を書こうかまとまらないけれど、吐き出したくて書く。

毎日ように何度も何度も流れてきて、毎朝毎晩見るに・聞くに耐えない言葉を見て読んで聞いている。
それを自分が応援している人たちも見ているのかと思ったら、私よりも何十倍も何百倍も多い数の言葉を浴びてると思ったら、苦しくて仕方ない。


まず、そもそも。
どんな事情があったとしても、自分の欲のために誰かを傷つけるなんてこと(ましてやそれがまだ幼い子ども相手であること)は決して許されるものではない。二度とあってはならないし、とことん救済のための措置を取るべき、としか思わない。
どんなことがあっても許されない、母体がなくなったとしてもやむを得ない。誠意と覚悟を持ってとことん向き合うしかない。
本人がいないからと言って分かりませんで終わらせることもできない。一人ひとりの人生をめちゃくちゃにした事実を受け止め、一生かけても償わないといけない。それが会社として社会として取るべき態度。


それとは別に。
ずっと感じている違和感の所在がどこなのか、を考えていたけれど、


なぜ、当時子どもだった人たちが前に出てきているのだろう。
なぜ、当時子どもだった人たちに憧れて入ってきた人たちが今夢を持って頑張る人たちをケアしないといけないのだろう。
なぜ、今も頑張り続けている人たちを笑い物のように晒した人たちは咎められないのだろう。
なぜ、ずっと黙っていた人たちは手のひら返しで糾弾しているのだろう。

この繰り返し。

自分が夢見て憧れて入った場所を、
エンターテイメントの楽しさもしんどさも難しさも幸せも全部教えてくれた人を
全て否定しないといけない(立場にいる)彼らを誰が守ってくれるのだろう。
その時の・今の自分たちをも否定することになりかねないのに、それでも尚彼らがそこに立ち続けなくてはならない(ような空気である)ことをなぜ誰も止めないのだろう。守ろうとしないのだろう。
そのくらい異常な環境、世界を作っているのは、その当時も今も大人である人たちなのに。

それから、

頑張る人たちのことを名指しで中傷したり晒したり暴露したりしてた人は、なぜ今は涙を流せるのだろう。
もしその言動すらも苦しんだ(傷ついた)自分の心を守るための手段だとしても(全くないとは言い切れない)、それは致し方ないよね、で終えられるものなのかな?
中傷され晒された時も今も歯を食いしばって踏ん張る彼らの心は?どうなってもいいのか?
そういうところまで踏み込んでとことん対応しないと、言ったもん勝ちでお金で解決したらオッケーにならない?
それが本当の救済になる?謝罪になる?
人柱のように所属している彼らを盾に、内側からも外側からもズタズタにされていくのをどんな気持ちで見たらいいのかわからない。
たくさんの利益を得たはずの人たちは一斉に背を向けて追い込んで何がしたいのだろう。


とことんずっとその繰り返し。
加えて今月の会見。起こって欲しくないことが起こってしまった(というか前回からもその予兆はあった)
正直なところ褒められる謂れはまるでない。むしろ危うさしかない。素晴らしいことを言った(やったとも思わない。)適切だったかと問われたらNOと言える。そしてそれを拍手して讃える空気も怖すぎる。


それなのに、なのに、よ。
なぜ、彼個人がまるで化け物のようにメッキが剥がれただの、昔からそんな気配があっただの、支配しているだの、人格を否定されないといけないのか、そこについてはとことん理解に苦しむ。

そもそも、彼が、彼らがそこに立っていること自体が異常で、おかしいということをなんで誰も言わないのだろう。(気づいてても言わないってそれこそこれまで隠し続けてきた今回の話と同じことの繰り返しでは?)


だからタレントを前に立たせることがなにより嫌だった。たとえ本人たちが「やります!」と言ってたとしても、犯罪の渦中にいた(子どもだった)人たちに冷静な会社としての判断なんてできるわけがない。できたとしても、どこかでボロは出る。それこそメッキが剥がれる、ってことになる。

んで、結局のところまた、タレント個人に帰着している。
〇〇さんはこういうところがある、こういうところが昔からあったよね。がエンドレスで流れてくる。

彼を責めないで欲しいと言いたいわけじゃない。
そういう立場に立った以上は、然るべき態度が取れるようになるべきだろ、は、ごもっともな意見である。
あるけれども、そもそもそんな人を前に出していること自体がおかしな話で、逃げていった大人たちは何をしているの?好感度を武器にしてるのは隠れている人たちや煽っている人たちの方でしょ?本人がそんなこと望んでなんかいないよ。
小賢しくて計算的だって?好感度を使ってその場を支配してるって?トーンポリシングだのなんだの、言いたい放題。
ルール守る云々を加害者が言うな、と言うなら、拍手してる人たちはなんなの?それを記事にして賞賛を煽ったメディアはなんなの?そのルールすらおかしいというなら、彼個人の話ではないでしょうよ。

できないんだよ、無理なんだよ。
能力の話じゃなくて、そもそもの認知が歪んでいる中で育てられた人たちに過去の自分や仲間や歴史を否定するなんてこと、たった数ヶ月でできるわけがない。
ましてや彼は(彼らは)今も一緒に働き続ける人たちがいて、その人たちを守らないといけない立場にもある。その両輪を回すのはあまりにもアンバランスで、そりゃ傾いて倒れる。
彼らだって一度冷静にカウンセリングを受けるべき立場にある。大人になったからってそれは変わらない。

本質がズレて視界が歪みすぎていて、やればやるほど、話せば話すほどどんどんおかしな方向に流れていくばかり。

こうやってずっとこれからもいろんなことを言われ続けて前に立ち続けるのだろう。
そういう立場だから仕方ないと割り切ることは、正直私にはできない。


ってところまで書いたけど、結局は自分が彼の(彼らの)ファンである、という時点でなんの意味もなさないな、というところに落ち着いてしまう。盲目だと言われたらもう何も言えない。


でも、それでも、できることなら、自分や家族の人生を考える人に戻してほしい。好きなことを精いっぱいやり切れる環境を返してほしい。


それすらもファンのエゴであり、それを願うことすらも許されないのだということもまたわかっている。
いや、わからなきゃいけないと思っている。
そうやって毎日必死に言い聞かせながら、それでも大好きな人たちが健康に日々を送れることをどうしても願ってやまない自分がいることもまた事実である。

#思いのままに

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