
日本古来の走り方とワラーチとナンバと私
一番備忘録に残しておきたい、ワラーチでの動き方。
まずはナンバと2軸歩行について、改めてイメージをアウトプットしてみます。
2軸歩行とは、袴をはいたような状態で前に進むイメージ。体幹を中心に捻って動く1軸に対し、右半身と左半身とを分けて動くうごきです。
この時に骨盤は左右方向に捻れることはありません。
参考までに理想とされるウォーキングとの対比です。

(右肩、左肩、右足、左足を点で表現しました)
あきらかに1軸での移動はシューズ(かかとにクッションがある事)が前提であり、ワラーチなどベアフットの動き方ではありません。
さらにいうとかかとは元々ブレーキの役割を果たすもの。かかとである意味ブレーキをかけながら移動を力でもってくるというロスが多い移動法です。
また、クッションでかかとへの衝撃を止めたとしても受けた力は必ず体の上の方に向かっていきます。膝、股関節、腰・・
ロングウォークを靴でしていた時にこの方法を実際行っていました。練習を積めば積むほど別の個所が痛んだりしたものです。
ロスなく、効率的に走るため色々と調べて、自分自身を実験台に実践してきましたが、最終的に行き着くのは「ナンバ」というキーワードでした。
2軸歩行かつ、昔の日本の歩き方、飛脚の動き、忍者走り(は少々違う気がします)などなど、少し調べればネットで出てくるのですが、どうしても自分にしっくりくる回答がなく、一番しっくりくる説明は、”振り出される足と逆足の肩が前方へ動き、さらに肩は下方向へ引き込まれる”という古武術の甲野善紀先生がyoutubeで言及された動きになります。
ちょうど別の人が動画であげていたのでこんなイメージで走るようになりましたという感じで。
2.22追記 どうもこの動きが一番近くなっている気がします。
神足歩行術の路千鳥。ちょうど江戸走りを再現された方がいらっしゃるようで、参考に載せてみます。(ちなみにピッチが速すぎるためここまで体を前傾にできません。もうすこし鍛えればここまでなれるのだろうか)
この動きを基本に走るために自分なりにアレンジしていますが
さほど違いはないと思います。


この動きだと、ほぼミッドフット(中足部)か、筋力が整えばフォアフット(前足部)接地で動き続けることができます。
しかも、慣れれば楽。体捻らないしね。
疲労が少なく動けるのも実感できます。
なので、実感としてはもっと長い距離の方がワラーチ+ナンバには向いていると思います。
以上、また明日以降に