【米雇用統計ゲッター】指をくわえて見ているだけだった祭に、参加できる!
以前から気になっていたEAを採点してみました。
名称 : 米雇用統計ゲッター
開発者 : しがないあらさー
価格 : 15,000円(税込)
販売プラットフォーム : GogoJungle
推奨通貨ペア : USDJPY/EURUSD
必要証拠金 : 1万円以下から運用可能
公式ページ : 米雇用統計ゲッター(GogoJungle)
データ採集日:2024年10月5日
米雇用統計ゲッター のスコア 69点 = B級(購入に向けて様子見できる)
スコアの評価基準はコチラ↓の記事をご参照ください。
総評:初心者でも雇用統計祭りに参加できる。損切り早めでリスクも小さめ
アメリカ雇用統計のような経済指標のタイミングでトレードをするのは、大きな利益を見込める反面、大きなリスクを伴います。
指標での値動きを熟知したトレーダーでなければ、はっきり言って、脳汁ドバドバのギャンブルイベントです。
なので、基本的には、初心者トレーダーは静観するべき相場ですね。私も、そうです。例え勝っても追撃してしまって負けるので、結局損で終わるのが常のこと。
しか~し、なんと!このEAで雇用統計トレードに参戦することができてしまうではありませんか。脳汁が出て手を出してしまいそうなら、いっそのことEA任せにして就寝してしまいましょう。
このEA「米雇用統計ゲッター」は、フォワード実績を見てもそれなりに勝てているようですね。素人が下手に裁量で手を出すより、よほど安全で確実です。
特に今の時期は、大きな値動きが予想されます。
アメリカ大統領選挙に向けて、「政権」への忖度で経済指標と実体経済(市場の予測)がかけ離れて相場が大きく動きそう。また、政権交代の後にも指標値を適正に修正する過程でまた相場は混乱しそうです。
これはもう、よほどの大局観がなければ上か下かの予測もできないので、EAに任せてうまいこと利益を抜き取って欲しいところ。
さて。
EAとしての採点結果は69点。購入を検討しても良いレベルです。
それでは、どのようなデータが優れているのか、確認していきましょう。
まず、フォワードの期間が2年以上を経過していますね。取引のタイミングが少ないのは仕方ないとして、2年以上もきちんと成果を出しているのは、しっかり雇用統計に対応したロジックに仕上がっていることが証明されていると思います。
0.01ロット換算で最大ドローダウンが3600円というのも、嬉しいデータ。低リスク・低予算で始められますね。
バックテストと比べてフォワード期間の値動きが激しいのか、利益幅もリスク幅も一桁違います。
そして、勝率も大きく差があります。
バックテストは若干だけ損小利大で高勝率。
フォワードは、平均利益が平均損失の3倍以上もあるかわりに、勝率がまあまあとなっています。
このパフォーマンスの差は、ちょっと気になりますね。傾向が違いすぎる。
いずれにしろ、逆行した時の損切りが早いのか、FWDもBTも損小利大が素晴らしいので、「平均損益評価」の項目で8~9点という高得点を得るに至りました。
以下、続きは「その他の評価ポイント」でもっと解説します!
その他の評価ポイント
☆ 異色のEA。ポートフォリオに加えやすい(加点2点)
このEA「米雇用統計ゲッター」の他に、雇用統計や指標を狙ってトレードするEAなんて、見たことがありません。
もしかするとどこかにあるのかもしれませんが、極めて珍しいタイプであることは間違いありませんね。
他と戦略が重複する可能性も低いので、ポートフォリオに加えやすい便利なEAだといえます。安いし。勝てるし。低リスクだし。
☆ 日時指定で別の指標にも利用可能(加点2点)
米雇用統計のタイミングは
「第1および第2金曜日の22時30分(サマータイム時は21時30分)」
と決められてロジック内に実装されています。
ただし、この設定をオフにして、パラメーターで日時を指定することも可能です。
つまり、雇用統計でなくとも、FOMCやCPIなど、他の経済指標の日時を入力して同じように試してみることができます。このように横展開できるのであれば、このEAの活躍の場が広がりそうですね。
ただし、開発者さんはこのような他の経済指標での利用について言及したことはありません。肯定も否定もしていません。その態度の意味するところは・・・推して知るべし。
☆ 発動予定日時は目視で確認可能(加点2点)
「米雇用統計ゲッター」は戦略が特殊で、かつ、ピンポイントの時間に発動する必要があります。
利用する側としては、意図している時間にターゲットがセットされているのかどうか、不安になると思います。
その時がきてみればわかる、といっても月に1度しかそれを確認するタイミングがありません。
1回や2回、その動作確認のために1~2ヶ月を費やしてみてもダメではありませんが、もしもタイミングがズレたせいで大損なんかしたら、・・・最悪です。
そのような懸念からか、「次の発動日時」をチャートに表示される仕様になっているとのこと。
これはユーザーとしては、ありがたい機能ですね。
☆ 予定時刻の前に指値に刺さって約定・・を回避する工夫(加点2点)
「米雇用統計ゲッター」では、雇用統計の激しい値動きの中でも注文が通りやすいように、逆指値を自動で設定して待ち構える戦略です。
でも、雇用統計発表前に何らかのきっかけで不利な方向へ動いて逆指値に刺さってしまったらどうするのか。
そのような場合は、なんと、自動的に逆指値を動かして予定時刻前には約定しないようにするのだそうです。
なるほど、よく考えられているなと感心してしまいます。
☆ 丁寧なサポート(加点2点)
ゴゴジャンの公式ページには、開発者さんに直接質問ができる「コミュニティ」というコーナーがあります。
「米雇用統計ゲッター 」のページのコミュニティを見ると、ユーザーからの質問に対して全てが数時間以内・・とはいかないまでも数日以内程度で回答されています。
そして、その回答の内容は丁寧です。
自分の資金を預けてEAを運用するにあたり、その開発者さんと直接コミュニケーションが取れるというのは、大きな安心感がありますね。
以上。本稿もご愛読ありがとうございました。「米雇用統計ゲッター」の詳細は公式ページでご確認ください。
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