【Hydrangea】仲値+テクニカルで安定のリカバリーを誇るEA
名称 : Hydrangea
開発者 : 金ツッパ侍
価格 : 28,000円(税込)
販売プラットフォーム : GogoJungle
推奨通貨ペア : USDJPY
必要証拠金 : 2万円以下から運用可能
公式ページ : Hydrangea
データ採集日:2022年12月10日
Hydrangea のスコア 68点 = B級(購入に向けて様子見できる)
スコアの評価基準はコチラ↓の記事をご参照ください。
総評:仲値+テクニカルで安定のリカバリーを誇るEA
先日、Twitterで ヒロさんが上記の質問を投げているスレッドを見ました。そこで最も多くの方からベストと名指しされたのが「Hydrangea」でした。
仲値アノマリーにテクニカルを加えたロジック。確かに、良い調子で右肩が上がっています。
フォワードのリスクリワードは1:1を下回ってしまっているとはいえ、勝率63%で見事な安定感を発揮しています。
月単位でマイナス収支になっているのが年に2回、多くて3回とのバックテスト。他のアノマリーEAよりかなり安定しているのではないでしょうか。
そして、注目すべきはリカバリーの力でしょう。
上の表でいえば「ドローダウン÷年利」という項目。
フォワードもバックテストも0.5未満、ということは最大ドローダウンを食らっても半年未満で取り返せるパフォーマンスが期待できるということです。
ゴトー日がメインなので取引回数や獲得値幅にも限界がありますが、元々のリスク(ドローダウン)が小さめに抑えられていることと勝率が高く維持されていることで損失も早く取り返せるのでしょう。
この実績から、「ドローダウン回復性能」として高得点が配分されています。
残念なのはバックテスト期間の短さでしょうか。
フォワードもバックテストも、期間が長いほど信頼性が高くなるため得点が高くなります。
「Hydrangea」のバックテストページに掲載されている公式データは4年11ヶ月しかないので、これが点数を下げてしまいました。
しかしながら、説明ページに掲載の長期のバックテストは17年、短期のものと同等のパフォーマンスを示しています。(後述)
もっと点数が高くても良いEAですね。
今後の活躍で採点が向上するのが楽しみです。
その他の評価ポイント
☆ 仲値アノマリーEAともポートフォリオを組める(加点2点)
昨今の仲値アノマリーEAの好調ぶりから、アノマリーEAのファンも増えているのではないでしょうか。
しかし、あまりエントリーが被ってもリスクが高くなるだけなのでポートフォリオは組みにくいですよね。
その点、この「Hydrangea」は同じアノマリーでも半分テクニカル要素があるからか、動作が他と違うようです。
いや、動作が違うぐらいなら他のアノマリーEAでもそれぞれの個性がありますが、私が注目したいのは収益のタイミング。
実は2022年11月は、他のアノマリーEAの多くは、前半で大苦戦して最後の1週間で大きく取り返すという損益を描いていました。
「Hydrangea」はその反対。月の前半は調子良く、最後に負けました。
全ての相場でこのように相反するわけではありませんが、同じ仲値アノマリーEAでも、一方が負けている時にもう一方は勝ってくれると資金も安定しますね。その時は損益の合計が小さくなるようでも、後にはどちらもプラス収益を出してくれるEAなら結果は良好。
そして、「Hydrangea」は月の下旬にはゴトー日でなくてもエントリーするようです。月末の実需の値動きを狙って成功している例は「Power_of _Japan」というEAがあります。同じロジックかはわかりませんが、狙いは良いということなのでしょう。
参考リンク:Power_of_Japan(GogoJungle)
また、「AMX USDJPY」も月末にトレードが増えて利益を積み増してくれますね。
関連記事:【AMX USDJPY】統計×実需×テクニカルで損小利大を実現したEA
以上の理由から、「gotobi」のようなゴリゴリの仲値アノマリーのEAとでも、ポートフォリオが組みやすいものと考えます。
☆ 損切りが浅いのでロットを上げられるのが嬉しい(加点2点)
ストップロスの設定が30pipsと、浅くなっています。
公式ページでも解説されていますが、ストップロスが浅いとロット数を大きくすることができます。
(例)証拠金100万円で損切りを1%にしたいとき
●ストップロス100pips → 0.1ロット(1万通貨)
●ストップロス 30pips → 0.33ロット(3.3万通貨)
ロットが大きいと、一回のトレードで期待できる利益も損失も大きくなりますが、資金効率はよくなりますね。何より、キャッシュバックが大きくなるのが私は嬉しい。
参考リンク: キャッシュバックはTariTaliが最強とわかる理由5選+@(FXでみんなタシデレ)
とはいえ、余程の損大利小でもなければ損切り30pipsでトレードを安定させるのは難しいこと。
それを実現させているこのEAは、開発者さんの技術が光っています。
☆ トレーリングで利益を伸ばす(加点1点)
売りポジションは小さく利確するようになっていますが、買いポジションは利確値幅を1000pipsと広くとって、トレーリングで利益を大きく狙います。
上記の通り、ロットを大きめにできるので、大きな値幅が取れた時は、アツいです。
バックテスト(4年11ヶ月)の最大獲得値幅は80pips。
フォワードではつい先月(2022年11月)に139pipsをもぎ取っています。
損小利大のメリットは既に上記の採点に反映されていることと、トレーリングが片側ポジションだけということもあり、本項目は加点1点としておきます。
☆ 長期バックテストでもハイパフォーマンス(加点2点)
本稿編集時点で、公式ページの「バックテスト」ページに開発者枠でアップされているバックテストは、実は4年11か月間分という短いものです。(2018.01.01 - 2022.12.06)
このため、上記の採点では大きく減点されることになりました。
しかし、公式ページの解説の中では、17年分のバックテスト結果も掲載されています。昔の相場と比べても意味がないから、という理由で短期のバックテストを公式に採用されているそうですが、・・・こちらの17年間のデータでもほぼ同じパフォーマンスを発揮しているのがエラいところ。
採点のためのデータを17年版バックテストに差し替えることはできませんが、長期でも同等のパフォーマンスを期待できると判明したので、加点2点を献上します。
☆ スプレッド耐性が高い(加点2点)
仲値アノマリーのように、時間がきたら決済されるロジックではスプレッドの差がダイレクトに損益に関わってきます。決済される瞬間に、スプレッドが0.5pips広ければ損益もちょうど0.5pipsだけ少なくなるというように。
「Hydrangea」では、ほとんどの決済は時間でなくテクニカルによるロジックもしくは利確・損切りに達したときだと思いますが、それらだって当然、スプレッドが小さい方が利確しやすくなります。
公式ページではなんと、スプレッド3.0pips(30ポイント)のバックテストまで示されています。この時の最大ドローダウンは0.01ロット換算でたったの3,246円。収益性もそれなりに下がりますが、許容範囲。
参考リンク:Hydrangea 公式ページ(GogoJungle)
広いスプレッドでも運用に耐えるとなると、どこのブローカーでも運用できますね。
☆ 安定感に定評あり(加点1点)
冒頭で言及の通り、「Hydrangea」はTwitterで人気を見せていました。
その中の何人かが、安定感が良い、という評価を出しています。
ただ、公式ページの方ではお気に入り❤️もないし、レビューもないようです。
とゆうことで、ユーザーからの評価は加点1点にとどめさせていただきました。
以上。本稿もご愛読ありがとうございました。「Hydrangea」の詳細は公式ページでご確認ください。
本サイト『FXでみんなタシデレ』https://fx.jzfave.info 初心者応援講座をはじめ、手法から自動売買までFX初心者さんのお役に立つ情報を提供しています。ぜひ、お立ち寄りください