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【一番鶏 Special】リスクの高さを信頼と実績で見事にカバー

「 GogoJungle 2022 Award 」EA部門で受賞したEAを採点してみました。

名称  : 一番鶏 Special
開発者 : ぬけ
価格  : 49,000円(税込)
販売プラットフォーム : GogoJungle
推奨通貨ペア : USDJPY
必要証拠金  : 20万円以下から運用可能
公式ページ  : 一番鶏 Special

データ採集日:2022年12月24日


一番鶏 Special のスコア 65点 = B級(購入に向けて様子見できる)

スコアの評価基準はコチラ↓の記事をご参照ください。

総評:ナンピンするよりこのEA。リスクの高さを信頼と実績でカバー

2022年も年の瀬が迫る中、「投資家の英知をすべての人に。」でおなじみのゴゴジャンにて、「GogoJungle Award 2020」なるものが発表されました。

単純に売れ筋(過去1年)ランキングの上から順番というわけではないようで、アワード受賞の基準はよくわかりませんが・・・、いずれにしろこのアワードに輝いたEAやインジケーターはさすがにパッと見すばらしいものが多いです。

ではその実態は、どうなのか。EA部門首位の「一番鶏 Special」を採点してみました。

採点結果は、すでにご承知の通り、65点(B級=購入に向けて様子見できる)。

思ったほど良いとはいえない点数ですが、その原因を考察してみましょう。

ナンピンよりローリスクで同等のリターン

まず目につくのは、ドローダウンの大きさです。

0.01ロットの設定で運用したとしても、フォワードの最大ドローダウンは24,908円、バックテストでは34,834円。低リスクEAだとこの数値は1,000円以下となるものもあるもの。2万円~3万円もドローダウンするのはリスクが大きいといえます。

ただし、そこらのよくあるナンピンEAほどはリスクは高くありません。

ドローダウンに対して、収益性は抜群です。

0.01ロット運用だとして、年間の利益がフォワードで47,470円、バックテストで64,373円もあります。この項目の最高得点(5点)の水準は3万円以上ですから、その1.5倍以上の収益性があることになります。つまり、0.01ロットで年利5~6万円は非常に優秀と言えます。

いや、ナンピンEAであればこのレベルの収益性は可能です。

つまり、「一番鶏 Special」はナンピンせずに、ナンピンEAと同等の収益性を実現していることになります。ただし、ナンピンしないとはいえ最大で20ポジションを同時に保有することになりますから、その分、他の非ナンピンEAよりリスクを取ることになる、ということです。

 <リスク>
  非ナンピン低リスクEA < 一番鶏 Special < ナンピンEA  
 <収益性>
  非ナンピン低リスクEA < 一番鶏 Special ≦ ナンピンEA 

この点を見ると、リスクをとってナンピンEAで稼いでいるトレーダーさんであれば、こちらに乗り換える価値があるのではないかと思います。

損大利小は不安要素

ドローダウンリスクより大きな減点対象となっているのは「平均損益評価」の項目ですね。

これは「損小利大かつ高勝率」のEAこそ評価されるべきという考えで取り入れた項目です。

「一番鶏 Special」は勝率はとても素晴らしいのですが、平均損失金額が平均利益金額の3倍以上もあります。

20ポジションも建てている時に相場が急変動して損切りが多発してしまったらと考えると、ゾッとしますね。

1週間以上もポジションを持ち越すこともあるようなので、急変動のリスクは小さくありません。

ここは点数が低くなっても、仕方がないポイントです。

もっと長い公式バックテストを希望

バックテスト期間が10年分しかないことも、得点が伸びない理由の一つになっています。

上記の通り、「一番鶏 Special」は通常相場で連勝を維持して相場急変動でドカンと負けるタイプですから、ドカンの頻度やその後の回復傾向を長い相場スパンで参考にしたいところ。

開発者さんが、今後のアップデートの際に長めのバックテストを掲載し直してくだされば、もっと得点も伸びます。長いバックテストが見せられないなら・・・それは低評価でも仕方なし。

ただ、「一番鶏 Special」は購入前に自分でバックテストが試せる「無料バックテスト版」もリリースされていますので、バックテスト環境が整っている方はぜひお試しください。

  参考リンク:一番鶏 Special【無料バックテスト版】

ドローダウンからの回復は安定

「一番鶏 Special」の素晴らしいところは、回復力の強さです。最大ドローダウンは年利の半分程度。係数にして0.5程度。

フォワードもバックテストも同等に、これだけの優秀な数字を出しているEAは稀です。

先述の通り10年以上前のバックテストがないことは気になるものの、このデータは頼もしいですね。


以上。人気のあるEAをなかなか酷評してしまいましたが、ここまではあくまでも定量化できるデータを点数化し他のEAと比較したものです。他意はありません。

定量化できない部分の「一番鶏 Special」の魅力については、下記に記します。ぜひご参考になさってください。

その他の評価ポイント

☆ ユーザーからの評価が満点(加点2点)

購入者422名のうち7名が星をつけてレビューしています。この割合は小さいように見えますが、レビューという行為に及ぶのは相当な行動力ですので、7人ものユーザーにレビュー行動を起こさせたという事実の方が実はすごかったりします。

しかも、その全てが、満点の星5☆評価。

購入者の数が多いこと自体はEAそのものの評価とは言い難いですが、実際の利用者の満足度が高いことは何より参考になる指標といえますよね。

☆ ドローダウンからのV字回復が信頼度マシマシ(加点2点)

2021年2月からのフォワードでも、何度かドローダウンを繰り返しています。

直近にして最大のドローダウンは2022年9月の約25万円(0.1ロット時)になります。

そして、その全てを数ヶ月以内に取り返しています。

連続して大きなドローダウンがあると怖いですが、常にV字回復を果たしてきた実績は非常に心強いですね。

☆ 迅速かつ丁寧なサポート(加点2点)

ゴゴジャンの公式ページには、開発者さんに直接質問ができる「コミュニティ」というコーナーがあります。

こちらでのやり取りを見ると、ユーザーからの質問に対する開発者さんのレスポンスは数時間~1日以内と迅速で、かつ、丁寧です。

ご意見を取り入れてアップデートに反映されることもある様子。

自分の資金を預けてEAを運用するにあたり、その開発者さんと直接コミュニケーションが取れるというのは、大きな安心感がありますね。

☆ 頻繁なアップデートで進化中(加点2点)

2021年2月のリリースから何度も頻繁にアップデートを繰り返し、2022年12月現在は Ver.4.70 となっています。

おそらく、大きなドローダウンを経験するたびにアップデートを検討している、といったところでしょうか。最後のアップデートは11月末でした。

過去のアップデートバージョンもパラメーターで選択することができるので、大きな差があるのなら個別のEAとして運用することもできそうですね。

アップデート後のEAはもちろん追加料金なしでダウンロードできます。購入したEAが日々進化していくようなものです。

☆ バックテスト専用版を無料でリリースできる自信と配慮(加点2点)

期待して購入したEAが、バックテストをしてみると思いのほかパフォーマンスが悪くて使いづらかった、というような経験はありませんか?

これはEAあるあるの一つだと思います。

「一番鶏 Special」であれば、そんな残念な思いをする必要はありません。

バックテスト専用の「一番鶏 Special」が、無料でリリースされているからです。

ユーザー自身の環境でバックテストをして、納得してもらえば購入してもらう。

そんな自信の表れと、ユーザーを大事にする配慮が感じられます。

  参考リンク:一番鶏 Special【無料バックテスト版】



以上。本稿もご愛読ありがとうございました。「一番鶏 Special」の詳細は公式ページでご確認ください。

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