【もち EURJPY】水平展開拡大中!低リスクかつ安定の損小利大EA
名称 : もち EURJPY
開発者 : YG
価格 : 24,000円(税込)⇨16,800円でセール中
販売プラットフォーム : GogoJungle
推奨通貨ペア : EURJPY
必要証拠金 : 2万円以下から運用可能
公式ページ : もち EURJPY (GogoJungle)
データ採集日:2023年3月24日
もち EURJPY のスコア 69点 = B級(購入に向けて様子見できる)
スコアの評価基準はコチラ↓の記事をご参照ください。
総評:低リスクかつ安定の損小利大EA。水平展開でもっと優位なパフォーマンスの通貨ペアも
2023年3月24日から4月2日までの10日間、「投資家の英知をすべての人に。」でおなじみの GogoJungle にて自動売買EAのセールが開催されています。
その中でひとつ、以前から気になっていたEAが7,200円もお安くなっているので、本ページで採点してみることにしました。
「もち EURJPY」は過去の相場から優位性のある時間にエントリー&決済するので、アノマリーに分類されます。
2つのロジックがあり、ひとつは日本時間1時ごろにロングして、10時ごろに決済するというので仲値アノマリーといえるでしょう。
2つめのロジックは18時ごろにショート、1時ごろに決済。ロンドン時間にユーロが売られるor日本円が買われるアノマリーでもあるということでしょうか。実際、勝率も悪くない。
もっとも、時間がきたらとにかくエントリーではなく、テクニカル要素でエントリー可否の判断はされています。
経済構造が背景にあるアノマリーであれば、商習慣が変わるまで息の長いEAになるかもしれませんね。
どちらかのアノマリーが効かなくなってきたら・・・、EA設定で「買いのみ」「売りのみ」にしてやればいいでしょう。
で、このEA「もち EURJPY」のパフォーマンスの中では、特筆すべき優秀ポイントが2つあります。
(1)最大ドローダウンが小さい
「もち EURJPY」の公式ページにある実績は、フォワードもバックテストもともに複利運用で計測されています。
が、これでは他のEAと比較しにくいので、上記掲載の分析表は単利と想定した計算に割り返しています。複利→単利の計算について詳しくはこちらの記事(→ 解説頁 ←)に解説しているのでここでは割愛しますね。
で、0.01ロットで単利運用したと想定した時の最大ドローダウンが・・
フォワード最大DD:2,519円
バックテスト最大DD:3,298円
とゆう低リスクであることがわかります。
これは、他のEAと比べてもかなり優秀な数値です。特に、18年もの長期バックテストでこれだけしかドローダウンを喫していないと考えれば、その優秀ぶりがよくわかるでしょう。
バックテストの平均年利が最大ドローダウンより小さいのは残念ですが、リスクが低いのであればその分、ロットを大きくすることもできますね。
(2)損小利大かつ勝率5割の安定運用
次に注目したいのがリスクリワードです。
◯ フォワード
平均利益 12,009円 vs 平均損失 9,085円
勝率 49.62%
◯ バックテスト
平均利益 865.88ドル vs 平均損失 677.35ドル
勝率 50.77%
平均利益が平均損失より十分大きくて、いずれも勝率が5割ほどありますね。
リスクリワードだけなら見た目が良くなるように作ることは簡単ですが、勝率がそこに伴うのは難しいことです
しかも、フォワードでも、しっかりと。
これなら、少しぐらい連敗する局面があっても、長い目で見守って運用できる安心感がありますね。
(おまけ)どちらかというとGBPJPY版がもっと良い
「もち EURJPY」の得点は69点と、低いようで実はまあまあ凄い評価なのですが、実は、姉妹版の「もち GBPJPY」はもっと優秀なパフォーマンスを発揮しています。
フォワードの資産曲線が、より滑らかで順調な右肩上がりですね。バックテストの比較でも GBPJPY版 が一歩リードしています。
そんな「もち GBPJPY」を採点してみると、なんと、「79点」
『A級 → 積極的に購入を検討できる』まであと一歩!
とゆうか、あと1ヶ月ちょっとで5月になってフォワード運用期間が1年を越えれば、さらに1点加算できるので「80点」『A級』になっちゃいます。もう、私は飛びついて買っちゃうレベル。
評価として書くべき内容は「もち EURJPY」と同じです。ただただ、パフォーマンスが良い。
詳細は公式ページでご確認ください。
参考リンク:もち GBPJPY (GogoJungle)
とゆうわけで、価格重視ならセール中の「もち EURJPY」を、パフォーマンス重視なら「もち GBPJPY」をご検討ください。
もしも、セール期間が終わって通常価格に戻っていれば、「もち GBPJPY」の一択ですね!
私なら、同じくMT5用EAの「AI Reef」と「もち GBPJPY」を同時稼働して、爆発的な複利で一攫千金を狙いたいところ。連勝しているうちに投資資金を出金・回収しておいて、あとは放置で伸びるだけ伸ばす!
その他の評価ポイント
☆ スプレッド耐性が高い(加点2点)
平均利益が大きくて、平均損失が小さい損小利大の優位性・・・については上記の得点の中にすでに評価されているからいいとして、ここではそれぞれの「損益分岐点」を加えて比較してみたいと思います。
◯フォワード
平均利益 12,009円 vs 平均損失 9,085円
勝率 49.62% (損益分岐点は43.1%)
◯バックテスト
平均利益 865.88ドル vs 平均損失 677.35円
勝率 50.77% (損益分岐点は 43.8%)
ここからわかることは、いくらかスプレッドが広がってリスクリワードが落ちても、あるいは勝率が下がったとしても、ある程度は余裕がもてるということ。
ちなみに、多くのトレードで20~30pipsぐらいの損益がありますので、スプレッドの影響は比較的少なそうです。
これなら、スプレッドが広めの海外ブローカーであっても、気にせず運用できそうですね。
☆ フォワードとバックテストの乖離が小さい(加点2点)
上記までの説明で見てきた通り、リスクリワードの割合や勝率などにおいて、期間1年ちょっとのフォワードと18年余りのバックテストでほぼ同じ状況になっています。
フォワードとバックテストの乖離が小さいということは、バックテストの結果に似たようなパフォーマンスがリアルでも期待できるということ。
つまり、再現性が高いということですね。
バックテストでは平均年利が小さいので、フォワードもいずれはそこに近づいていく(いずれ負けがちな時期が来る)わけですが、最終的に収束するパフォーマンスに確かな目安があるのは安心材料です。
☆ シリーズで概ね好調なのはロジックが良好な証(加点2点)
同開発者さんの「もち」は、同じロジックでシリーズ化されています。
シリーズで5種類ほど販売されています。どれもそれなりのフォワード実績があります。先述の「もち GBPJPY」もそのひとつ。
唯一マイナスになっている「もち GBPUSD」についても、そのフォワードは上がったり下がったりの繰り返しで、まったくダメダメなEAだというわけでもありません。
こうして見ると、「もち」シリーズのロジックは信頼できることがわかりますね。その通貨ペアに設定されるアノマリーなトレード時間が、当たれば優秀なEA、外れても大負けはしないEAということ。
ちなみに、上記の5種のEAはMT5 シリーズです。
MT4版もリリース準備が進められていて、さらに複数通貨ペアをひとつの「もち」で運用できる「もち 2nd Generation」シリーズも今月から販売開始されました。水平展開に積極的とは、まさに開発者さんの自信の現れですね。
☆ 時間指定型アノマリーなのにサーバー時間でブローカーを選ばない(加点2点)
東京仲値アノマリーのように時間をロジックに組み込んでいるEAは、サーバー時間を「東京時間」に補正して運用する必要があります。
例えば、東京時間の午前0時にエントリーするロジックであれば、サーバー時間にその時差を足し引きします。
「もち」シリーズも、それぞれの通貨ペアで過去履歴から優位性のある時間を設定してロジック化しているので、同じようにサーバー時間の補正が必要です。
で、そうしたEAの多くは、なぜか、時差補正が固定されていて、特定のサーバー時間のブローカーでしか使うことができません。具体的には、多くのブローカーで採用されている GMT+2時間 を東京時間に補正する計算が組み込まれており、その他のサーバー時間のブローカーで運用すると時間のズレが生じることとなり、つまり優位性を失ってしまいます。
「アノマリーマスター」や「GTX」といった有名かつ優秀な仲値EAにも、そうした欠陥があります。私が使いたい低スプレッドの Land-FX では、時差が違うというのに・・・
しかーし、この「もち」シリーズはその点、自由。
補正する時間をパラメーターで設定することができます。サーバー時間を心配する必要がありません。
上記の通りスプレッド耐性もあるので、すなわち、どのブローカーでも使えるEAとなっています。
「サーバー時間を気にしたくない」なんて普通のことのようですが、意外と、アノマリー系のEAではありがたい仕様なのです。
☆ 迅速かつ丁寧なサポート(加点2点)
ゴゴジャンの公式ページには、開発者さんに直接質問ができる「コミュニティ」というコーナーがあります。
「もち EURJPY 」のページのコミュニティにはまだ書き込みは少ないのですが、他の「もち」シリーズや、同開発者さんのさらに他のEAのページのコミュニティを見てみると、ユーザーからの質問に対する開発者さんのレスポンスの速さがうかがえます。
質問を受けて回答するまで常に数時間以内と、非常に迅速で、かつ、丁寧です。
「単利モードでのバックテストが見たい!」というリクエストに対しては、たったの30分で対応完了していました。
自分の資金を預けてEAを運用するにあたり、その開発者さんと直接コミュニケーションが取れるというのは、大きな安心感がありますね。
以上。本稿もご愛読ありがとうございました。「もち EURJPY 」の詳細は公式ページでご確認ください。
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