【Triple Scalper】ハイリスク・ハイリターン！長期投資戦略向けナンピン魔
ゴゴジャンアワード２０２４の最優秀賞に選ばれたEAを採点してみました。
名称 ： Triple Scalper
開発者 ： りー
価格 ： ２９,９８０円（税込）
販売プラットフォーム ： GogoJungle
推奨通貨ペア ： AUDCAD
必要証拠金 ： １００万円以下から運用可能
公式ページ ： Triple Scalper（GogoJungle）
データ採集日：２０２５年１月１２日
Triple Scalper のスコア ６１点 ＝ Ｂ級（購入に向けて様子見できる）
スコアの評価基準はコチラ↓の記事をご参照ください。
総評：ハイリスク·ハイリターン！長期投資戦略向けナンピン魔
「優れた英知をすべての人に。」でおなじみの投資＆スキルプラットフォーム「GogoJungle」にて、２０２４年に人気だった商品の中からアワードが選出されました。その中で、最優秀賞を獲得したEAがこちらの「Triple Scalper」。
参考リンク：GogoJungle AWARD 2024
このEA、はっきり言って私は以前から好きではありませんでしたが、フォワードが２年を超えてなお良好なところを見ると、戦略次第では使えるのかもしれないと思ってきました。
その戦略とは、ある程度の利益を上げたら小まめに出金という作戦ですね。
ざっくり見込んで、２年間で２〜３回原資回収、１回全損、という期待値でしょうか。ただし０.０１ロット（1000通貨）運用でも、最低１００万円は必要。
とゆうわけでここからは、「Triple Scalper」のリスクをデータから読み込んで総評としましょう。
・·バックテスト期間が短すぎ
「Triple Scalper」の獲得した６１点という点数は、バックテストが足を引っ張っているために得点が伸びませんでした。フォワード実績がまだ蓄積されていなかった頃に、このバックテストを見て購入していたユーザーさんはギャンブルすぎです。
まずこのバックテスト期間、７年間というのはナンピン·マーチンEAだとしても短すぎるといえるでしょう。
巷には「私、フォワード重視ですから」といってバックテストを長期で示さない開発者さんもいますが、そうゆうEAは１～２年以上のフォワード実績を待つべきです。
なお、本EAの公式で運用している通貨ペアは「AUDCAD」。AUDCADに関しては長期バックテストが有用になりそうだという次のようなXポストが上がっていたのでご参考にどうぞ。
【AUDCAD日足のATRを調査しました】
— BookSound@EAの検証屋 (@BookSound_FX) January 16, 2025
おはよーございます。
昨日調査したゴールドとは違い、AUDCADは長期にわたってATRが安定しているようです。
AUDCADは長期間でバックテストしたほうが、統計としての信頼度は高そうですね☺️ pic.twitter.com/FSNhmgPboF
・最大ドローダウンが１００万円を超えているのに
バックテストは０.０１ロットの計測で最大ドローダウンは、１万５千ドルを超えています。ざっくり言って１５０万円。今の為替なら２００万円以上ですよ。
それなのに、フォワードテストでは証拠金１００万円で運用開始。しかも、０.０２ロットで。
これって明らかにギャンブルトレード。これが、私が、このEAが好きでなかった理由でもあります。
しかしですね、バックテストの波形を見ると、７年間で１００万円を超える含み損は２回、多くみても３回だけの様子。
危機が来るのはこの程度の頻度だとアテにして、「原資回収即出金」な戦略で運用してみるのも理にかなっていますね。なかなかハイリスク·ハイリターンな運用方針となりますが。
・最大ドローダウンが平均年利よりはるかに大きい
最大ドローダウン ÷ 平均年利
→ 大きなドローダウンを何年かけて取り返せるかの目安になります（超大事）
フォワード ２９２,１３１円 ÷ ５２２,１６４円 ＝ ０.５６
バックテスト １,５２７,８６１円 ÷ ４９４,６３２円 ＝ ３.０９
フォワードは絶好調ですね。最大ドローダウン級の含み損で損切りしたとしても、半年ちょっとで回復できるポテンシャルを示しています。
一方でバックテストの方は、ひどいもの。年利の３倍もの含み損が発生しています。数字だけ見れば、初めから巨額の証拠金を用意しないと運用開始できません。
・・なのですが、前述の如く、大きなドローダウンが来る頻度は多くありません。だから小まめに出金すれば運用はできる。
・・・・とはいえ！そんなドローダウンが明日に来るともわかりませんし、その次がまたすぐに来ないとも限りません。大ドローダウンの頻度が少ないのは、あくまでも過去の傾向なだけですから。
そのリスクをとってでもハイリスク・ハイリターンな投資をしたいというなら、「Triple Scalper」を運用してみてもよいでしょう。
以下、「その他の評価ポイント」にて解説を続けます。
なお、「Triple Scalper」のリスクについてもうちょっと知りたい方は購入者の評価（こちら→✍️←）を読み込んでみてください。
その他の評価ポイント
☆両建てかつ多通貨ペア対応で利益を追求（加点２点）
ナンピン·マーチンEAでは両建てをしない仕様のものも多いですが、私としては両建てした方がリスクを軽減できると思っています。
いや、リスクはそんなに変わりませんが、ロングもしくはショートでナンピンに捕まっている間、反対方向の取引では利益を上げ続けることができることになるので、その分だけお得なはずです。
また、「Triple Scalper」の公式ページには対象通貨ペアが多く記載されています。近年流行りのマルチ通貨ペア·ポートフォリオを目指せる様子。
とりあえず、FXの通貨ペアだけでなく金、原油、BTC、インデックスまでなんでもOKといった感じですね。
さすがにこれを間に受けてはいけませんが、特定の相場に最適化したロジックではないということでしょう。気になる通貨ペアでバックテストを試してみる価値あり、期待値は上がります。
☆ 損切り機能とATRフィルターはオンオフ可能（加点２点）
ナンピン·マーチンEAを運用するにあたり、損切り機能が必要かどうか。これは運用者の好みが分かれるところです。
私なら、資金が少ない間は「全力で資金増やす or 全損」というつもりで損切りなしでブイブイ稼いで欲しいところですが、ある程度の資産ができて守りに入るときは「損切りしながら口座維持」の方針で運用します。
なので、損切り機能がオン·オフできるのは、それぞれのトレーダーに合わせられるので都合が良いです。
ATRフィルターのオン·オフにしても、これも好みですので、オプションとして選択できることは良い仕様だと思います。
☆ 購入者さんの評価が非常に高い（加点２点）
ゴゴジャンの商品では、購入者の多寡に関わらず評価がつくのは貴重です。購入者が多くても評価がつかない商品も多くあります。
「Triple Scalper」では１２００人以上の購入者という母数に支えられてか、２１人もの評価がついていますね。そのほぼ全てが、高評価。
私が勝手に採点してグダグダ講評を述べている本記事よりも、実際のユーザーの評価が１００倍参考になります。
で、興味深いのが、ユーザーに期待されながらも「怖い」という評価が何度も
出てきます。つまりまあ、そうゆうことですね。
☆ 開発者ご自身でもリアルマネーで運用中（加点２点）
EAの信頼性を測るひとつの目安として、開発者さん自身がどれぐらいのリアルマネーをそのEAで運用しているか、ということが気になるところ。
実際、開発者の「りー」さんも、しっかり運用されていたことがわかります。
＜２０２１年６月～２０２３年５月 ３７,０７５ドルを投資＞
＜２０２３年４月～２０２４年４月 ８,６７２ドルを投資＞
上記の２つめのアカウント（２０２３年４月〜）の残高を見ると、↓のようになっていて、何度も出金して利益を回収していることがわかります。デモ口座で誤魔化せない、めっちゃリアルな運用履歴です。
その後の運用RealTradeが掲載されていないので、おそらく損切りされて回復できていないのでしょう。（邪推です。でも他に考えられません）
とにかく、開発者さんご自身でもリアルにガッツリ稼いでいることがわかりました。
☆ 丁寧なサポート（加点２点）
ゴゴジャンの公式ページには、開発者さんに直接質問ができる「コミュニティ」というコーナーがあります。
「Triple Scalper」のページのコミュニティを見てみると、ユーザーからの質問に対してほぼ全てが数時間から数日以内に回答されています。
そして、その回答の内容は丁寧です。
自分の資金を預けてＥＡを運用するにあたり、その開発者さんと直接コミュニケーションが取れるというのは、大きな安心感がありますね。
◯ 購入特典あり
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以上。本稿もご愛読ありがとうございました。「Triple Scalper」の詳細は公式ページでご確認ください。
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