ルーマンのエコロジー本2種類の翻訳20241113

講演「現代社会はエコロジーの危機に対応できるか」

1985年5月15日に、二クラス・ルーマンが行った講演「現代社会はエコロジーの危機に対応できるか」が1986年にドイツ語で出版され、現在和訳として2種類がある。
①『改訳版エコロジーの社会理論』土谷昭訳 1992年10月25日 第1刷発行(以下「土谷本」という。)
◆『エコロジーの社会理論』土谷昭訳は1987年に出版されていた。

土谷本

②『エコロジーのコミュニケーション』 庄司信訳 2007年10月10日 第1版第1刷(以下「庄司本」という。)

庄司本


土谷本は、おそらくドイツ語の原本を忠実に翻訳しているため、ドイツ語独特の言い回しどおりであり読みづらい点がある。反対に、庄司本は土谷本を基とした「庄司訳」と述べている。このため、庄司本は読みやすくまとめられている。

今後、庄司本を取り上げて感想等を記していきたい。

以上

いいなと思ったら応援しよう!