【キャリア研究】コンサルと採用事情
みなさんこんにちは。じゅそうけんです。
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コンサル業界といえば激務・高給でエリートが集う業界、というのが一昔前には言われていたことであった。
実際に2010年代前半まではコンサル業界を志望する人は昨今ほど多くなく、業界自体も謎に包まれていた。
現時点においても、アクセンチュアを筆頭とした外資系コンサルを中心に、新卒採用状況に関する企業からの公開情報はほとんどないと言ってよく、ブラックボックス状態だ。
就活サイトでさえ「301人以上」と記載があるものの、実際の採用数や内訳などの情報は極めて少ないといえる。そこで本記事では、コンサルと学歴の関連について、独自調査の結果をもとにお話ししていきたい。
それではやっていこう。
■データで見る就業者(採用校数、高学歴割合)
以下は、各大学の産業別就職状況表をもとにした、コンサル業界が含まれる分類の就業者数の推移である。
L:学術研究・技術サービス業への就職者(一工+記載のない旧帝はデータ公開なし)
2014→2024 (増加率)
東大 :674名→709名(5%)
京大 :276名→524名(90%)
東北大:161名→210名(30%)
名大 :18名*→65名 (361%、学部のみ;*2016年データ)
この中には、いわゆるアカポスである学術研究も含まれているが、アカポス就職者が急増するような社会的背景はない。
コンサルが属する技術サービス業の増加が主要因とみてよいだろう。
国内トップ大である東大は微増であるが、京大、東北大学は大幅増であった。コンサル人気といわれているが、マクロでみてもコンサル就職者の増加傾向が確認できる。コンサル就職の裾野が広がった結果、学歴の重要度が希薄化されつつあるということがデータに表れているとも言える結果である。
■データで見るシンクタンク系コンサル6社の採用数と学歴(採用校数、高学歴割合)
次に、データの豊富にある日系シンクタンク系コンサル6社において、採用人数、採用校数を経年変化データを見てみよう。
※データは2012卒→2018卒→2023卒の順序で記載
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