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【キャリア研究】高学歴化・高学校歴化が進む職業(オーバーエディション問題)

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日本における大学進学率は、戦後より一貫して上昇してきた。
終戦直後は1%未満であった大学進学率も、1960年には10%を突破し、1970年代に20%を超え、2000年には50%を超えた。過半数が大学進学をするようになっても、いまだ緩やかに大学進学率は増加していて、2024年現在では60%近くなっている。

かつては経済発展に伴う産業構造の高度化が進んだ結果と説明されていた。しかし、近年では少子化が加速し、生徒確保を目的として入試制度を多様化するなど、供給者である大学側が主導しているようにも見える。
大学進学が高度なスキルを取得するための手段ではなく、進学そのものが目的化しているという変化と言えよう。

今や大卒資格は高度知識習得の証から形式的な価値に成り下がり、産業ニーズを超越した教育の高度化、すなわちオーバーエデュケーションが過熱しているともいえる。近年この流れに便乗して「椅子理論」「学歴要塞説」といった理論が飛び交うようになってきてもいる。
そこで、データをもとに、オーバーエデュケーションの疑念が高い職業について語りたい。

それではやっていこう。

■データで見る高学歴の新卒就職者数の変化

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