地元のデザイン

武蔵野美術大学 大学院造形構想研究科 クリエイティブリーダシップコース クリエイティブリーダシップ特論 第十一会(7月27日)の講師は芦沢啓治建築設計事務所代表芦沢啓治さんです。

芦沢啓治さんは、様々な地域の文化を含め、地元の材料で家具やプロダクトのデザインをしていて結構きれいと思いますが、それよりも、自分には面白さがもっと出てくるデザインが好きです。あるいは、そういう家具やプロダクトは地域の特徴をもっと表せると面白くなるかもしれません。

プレゼンテーションで、ずっと「もし私は地元の材料でプロダクトのデザインをすればどうなるか」と考えて、やはり地元の特徴を含めないとただプロダクトデザインになってしまいます。自分には、意味のイノベーション→デザイン思考二つのステップから考えます。例えば、地元の木で作った家具がたくさんあるが、「そもそも地元の人にとって、その木の意味とは?」を改めて熟考した上で、木の新しい意味を作って地元の文化を含めたプロダクトやサービスを開発します。

実はこの間、「木で子供に向けたおもちゃを開発する」という論文とプロダクトを見て、「なんで木で作ったのか」「そもそも子供にとって木とは何か」「大人は木が好きだから木でつくったのか」「子供たちは木が好きのか」など問題が頭の中でずっと回って、今回のプレゼンテーションでそういう問題はまた頭で出てきました。

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引用:http://www.studio-tac.jp/craft_variety/23_index_detail.shtml

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