熟考よりも実践
はじめに
武蔵野美術大学 大学院造形構想研究科 クリエイティブリーダシップコース クリエイティブリーダシップ特論Ⅱ 第6回(2021.5.17)のゲストは「チームラボ」のコー・ファウンダー堺大輔さんです。
今回の講演で、様々なチームラボの裏の面を知ってきて、これからのキャリアなどにとても参考になりました。
チームラボについて
みんなは「チームラボ」を存知ているかもしれないので、「チームラボ」の会社文化などについて簡単に紹介させていただきます。
社員の中でディープラーニング・エンジニアを含めたエンジニアは70%に占めて、デザイナーは僅か約15%、他には数学者と建築家も多くて驚きました。
しかも、そういうアート作品だけでなく、クライアントの課題を解決して実装まで、UX、UIデザインも含んでいるサービスも提供している「デジタルソリューション」も行っているそうです。これはびっくりしました。。
チームラボのオフィス環境も紹介されていてめっちゃ面白かった。
「できるだけ多くのアイデアを生み出す空間が欲しい」という動機づけから構築したそうで、テーブルの上に紙をいっぱい集まってきて、メンバーたちはコツコツ描きながらアイディエーションをします。様々な材質(クッションなど)で構成されたテーブルがあり、遊びながらアイディエーションをするという気軽な感じです。
熟考よりも実践
やり方について、考えすぎなく、まず手を動かしてやろうっていう感じで、社員たちは自分の判断と目標で企画や提案を進んでおり、トップダウン型の文化じゃなさそうです。
自分も色んなことを実践するのは好きで、考えすぎると
「○○がもうこんなことやってきたなぁ」
「新規性がなさそうなぁ」
「そんな程度に至らないからやめようかなぁ」
などなどに落ち込んでしまう可能性が高い。こういう問題が確かにあるかもしれないが、やるときにこういう問題を意識しながら修正をすればただ考えることよりましと思います。
もちろんこういう実践派的な進み方は必ずしも正しいと言えないけど、熟考派で画期的な成果を生み出す方も多いです。例えば、アルベルト・アインシュタインも、こう言った。
もし自分が殺されそうになって、助かる方法を考えるのに一時間だけ与えられたとしたら、最初の五五分は適切な質問を探すのに費やすだろう
熟考派も実践派も、領域によって様々な違いがあったんですが、成果物は実物の場合で、実践派的な進み方が良いと思います。成果物は学術的理論などの場合で、熟考派的な進み方が良いかもしれないです。
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