
第3回 柔整理論 2021.4.12
皆さんこんにちは(^_^)
今日も柔整理論やっていきましょう!
では1問目。
問題1 脆弱性骨折で頻度の高いのはどれか。第21回
1. 鎖骨骨折
2. 上腕骨外科頚骨折
3. 脛骨骨折
4. 踵骨骨折
答えは【2】です。
脆弱性骨折とは骨がもろくなってしまい起こるもので、高齢者、特に骨粗鬆症の患者にみられます。
ここで大事な高齢者の4大骨折はみなさん覚えてますか?
覚えていれば大丈夫ですが、これから覚えてもまだ間に合いますね(^^)
高齢者の4大骨折
特に椎体圧迫骨折は軽く尻餅をついただけでも起こる可能性があり、装具を処方される患者さんもいらっしゃいますが、装具が重たいことや、呼吸しづらいため、自己判断で外してしまう例もあります。
そうなると安静が保てないため、偽関節のリスクとなります。
では次の問題(^^)
問題2 屈曲骨折の分類と骨折型との組合せで誤っているのはどれか。第19回
1. 第1型 ――― 複合骨折
2. 第1型 ――― 骨片骨折
3. 第2型 ――― 斜骨折
4. 第3型 ――― 圧迫骨折
答えは【4】です。
屈曲骨折は以下のイラストで復習しましょう!
こんな感じです!!
実際に書いてみて理解するもよし、特徴的なポイント(赤文字)を押さえるでもよし、覚えやすい方法でしっかり押さえておきましょう(^^)
では最後の問題。
問題3 開放性骨折で正しいのはどれか。2つ選べ。第21回
1. 創外に骨が露出している骨折をいう。
2. 高度な粉砕骨折である。
3. 外固定は禁忌である。
4. golden hour内の感染防止が重要である。
答えは【1と4】です。
開放性骨折は複雑骨折とも言いますよね?
複雑に(粉々に)折れるから複雑骨折って名前が付いた訳ではありませんので要注意です!
ちなみに粉々に折れるのは粉砕骨折といいます。
粉砕骨折は複合骨折に含まれ、以下のものがあります。
昔、ある方が車にはねられて、倒れているのが恥ずかしくすぐに起き上がったときに、脛骨の骨折が起きていたのに荷重をかけてしまい、転位したことで開放骨折となった例を聞いたことがあります。
脛骨や鎖骨では開放性骨折に特に要注意です!
最後にゴールデンアワーについてです。
ゴールデンアワーとは骨折により外部に開いてしまった傷口が化膿してしまうリスクを回避できる時間のことで、受傷後6〜8時間以内です。
傷口を洗浄したり、掻爬(そうは)します。
めちゃ痛そう…。
さて今日はこれでおしまいです(^^)
明日は生理学です!
お楽しみにー(^_^)