第1回 生理学 2021.4.6
今日は生理学をやってきます(^o^)
生理学は難しい…と思っている人も多いと思いますが、理解をしていけば気づけば出来るようになっています。
皆さんが小さい頃おうちに届いていた進○ゼミのサクセスストーリー並みのストーリーを歩めるように頑張っていきましょう!!
では、最初の問題です。
問題 1 血漿膠質浸透圧への影響が大きいのはどれか。
1. アルブミン
2. グルコース
3. グロブリン
4. ナトリウム
膠質とは?
膠質とは、血漿蛋白のことをいいます。
血漿蛋白とは、アルブミンやフィブリンなどのことをいいますが、アルブミンが多数を占めているのでここで出てきた膠質とはアルブミンと解釈してください。
なので答えは【1】です。
そしてネックなのが浸透圧です。
浸透圧とは?
浸透とは…と説明を始めるとめちゃ難しいです。笑
なので、ポイントをおさえるとしたら、
浸透とは「濃い方が水を引っ張る」ということです。
そして、浸透圧は「水を引っ張る力」と覚えてください。
「濃い方が水引っ張る?ポイントって言ってるけど先生意味わかりませんよ。w」
ってなると思います。
正常な反応です。
では濃い方が水を引っ張るとはどういうことか説明していきます。
みなさん、たくあんは食べたことありますよね?
たくあんの大きさを考えてみてください。
巨大なたくあんって見たことありますか?
おそらくないと思います。
もしあったら教えてください。w
たくあんを作る時は、大根を塩や糠やいろんなものにつけておきます。あの黄色はクチナシの実でつけてるみたいです。
ここで大事なのは塩です。
塩につけることで大根の中の水分を引っ張り出してどんどん小さくしてあのサイズになります。
それが浸透です。
わかりにくい方は今度はナメクジで説明しましょう。
「ナメクジに塩かけると溶ける」というのを聞いたことあると思います。
あれも浸透です。
ナメクジに塩をかけることで、自分の体液よりも濃いものが体につくので、自分の体液が外に出てしまってしぼんでいく。
つまり溶けているように見えるということです。
なので、海で漂流して海水を飲んだら死ぬのもこれです。
海水は人間の体液よりも濃い塩分濃度なので、飲んだら海水に体液が引っ張られてもっと脱水になるということです。
みなさん気をつけて…
ところで塩の話ばっかりして膠質どこ言ったの?と思う方もいると思いますが、膠質も今の説明と全くおなじです。
アルブミンが少ないと浮腫が起こるなどもありますが、一般臨床の時にそのお話をしましょう(^^)
さて次の問題です。
問題 2 フィブリノゲンをフィブリンに変換するのはどれか。
1. コラーゲン
2. セロトニン
3. トロンビン
4. プラスミン
これは単純暗記のものですね。
答えは【3】のトロンビンです。
作用様式は以下の通りです。
これより本当はもう少し細かいですが、今回は割愛します(^^)
ちなみにプラスミンは線維素溶解作用があります。
傷が治ってきた時にはこれのおかげで溶けていきます。
さて最後の問題です。
問題 3 ABO式血液型のAB型のヒトで正しいのはどれか。
1.α(抗A)凝集素のみみられる。
2.β(抗B)凝集素のみみられる。
3.α凝集素とβ凝集素の両方みられる。
4 .α凝集素とβ凝集素のいずれもみられない。
はい、来ました血液型。
みんな好きなA型は几帳面で…のやつです。笑
実際血液型と性格は全く関係ありません。以下に示すのは古いデータですが、いくつか質問をして答えたものについて性格を4つに分類していったものです。
まさかのA型が一番几帳面じゃないというデータが出ています。
日本人はもともと几帳面で、A型が多いからそういうふうにいわれたようです。
でも、こんなこと言っても全くモテませんから、男子は必ず血液型の話にはのるように…。
さて、説明していきましょう。
血液型とは?
毎回この部分を説明するときは絵を描かせます。
こんな感じです。
赤血球の上にそれぞれ鎮座するのが血液型(抗原)だと思ってください。
そして、それぞれ秘密兵器(抗体)を持っています。
この秘密兵器(抗体)のせいで異型輸血(A型をB型に輸血)を行うと最悪死を招きます。
よって答えは【4】です。
以上です!
絵で描いて覚えるというのも大事です(^^)
生理学は理解する科目。頑張って理解していきましょう!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?