第6回 柔整理論 2021.4.21
皆さんこんにちは(^_^)
さて今日もやっていきましょう!
大事な大事な柔整理論です!
今日は後遺症についてです。
続発症の簡単にまとめたのは前回のを参考にしてください!
後遺症は以下のものがありますのでまずは押さえておきましょう!
今回問題にはでてこないですが、かなり大事な過剰仮骨形成の話を少ししてから本題に入ります。
過剰仮骨形成とは
仮骨が過剰に形成され、その吸収が少ないか、全く吸収されない状態です。
関節付近に生じやすく,関節運動・神経・血管の障害を起こすことがあります。主な発生原因はこれらです。
ここで押さえてほしいのは,血腫についてです。
血腫は接着剤の役割があると思ってください!!
皆さんも小さいときに図工の時間に接着剤を使ってモノを作った記憶があると思います。
そのとき、安定性がないものをつける時に大量に接着剤をつけている人がいませんでしたか??
接着剤が多いとくっつきますが、はみ出て邪魔くさいですよね。
なので血腫が多いと接着剤が多いのと一緒で、盛り上がってしまうと考えるといいでしょう。
では本題!
次の問題は先ほどの後遺症に当てはまるものを選べばいいです。
問題1.骨折の二次性合併症(後遺症)でないのはどれか。第8回
1.皮下気腫
2.関節強直
3.偽関節
4.骨化性筋炎
よって答えは【1】です。
皮下気腫は捻髪音、握雪音をキーワードに覚えておいてください!
次の問題です。
偽関節について簡単にまとめても原因はこんなにあります。
細かいですねw
少しずつ解説をすると、
(a)①は圧迫力以外は全てだめ、②は血行がないと栄養不足で骨形成が障害される。③パーツが足りない。④血腫は接着剤の役割。⑤骨折端同士がくっつかないと骨癒合しない
(b)①糖尿病は怪我が治りにくい。②骨はタンパク質がないと作れない
(c)①骨折端同士が接触していないなど。②骨折部が安定しない。③仮骨硬化していない。④離開してしまう⑤骨癒合してないのに強い外力を加えるなど
です。
骨形成にはコラーゲン(タンパク質)も必要ですよ!!
問題をみてみましょう!
問題2.偽関節発生の局所要因でないのはどれか。第20回
1. 回旋力
2. 圧迫力
3. 牽引力
4. 剪断力
先ほど書いた、『圧迫力以外は全てだめ』です。
よって答えは【2】です。
2以外の力は癒合障害作動力といいますので覚えておいてください。
最後の問題です!
問題3.ズデック(Sudeck)骨萎縮の症状でないのはどれか。第20回
1. 発汗異常
2. 関節拘縮
3. 爪の萎縮
4. 病的反射の出現
ズデック骨萎縮は、四肢外傷後(コーレス骨折や踵骨骨折など)に、四肢末梢部に急激に骨皮質と骨梁構造の希薄化が生じ、灼熱痛、異痛症、運動障害、関節拘縮、腫脹、爪の萎縮、発汗異常、皮膚色調変化、骨の斑点状の脱灰像などがみられるものです。個人の身体的素因や心因性因子、交感神経障害、長期固定など様々な原因が関与していると考えられています。
現在では複合性局所疼痛症候群 (CRPS(Complex Regional Pain Syndrome))といわれています。
また難しい言葉並べて理解させる気ない文章ですね。w
ポイントはどんな時に起こるか、症状は何かを押さえてください。
どんなとき?
⇒ コーレス骨折や踵骨骨折などの後
症状は?
⇒ 骨萎縮だから骨梁構造の希薄化、
痛み強め!→痛いから運動障害起こる!→動かさないから関節拘縮!
交感神経障害による発汗異常!皮膚色調変化!
病期の進行で腫脹!爪の萎縮! 骨の斑点状の脱灰像!
後半は関連付けもなく無理矢理詰めただけになりましたが、少しでもいいですので頭に入れておいてください!!
では今日はこの辺で(^_^)
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