2021.6.8 第9回柔整理論
ご無沙汰してました(^^)
元気で過ごしていますか??
今日は柔整理論をやってきます!
「骨折の治癒に影響を与える因子」についてです。
これをすんなり覚えれば終わりですが、なかなか難しいですよね...
こういう多くのものを覚えなければいけないときは、
「片方を覚える」が鉄則です。
好適な条件か、不適な条件のどちらかさえ覚えておけば、
国家試験は解けます。(教えるにはだめだけど…w)
皆さんは国家試験合格を目指しているでしょうから片方でいきましょう!
と言いつつ、先ほどの文面をよく見てみると当たり前のことが書かれていますのでポイントだけおさえていきましょう!
まず、不適な条件にある
の4つは「癒合障害作動力」と言います。
それに対して好適条件はこれだけです。
少ない方を覚えてしまいましょう!
さて問題をみてみましょう。
問題1.骨癒合に良好な影響を与えるのはどれか。第19回
1. 圧迫力
2. 剪断力
3. 捻転力
4. 牽引力
答えは【1】です。
2.3.4は癒合障害作動力でしたね。
次に「関節包内で起こった骨折 = 治りにくい」イメージをもってください。
関節内で骨折が起きたときは関節であるため動いてしまうことや、関節軟骨に血管が無いため修復されにくいなどいくつか理由があります。
それを踏まえて問題をみてみると、
問題2.骨折の癒合速度に好適な条件はどれか。第9回
1.噛合骨折
2.関節包内骨折
3.骨折端が広く離開している場合
4.骨折端の接触面積が少ない場合
答えは【1】です。
3.4.骨折端が接していないと骨折は治りにくく、接触面積が少ない場合でも同じく治りにくいです。
逆に噛合骨折は文字通り噛み合ってますので好適な条件といえるでしょう。
最後に血腫についてです。
血腫はプラモデルで言う接着剤だと思ってください。
接着剤が足りないとくっつきませんよね?
逆に多すぎるとはみ出ますよね?
それにより過剰仮骨形成になることもあります。
ではそれを頭に入れて問題です。
問題3.骨癒合に不利な条件はどれか。第23回
1. 軟部組織損傷が少ない。
2. 転位が少ない。
3. 細菌感染が認められない。
4. 血腫が少ない。
答えは【4】です。
一度頭に入れるとすらすら解けるのがこの分野です。
このご時世まだまだ大変かと思いますが、立ち向かうには勉強です。
勉強すれば世の中のことがいろいろとわかってきます。
そして勉強している人がこの世の中を回していることにも気づけます。
世の中を回す人になるか、回されていることすら気づかずに過ごすか。
どっちが幸せなんでしょうか??w
ではまた明日(^o^)
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