第7回 柔整理論 2021.4.26
皆さんこんにちは(^^)
柔整理論今日もやっていきましょう!
今日は高齢者骨折についてです。
では早速問題です。
問題1.高齢者に少ない骨折はどれか。第9回
1.コーレス骨折
2.大腿骨頚部骨折
3.上腕骨骨幹部骨折
4.脊椎圧迫骨折
高齢者骨折には以下の特徴があります。
選択肢をみてみると、答えは【3】です。
老人に多い骨折は4大骨折といわれるくらい有名ですので、絶対に押さえてください!!
次は高齢者に起こりうる続発症についてです。
問題2.高齢者の長期臥床による続発症でないのはどれか。第16回
1.気 胸
2.筋萎縮
3.褥 瘡
4.尿路感染
高齢者骨折で特に気をつけたいのは長期臥床(寝たきり)です。
長期臥床による続発症は以下の通りです。
よって答えは【1】です。
特に認知症は今後必ず社会問題になってきますので要注意です。
では最後の問題です。
問題3.青年の骨折治療に比べて高齢者骨折の治療計画で正しいのはどれか。第21回
1. 固定は長期間行う。
2. 固定力の強度は強固にする。
3. 安静臥床は長期間にする。
4. 運動療法を早期から行う。
答えは【4】です。
高齢者は可能であれば解剖学的にも機能的にも完全に治すのが理想ですが、最悪でも解剖学的よりも機能的に回復させてあげる方がいいです。
理由としては、固定が長くなったり強固になることで関節拘縮を助長します。
また、寝たきりになることで先ほども出てきた認知症のリスクがすごく上がります。
とにかく早期離床を第1目標にリハビリを進めていくのが鉄則です。
そしてその中で行っていくのが運動療法です。
初期は骨折の患部以外の部分を可能な範囲で動かすのが大事です。
ぜひ覚えておいてください!!
今日は高齢者骨折について簡単にまとめてみました!
国家試験によく出るところですので、一つずつ苦手を克服していきましょう(^^)
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