人間関係どうも思うようにいかない
あなたは、人間関係で自分が周囲に「どう思われているか?」「どう見られているか?」をとても気にしていますよね。
もしかしたら、常に人にどう思われてるかを気にしているので、心の休まるヒマがないのでは?
嫌われないために、周囲に合わせる一方で素の自分を押し殺すので、だんだん心が窮屈になっています。
これが一時的なつき合いで、ちょっとのガマンで済めばいいのですが、そうもいかないケースの方が多いと思います。
特に濃いつき合いになるのが、職場の上司や同僚などとの関係がまさにそうです。
人間関係で思うようにいかない、常に人の目を気になる方は、こんなとき、どうすればいい?ときの解決の糸口について紹介します。
人の目を気にしてしまう
人の目を気にしてしまう人は、たとえば仕事でたった一回の失敗で自分はダメ人間なんだと自分一人で考え、勝手に他人から嫌われていると決めつけてしまう人です。
自分に否定的な反面、逆に他人からの命令が嫌で、命令される自分が恥だとも考えています。どんなときも、自分が否定される、命令されるのを恐れていて、それを自分のせいではなく、周りのせいだと強く思っています。
では、どうすればいいかというと自分の考え方を変える。
なぜなら人間、自分の性格なんてちょっとやそっとじゃ変わらないからです。性格が無理なら考え方を変えることです。
まずは、自分の欠点を認めてくれる人を探す。
嫌われてもいいから、自分の本音を隠さず、ありのままの自分を出すことです。それが人間関係をラクにする出発点になるからです。
ありのままの自分を出したら、あなたのことを嫌う人も中にはいるでしょう。人の考えなんてそれぞれ違うのだから、誰からも嫌われない人なんかいません。なので、逆にあなたを好む人も必ず現れるはずです。
かたや、嫌われないことを優先し、自分の個性を隠し続けていたらどうなるでしょうか?
誰にも嫌われずにすむ代わりに、好かれることも恐らくありません。
とはいえ、ありのままの自分を出すのは、勇気のいることだと思います。自分の個性である長所や魅力だけでなく、欠点もさらけ出すことになるからです。
しかし、欠点も含めて自分を好んでくれる人を求めるべきなのです。
何も隠さず話せる相手がいたら、気分はどうですか?
ラクになりますよね。
自分を出さなければ、求めるべき人には一生出会えません。
友だちが多い方がいいとか、深い人間関係より浅い人間関係がラクとかいいますが、心の安心感というのは、たった一人の親友がいれば生まれてくるのだと思っています。
とはいうものの、プライベートなら親友が探せそうだけど、職場じゃ親友がなかなかできない人もいると思います。やっぱり仕事が絡んでくるので、「これを話したら嫌われる」「こんなことをやったら変に思われる」と強く思い込み、自分の本当の姿をさらけ出せないですよね。
そんなあなたは、真面目な方です。
そういう人は、上司に対しても従順に従う術しか持ち合わせていません。結果、他人にいいように利用されてしまいます。
真面目な人こそ損をするのは、本来おかしな話なんですが...
しかし、本音を言ったところで相手に嫌われるとは限りません。むしろ、拍子抜けするほどすんなり受け入れてもらえたりもします。
一方で、仮に嫌われたとしても、深く悩む必要もありません。本音で話せば、「うん、うん」と聞いてくれる人もいれば「なんだ、こいつ!」と冷たい目で見る人も当然いると思います。
ならば、後者と仲良くすることは考えず、前者の賛同してくれる人とだけとつき合えばいいのです。
自分と意見が合わない人にまで好かれる必要はあるのでしょうか?
ないですよね。
嫌われたとしても、一時的なことです。よほど心をグサッと突き刺すような言葉でない限り相手も大抵の場合、翌日には忘れています。
あなたが思うほど、他人は気に留めていないケースがほとんどだからです。
二分割思考が心を苦しめる
二分割思考とは白か黒か、善か悪か、成功か失敗かなど、二者択一のどちらかで判断する極端な考え方です。
たとえば「会社に行くのは善」「行かないのは悪」ととらえたら、道はひとつしかなくなります。行きたくなくても頑張って行くしかなくなるわけです。
もちろん、スキルを磨き経験を積むにはある程度のガマンが必要になります。一定期間ガマンして努力することにより人は成長します。
とはいえ問題はガマンし過ぎていないかどうかです。
ガマンを続けるとストレスはどんどん溜まってきます。ストレスが限界に近づくにつれて、心や体に変調をきたします。
ひたすらガマンを続けて、ストレスで体を壊してまで働く必要はないはずです。選択肢は、無理して会社に行くことだけではありません。働くのが善ではなく、ここでは自分の体を優先するのが善です。なぜなら体を壊したら働きたくても働けない。なので、それ以外にも道があることも頭に入れておきましょう。
自分のイヤな性格を逆手にとる
自分の性格的な欠点のために、悩む人も多いと思います。
「どうにかこの性格を変えられないものか」と思い悩む。
しかし、人の性格というのは、変えようと思っても簡単に変えられないですよね。でも、どうしてもと思うのであれば、自分の性格に対する考え方を変えるしかありません。
人の性格には裏と表がありますが、その裏の面ばかりに気をとられないようにすればいい。表の面を見ると、劣等感も薄らいでいきます。
たとえば偏屈という性格。
自分は偏屈だから、なにかと誤解されやすい。誰も自分のことを正当に評価してくれない。という気持ちは捨てましょう。
なぜなら、偏屈な性格の人には、独創的な仕事をする人が多い。一芸に秀でた人、芸術家、そういった種類の人たちは性格的に偏屈なところが多いからです。
この偏屈な性格のおかげで自分は人のマネできないことができるなど。
自分の性格を毛嫌いしないで、それを活かす方法はないかと考えましょう。
人は何を語るかと同時に、何を語らないかでも判断する
たとえば、こちらが特別に聞き出そうとしているわけでもないのに、本人がどんどん話してくれるので、「うんうん」とあいづちを打っているうちに、その人の生い立ちや家族のことまで頭に入ってしまいます。
こういう、自分の周辺のあれこれを、世間話代わりに人にしゃべってしまえるような人は、たいてい悪意のない人であるが、少々警戒心に欠けるともいえます。
なぜなら、人と人とがきちんと向き合ったときに気づくことは、その人が何を語り、さらには何を語らないかということがいかに大切だからです。
人は、真剣に何かを考えているときには、そのことを軽々しく語らないものです。アドバイスにしても簡単に自分の意見をいうのではなく、むしろじっくり相手の話を聞こうとする。また、語ることが何の効力も発揮しないなら、沈黙を守る。
人は何を語るかだけではなく、何を語らないかでも判断される。
これは、よりよい人間関係をつくるために、ぜひ覚えておきましょう。
おわりに
人間関係どうも思うようにいかないと悩む人は多いと思います。
でも、あまり落ち込みすぎるのはやめましょう。また、改善しようとして焦ってやみくもに行動するのは禁物。もっと関係が悪化する恐れもあります。
それよりも、「どうしてうまくいかないんだろう?」と興味を持って、じっくり自分の人間関係を見つめることが大切です。
それでは、また。