見出し画像

1回目のロッキング①

時は遡ること、約6年。大学に入学してすぐのことでした。

学食で昼食をとり、食器を返却しに行った際にお皿を落としてしまい拾おうとしゃがんだ時、今までに感じたことない違和感を左膝に感じました。ん?と思いつつ立ち上がろうとしたら、「「「「激痛」」」」立てません!というか、身動きがとれませんでした。

さあ困った。入学してすぐだったため、友達もほとんどいなく、一緒に昼食をとった友達は既に次の講義へ行っており、一人だったのです。周りに人はいるものの、上京したてで『都会人こわい・・・』とビビッていた当時の私は助けを求めることができませんでした。学食でポツンとしゃがみこんで落ちたお皿を見つめる奴…今思うと変な人ですね( ˙▿˙ ; )

15分くらいじっとしていたのですが良くなることはなく、意を決して助けを求めました。とりあえず入っていた新入生のグループLINE(10人もいない少人数のグループLINE)に、「3限入ってない人、誰か学食の返却口まで来てくれませんか…助けてください。動けません。」と送信。挨拶程度しかしたことない人ばかりのグループLINE。正直、誰も来てくれないと思ってました。

待つこと5分。既読も全くつかない。そりゃ授業中だもんな…どうする?近くの人に声かけるしかないか…でも近くで休憩してるのは、金髪ギャルたち…怖いよー(´∀`; ) と葛藤していたら、「じゅんちゃん?!大丈夫?!」と声がするじゃありませんか!!!!

なんと、3人も駆けつけてくれたんですウワァァ━━━。゚(゚´Д`゚)゚。━━━ン!!!!その時は、安心して涙が溢れてしまい周囲を困惑させました。

涙ながらに状況を説明し、医務室の先生を呼んでもらいました。しかし、どうにもできないと救急車を呼ぶことに。物心ついてから初めての救急車。

~病院到着後~

先生「膝の半月板がロッキングしている可能性があります。関節に麻酔をし、無理やり動かしロッキング解除します。」と注射器を構える。

私「あ、もう治ったみたいです。大丈夫です!!」と嘘をつきました。

なぜ嘘をついたかというと、私は【注射恐怖症かつ迷走神経反射が起こる体質】のため、絶対に注射を打たれたくなかったのです。

先生「そんなはずない。本当だと言うなら、立ち上がってごらん。」

私「(…注射よりマシ。注射嫌。意地でも立ってやる)ぎゃあーーー(:.;゚;Д;゚;.:)!」と悲鳴を上げながら、立ちました。立てました(笑) 痛いなんてもんじゃありませんでした。膝が砕けたかと思いました。この時は運よく、自力でロッキング解除できたようです。先生はびっくりしてました(笑)

その後は次回の予約をし、痛み止めをもらって電車で帰りました。違和感はあるものの普通に歩けるようになっており、不思議な感覚でした。放置していたスマホを見たら、たくさんLINEが来てました。救急車騒動もあり、グループLINEに入っていない子にも知れ渡っており、想像以上の人たちから心配してもらえました。都会人怖いと思っていたけど、偏見だったかもなと思い始めました。

|´-`)。〇(お父さん、お母さん。東京にも優しい人はいるみたいです。)



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?