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烏龍茶の産地として有名な福建省(ふっけんしょう)は実は紅茶のルーツでもあります。坦洋工夫紅茶は、福建省を代表する三大工夫紅茶のひとつ。坦洋工夫紅茶は中国の代表的な輸出用の紅茶、祁門紅茶・雲南紅茶・英徳紅茶とは趣きのことなる性格をしています。 茶葉は黒々と引き締まり、香りは甘みを含んだ酸味のある強いが柔らかく奥深い不思議な魅力に満ちています。
工夫紅茶とは「手間暇をかけて作った紅茶」という意。家族や友人とお茶を楽しむのどかな時間。今では生産量の少ない贈答用の紅茶として親しまれています。
坦洋工夫紅茶を淹れてみますと水色は中国の代表的輸出用の先の三種の紅茶のような艶やかな赤みはなく落ち着いたコハク琥珀色をしています。 口に含みますと代表的輸出用の先の三種の紅茶のようなパッと香りがハッキリと口いっぱい広がるのではなく、香りはおだやかで自己主張はなく静かに長くつづきます。
坦洋工夫紅茶をゆっくりと味わってみますと酸味をおびた柑橘系の風味がだんだんと感じられミルクとのブレンドに合いそうです。
代表的輸出用の先の三種の紅茶は一煎目から実力を発揮しますが坦洋工夫紅茶は茶葉を多く使い濃厚にいれても何煎か淹れたあとに他の紅茶にない独特の良さが感じられてきます。 腰のすわった落ち着いた飲むほどに深まる飽きない大人の雰囲気の紅茶でしょう。
坦洋工夫紅茶 特級の淹れ方 湯の温度は85~90℃のやや低い温度で淹れてください。茶葉が繊細で細かいので高すぎる温度で淹れますと甘みや潤いとともに清涼感も失ってしまいます。