自己犠牲がテーマ
髪をのばし、おでこ全開に一つに結んでいる最近の私。
亡くなった母にそっくりだと言われるから、この髪型だけは嫌だった。
なのに、今はとてもとても、この髪型を気に入っている。
おはようございます、アリス食堂です。
今回は私の人生のテーマについて、のお話です。
人生のテーマなんていうと、引いちゃいます?
だけど、あるのですよ、一人一人に人生のテーマが。
私の人生のテーマは自己犠牲。
そういうワードが私の中に入ってきました。
自己犠牲と聞いて、良いイメージを持つ人っていないと思います。
それは私も同じで、というよりも、とてもとても嫌でした。
拒否反応で虫酸が走るほど。
というのも、私のこれまでが自己犠牲だらけだったからです。
ひとしきり、そんなテーマ嫌だーーー!!と拒否した後、頭に浮かんだ昔の出来事がありました。
それは、事務員をしていた頃です。
海外出張から帰ってきた方が同じ課の女子たちにと、口紅を買ってきてくれました。
色とりどりの口紅に女子たちはキャキャと群がり、私も入っていました。
ぱっと惹かれたのは淡いピンク色の口紅。
いいなぁとは思ったものの、「残り物でいいです~」とその群がりから私は抜けたのです。
私はそいう風に生きていたのです。
それで、残った口紅は目が覚めるほどの派手なオレンジの口紅。
家に帰ってつけてみましたが似合うはずもなく、結局捨ててしまった。
私はこういう自己犠牲を生きていたのです。
でも、どうなのだろう。
これを自己犠牲というのだろうか?
私のテーマの自己犠牲とは、こういうものなのだろうか?
例えば、子供の盾となり亡くなった人がいる。
その人を自己犠牲というのなら、私のこれまでの自己犠牲と同じなのだろうか?
ほんとは欲しかった口紅があったように、ほんとは子供を差し出し、自分が生きたかったのだろうか?
違う。全然違う。全くもって、全然違う。
私のこれまでの自己犠牲とは、ただ我慢することでした。
ホントは気に入っているもの、ホントはこうしたいこと、ホントはホントは・・・。自分のホントの部分を我慢することが自己犠牲だと思っていました。
私の人生のテーマの自己犠牲とは、
自分のホントの部分を生きること。思いっきり生きること。
こうして、私の経験をあなたに伝えていること。
私のホントを生きれば、淡いピンク色の口紅は私の一番のお気に入りになり、大切に使っている。目が覚めるほどのオレンジ色の口紅は、ホントは誰かにはとてもお似合いだ。
私の人生のテーマとは、生きることにワクワクとドキドキをくれる。
それは、私にホントの力が湧いてくることです。
こうして、パソコンに向かっている私の髪は今のお気に入りのひとつ結びの髪型です。最近、またパーマをかけて結びやすくなった。
ちょっと、外国の女の子みたいにゆるい結びめもお気に入りです。
この髪型をしていると、母を感じる。
柔らかく、とても優しい母の愛。
とてもとても、とっても、感謝している。
お読みいただき、ありがとうございます。
また次回のアリス食堂で。