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都立入試の「一般入試」では、5科目試験がある。

そのため5科目の勉強をしっかり取り組み入試へ向けて頑張っていく子も多いと思うが、あらためて「これからの都立入試戦略」について考えてみたいと思う。

都立入試においては

7(入試本番の得点):3(内申点)

となるので、まずは何と言っても「内申点」がポイントになってくる。

しかし、各地域,各中学校において内申点の付け方がほぼ統一されていないことがほとんどだ。

例えば、学校によって定期テストレベルがバラバラであり、確実に実力が高い子でもなかなか点数が取りづらい問題になっているために良い通知表の評価がつかない生徒も非常に多い。

だから個人的にもこのような制度は非常に

不平等

だと感じている。

それは中学校によってというだけでなく、「学年」によっても評価が変わってしまう中学校も非常に多い。

つまり、学年によってあまい評価だったり、厳しい評価だったりと塾講師としても非常に悩ましいところだ。

そのため、高校受験の戦略を「変えていく」というよりも

「選択肢を増やす」

ことが今後はより重要になってくると思う。

その選択肢というのは、

都立と私立の入試で対応できる実力をつける

こと。私立も単願,併願とあるが、その制度であれば「内申点」を使うことが多い。

そうなると、各中学校の結果に影響が出てしまうのでそうではなく、

私立一般入試

で突破できる実力を身につけることが重要になってくる。

私立一般入試においては、内申点はほとんど影響せずに「入試当日の得点」がすべて見られる。

つまりオール3であっても、実力があれば上位の私立高校にも合格することができる。

そのため、私立高校の主な入試科目である「3科目」は私立対策を行うことが理想だ。

特に今後は大学受験改革や私立高校の授業料無償化により、私立高校への進学も更に加速してくるはず。

しかし、都立入試対策ばかりに傾いてしまっている受験生は、私立一般入試で上位校へはほとんど合格できる実力を持つことができない。

そのために今後の都立入試戦略としては

英数国の3科目→私立対策
理社の2科目→都立対策

を行うことが重要になる。しかし、

「本当にそのペースで都立入試に間に合うの?」

と思われる方もいるかもしれないが、英数国の3科目の私立対策を行ったとしても、そこから冬に「都立対策」を行っても十分間に合うことができる。

今後の入試の動向を視ていく限り、そのような流れが1番ベストなので、1つそれを頭に入れながらぜひ受験期を過ごしてほしい。

ポイントは「選択肢」を持つということ。

高校はけしてゴールではないので、その先の「可能性を高められる進路」を持てるように準備していくことが高校受験であるのかと思う。

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