悲しみに暮れている様子

9/20
前日、久しぶりに向こうから電話しようと言われて電話したは良いものの、向こうの「付き合ってあげてる」感に耐えられなくて、私から切った。
その後別れたほうがいいのかなとTwitterに散々書き散らして、朝通勤電車の中で「私のことまだ好きなの?」と聞いた。これでダメなら別れよう、そう思ってたのに、いざ彼から別れようと言われたら、仕事中に頭がぐしゃぐしゃになって、いつもなら数十分で終わる業務を1時間かけていた。

もう泣きそうですという顔で仕事する私を怪訝そうに伺う先輩。気を遣わせた。すみません。
帰り道でも泣きそうになってたのをたくさん我慢して、家に着いた瞬間、栓が抜かれたように泣いた。声をあげて、えぐえぐ泣いてた。

ずっと分かってたはずだった。向こうから好きだよって言われなくなったこと、予定が合わないからと会う機会を減らしてきたこと、電話もほとんどしなくなったこと、冷めてるんだろうって分かってた。流石に辛いよって言っても彼は変わってくれなくて、自分が変わらなきゃと思う度に私は壊れそうになってたこと。

もう無理だこの関係、先が見えないと、ちゃんと分かってたのに。自分勝手だけど別れたほうがいいと思うって言われたら、今月一番辛くてたくさん泣いてた。

今月何回落ち込んで泣いたか分からなかったけど、それでも私は大好きで別れたくなかった。母親にそんな人辞めてしまいなって言われて、そんなの無理だよって心の中で呟くくらい。でも、私ずっと泣いてるから、結局母親は正しかった。

8月の終わり、また会えるからそんな悲しそうな顔しないでと私を撫でたあなたは、私の予想通りまたなんてなかった。
本当は猫カフェ行こうって話してたのに、それを家に来る予定に変えて、私は少し悲しかった。
猫カフェも今度行こうねの、今度なんてなかった。

なに、昔みたいに友だちに戻ってって。戻れないよ。私はあなたを恋人として大好きだったから、辛くて1人泣いてる日もあったけど、ちゃんと向き合おうって思って向き合い続けてたし、試行錯誤してたからそんな簡単に昔みたいな関係に戻れるわけないじゃん。

そう思いながら味のしない白ごはんを食べて、泣いて泣いて泣いて。

あなたと行きたいところたくさんあった、したいこともたくさんあった、もっと会話したかった、もっと触れ合いたかった、もっと一緒にいたかった。
あそこ行ったの楽しかった、あの時のあなたが好きだった、あれは嬉しかった。
そうやって、過去と叶わなかった未来が頭中でぐるぐるして、なんでこんな辛い思いしてるんだろうって泣きたくないのに泣き続けた。

ほんとに、本当に大好きだったんだな…。
いつもなら容赦なく切れるはずの連絡先も縁も、自分から切れなかった。
私はあなたの前だからあどけなく笑えたのに、あなたの前だから幸せだったのに。

「それに応えられなくなった自分が嫌になった、自分のせいで苦しめ続けるのは嫌だから。」

そう思うならあなたが変わってよ。あなたのせいなら、あなたが向き合ってよ。
今のままじゃ嫌いになれないよ。その優しさが、わがままが、自分勝手さが私にとって呪いになってるんだよ。


私のことを心配してくれる人たちが、私の代わりに怒って一緒に悲しんでくれて、「あなたはもっと幸せになるべきなんだよ」って言われて、わたしそんなに辛そうにしてたのかって思った節もあった。
1人で塞ぎ込まないで、来週はたくさん連れ出すからと半ば強引な約束も、私にとってはありがたい。

9/21
9/21になっても、心に穴が空いたみたいになっている。昨晩からまともに食べていない体は、生きるためにお腹を空かせている。また味のしないご飯をおじいちゃんが漬けてくれた梅干しと食べて、また泣いて。
突然終わりですと言われても、ずっと私の生活に居座ってたあなたが、そう簡単に消えてくれない。

それだけちゃんと向き合ってたんだね。一個前の恋愛はさ、終わった瞬間なかったことにできたから、こんなに苦しいってことは、ちゃんと自分の意思で好きだったんだ。
それをまた向こうから裏切られて、愛されることや愛することが怖くなるね。ようやくちょっとずつ、自分は人から愛されてもいいって思えてたけど、また自分のせいだって責める声がする。そんなことないから、できることはちゃんとしてたよ。どうしようもなかったよ。私が悪いわけじゃないよ。

結局起きている時間はずっと泣いている。
向こうは今日から伊豆に行き、私は明日から広島へ行く。
これも、せっかくの三連休なのに一緒にいれないんだと思って入れた予定。

とりあえず、家の中を軽く掃除する。今日は床をクイックルワイパーでふくことしかできない。
そして、あの人のために買ったものを捨てる。

思い出も泣きながら消して。snsはまだ消せない。
フォルダにたくさんあの人の写真がある。好きな顔だよって会話。私の写真もあの人が「可愛いね」って言ったものもある。

お気に入りのハートがついてる写真、言われて嬉しかったLINEのスクショもある。デートのときの日記も。嬉しかったって無邪気に書いてある私を静かに抱きしめたくなる。
こんなに私に愛されておいて、さよならなんて酷いね。ほんとに。ほんとに、ひどい。
ポロポロと楽しかった記憶ばかりが出てくる。辛かったはずなのに。忘れてしまったかのように。

泣きすぎて頭痛い。もう泣けないから!と体が言っている気がする。そのおかげか少し精神が落ち着いてくれた。
とりあえず母に別れたことを言う。

母「そんなやつ要らん。アンタには勿体無いわ。」
就活中、ひどく落ち込んで帰省したときも母は味方でいてくれたなと思い出す。

細かい振り返りは広島のお供にするとして、やっぱり、大好きだったし、多少私の思いは向こうにとって重かったのかも知れないけど、言いたいことがあるなら言ってねも、私はあなたのこれが苦しいよも言ってたから、向き合わなかったのは向こうだよな。人をちゃんと愛せるんだと思ったし、自分を愛し続けてくれる人とちゃんと関係持つのがいいなと思いました。そして、向き合うことから逃げずにいてくれる人じゃないとこっちも苦しいわ。

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