広島旅行記

広島旅行

6:40 品川発
8月の終わり、大好きだった人と最後に会ってから、9月の三連休は片方は自分の時間にしようと思っていた。
もう片方は会えるかもと淡い期待だけして空けておき、結局実家に帰り、そしてこの三連休も正直言って前向きな気持ちにはなれていない。

自分のための旅行をするとき、前回はスペインだったけど、なぜか大きな転機を迎えているタイミングで。計らずともという思い。あれ、意外と自分大丈夫かなと思ってたのは全く嘘で、昨晩も結局伊豆に行っているあの人を追って、何を間違えていたのかなとLINEを遡っている。そして、苦しくなって寝付いた。
「幸せになるべきだよ!」と私事みたいに泣いて、1人にならないでと心配してくれたさくちゃんの3日は思いっきり泣きなさいという言葉通り、やっぱり泣いている。HY流して泣いてるよ。
ファミリーに心配されていいからと、我慢せずに泣きなさいと。さくちゃん強いね、ほんと。一緒に広島から戻る?って聞いたけど、今度は一緒に広島行こうね。宮島、私も満潮のときに行きたい。

ということで、とりあえず乗り換え地福山まで約4時間近くある。慣れ親しんだ故郷を超えて西に行くのは初めてで、尾道はずっと行きたかった場所である。

ありがたいことに台風接近により怪しかった天気は出るころには回復していた。向こうは分からんけど。
晴れやかな天気でいてくれないと私は耐えられない。

悲しい気持ちを受け止めるために、
①自分のせいだとは思わない。
②泣きたくなったら泣こう
(さくちゃんの言葉通り。隣に座っている人には申し訳ないけど無理です。)
③あくまで私にもダメだったところがなかったかなぁと探すだけにしよう。

広島旅行記(心の治癒旅行)です。

7:04 新横浜-小田原区間から
そもそも、この人の一個前の恋愛(知らん人もいるだろうけどゼミの先輩)の話からしよう。

高校から大学2年くらいまでは、悲しいくらい自分は愛される価値なんぞないと本気で思っていた。心が弱すぎて、病んだし死ぬことも過ったくらいで。
同時期高校時代の同期からめちゃくちゃ依存されていた。私も軽く依存していたが、共依存というのは心苦しく、ゼミの先輩に吐露して、そして最悪なことに私はこの先輩に依存していく。

依存した先の恋愛は破滅するだけである。
好きになったと勘違いしていた私は、当時の日記に「本当に好きなのかよく分からない」と記している。今思えばなかなか最低である。
そんな状態で関係は続くわけなく、途中で私は先輩にむけていた感情が憎悪に変わる。今でも申し訳なく思うけど、本当に弱かった。

そして、別れ、「私、人のことを愛する価値もないし、愛せないのかな」とさらにめちゃくちゃ病んだ。全く絶望的に生きるのが下手。ただ単に自分のことを大切にしていない奴が人のことを愛して良いわけないのである。ちゃんとしろ。

そこから、もう恋愛しなくていーやでゼミやらダンスやら就活やらをひたすらに走り切った。思えばこの「自分のことに向き合う」期間が大切だったなと思います。ちなみにセブチにハマったのもこの時期。
恋愛で泣いた後のアイドルは沁みるよね。わかる。

ちなみにあの人とは大学1年の終わりから会っていた。バイト先同じだったので。
でも申し訳ないけど、全く眼中になかった。
病んでたし、ダンスが終わるまで自分のことに必死だったから。
話すほどには仲良かったけどね。

自分のこととちゃんと向き合って、やるべきこと終えてふーってなってから、ふと、この人と飲み行きたいな〜て思った。
心を開き始めていたという表現が正しいと思う。私は気を許した人にしか飲みを誘わない。
好きになっていたのか、なるのかは遅かれ早かれだっただろう。

向こうは大学の頃からかなりふっ軽で、誘われたら行くがモットー。私の飲みも誘われたから行っただけだろうな。
まあこのとき3軒行って9杯飲んだが。向こうは帰れなくなって私の家に上がってきたんだけど。



当時の日記。酔ったら当たり前に素の自分になるし、それを受け入れられると好きになるのが性質のためこの有様。
向こうが人たらしすぎて読めずにバカ悩んでいる。

この日がきっかけに別れるまでほぼずっとLINEをすることになる。向こうも流石に好かれていることに気づいたし、あまりの好きバレ具合に好きになってたよと後日聞いた。

可愛いくらいに自分から好きになっていた。
ふとバイト先で話していたとき、「なんか私を見る目が優しいな」と思って自分の恋心に気づいたのである。
泣けてきた。健気にずっと大好きだった自分がいたことに気づくと流石に泣けるだろ。

7:34 掛川通過
私の安息地を過ぎる。1週間前は潰れそうなくらい不安になってた自分へ、別れたよ。本当に四六時中あの人のこと考えてて苦しいだろうけど、少し忘れてゆっくり休みなさい。

心を開いた人に揃いも揃って言われるのは「そういう人だっけ?」と言われること。
子どもっぽい、意外と抜けてるなどなど。対人用の仮面があまりにも人を寄せ付けない仕様になっているからか、素の自分でいると子どもらしくなる認めてます。

あの人の前でもそうだった。
前Twitterで子どもみたいになる人とずっと一緒にいたいという呟きを見たことがある。
そこには、自分を認められ、受け入れられ、そして、素直になれる人という意味が含まれてるだろう。

つまり、あの人と付き合っていた自分は、心から人を愛し認め、受け入れてもらい素直になっていた。生き方としては22年間の中で最も「自分らしく」いれたと思う。あどけなく笑える、私もそんな自分が好きだったから。ゼミの先輩と別れたときの杞憂はなくなる。

気付き① 私はちゃんと人のことを好きになれる、惜しみなくそれを与えられる。
(かなり愛情深い、それが分かるだけでもかなり価値があるのでは。)
②子どもらしくなるが私にとっては人付き合いの正解である。

あーーーーーーめちゃくちゃ好きじゃん。また苦しい。好きだった時の自分が消えたことが苦しい。またそんな日が来るのか分からない未来が不安で仕方ない。心を開ける人と恋仲になれるのか、そんなの考えても分からないと思っても心配になる。また泣いちゃう。ちょっと休憩しよう。

8:58 新大阪通過
そういえば今日クソ早起きだったわと思い少し寝ていた。

あれ、まだ新大阪?福山ってまだなのか…と調べたら意外と遠くね?
神戸、姫路、岡山と通過してようやく到着するらしい。はえー遠いね。もうちょっとねよ。

9:35 相生駅通過
おはよう世界。どうやらマジで知らない土地に来たようだ。
もう30分したら福山につく。

天気はどうやらこちらも持ってくれている様子。散歩の地と呼ばれた尾道を雨で歩くのはなんだかなって感じだからね。

ここまで来る間お供にされていたHYの曲、失恋ソングと言えばの366日を筆頭に刺さる曲しかなくて困る。
しかし福山に着いたら聞くのやめよう。本当にジメジメした気分で旅行することになる。

9:56 先輩の故郷岡山通過
配属されて早々私に、こんな会社に居続けるなと言ってきた長身イケメン(既婚)の先輩の故郷である岡山を通過。
と同時に、ゼミ時代の戦友(?)、ゼミ長から飲みの快諾をもらった。人に会わないと、人に言わないと確かに押しつぶされそうなのでありがたい。

10:17 福山着
意外と肌寒さを感じる気温だ。
乗り換え地には観光客も多く、みなさん目的地は同じなのかなと思う。
なんかお腹すいた。朝早かったからかな。
今日は早めにラーメン食べよかな。

ちょっとだけワクワクしてきた。相変わらずあの人何してんだろって思っちゃうけど、まだ3日目だし、これはさくちゃんもしょうがないって言ってくれるだろう(ほしい)

ちなみに私の隣には明らかにしまなみ街道をサイクリングしますと体現しているような人がいる。でっかい自転車が折り畳まれている。
着ている服には四国一周の文言。楽しそう普通に。人生うまく生きてる人だ。

10:36尾道着
尾道ついた。塩の香りがする。たくさん漁船なのか船が停留している。
楽しそうな観光客に交えてホテルへ荷物を預ける。ちょっと悲しい。私も純粋に広島を楽しむはずだったんだけどな。

ほんとはここもあの人と来たかった場所の一つ。あの人に教えてもらった南九州の良さはいまだに心にザワザワしたものを残しているけど、私もあなたに一つ記憶に残る土地を教えたかった。

あの人と来たかったではなく、あの人と時間を、感情を共有したかった、のほうが正しい。私が見ている世界や感じていた世界もあなたに感じて欲しかった。叶わなかったけどね、それは。
なんだか長いラブレターみたいになりそう。一回も送ったことないけど。

時間がゆっくりと過ぎる。お腹すいた。ラーメン屋までもう少しだからもうちょっと歩こう。

ゆっくり過ごしてる場合じゃなかった!ラーメン屋めちゃくちゃ混んでる!!!!!!!!!!
まあ時間あるからいいか。いくらでもあるもんな〜。
私の好きなOL一人旅ブログで美味しかったよ〜て言ってたラーメン屋なので気になる。諦められないのでまったり並ぼう。

雨、本降りになってきた。もう少し弱まってほしい。

ラーメン食べれるかな。実は振られたショックであまりご飯食べれてない。
胃に入れないとと思って梨とか食べてるけど、ちょっと楽しみにしてたラーメンもすでに油の匂いでキツい。
悲しみに暮れてるからなのかな。やっぱり何も考えてないようにしてても泣きたくなる。



無理やり胃に入れた。ちょっと苦しい。

猫みたいに小道を行き当たりばったりで歩いて戻ってまた小道へ。
(商店街でふらりと小道にそれたら、男の子グループも後ろからついてきた。残念ながら行き止まりで引き返していたので、申し訳ない気持ち。猫のように消えるべきでしたか。)
猫になったみたいに散歩するの楽しいな。猫になりたい。猫になったら尾道に住もう。



ロープウェイでとりあえず山頂まで行き、ゆっくり坂道を降りる。瀬戸内海を一望して、不思議だなと思う。瀬戸内海出身の人だろうか、太平洋を見慣れている人は瀬戸内海を見て海と思わないと。瀬戸内海は、島々が連なっているため、確かに海というより湖のように思える。瀬戸内海をテーマにしたお話は映画でも小説もたくさん読んでたし、見てきたけど、確かに恋だなんだを言いたくなるよな〜と思った。

もう頭がほぼいかれているので何も良縁成就のゆかりすらない千光寺で恋みくじひく。
「あなたの言葉は宝石のように愛の光を放ち、情感あふれたものになります。」
心に負わなくてもいい追い傷を謎に負った。

そうして全く意識のない状態でたまに瀬戸内海の景色を、文学の小道に描かれた俳句を見つつ、メソメソしながら坂道を降りる。雨が降って滑りそうだし。



ふらりと猫の小道と呼ばれる脇道に入って、さらにいかにも秘密基地です!と言わんばかりのカフェに入る。入り口が怪しすぎてみんな入るのに戸惑うレベル。優しそうな店員さんが案内してくれた。座った席の隣に猫が寝てた。かわいい。猫さんだ。

ふうと落ち着いて、一旦吐き出した結果↓
どうしてもどうしても、あの人が好きだったな〜とかあの人ならここで写真撮るかな〜とか、歩くの嫌がって往復ロープウェイになりそうだなとか、ひどい引きずってるやん。何これ。みんなこんな感じ?失恋した後って。全然立ち直れる気がしない。助けてほんとに。
望んでもないのにあの人のことを考えてポロポロ泣きそうになる。ただでさえ、観光地、三連休中日。1人で泣きそうになりながら尾道歩いてるの悲しい人なのよ。

ジブリみたいなカフェの猫、かわいいな。よく猫になりたい猫になりたいって言ってたけど、猫になったらあの人に撫でられるし可愛がられるしと思ってしまう。大丈夫?私。マジで相当落ち込んでるね。

「恋愛感情がないと言われれば否定できない。今は薄いと思う。」
「中途半端なのは良くないと思うし、この心情で苦しめたくないし、縛りたくもない。今は満たしてあげられないと思う。」
「好きでいてくれたことは苦しくなかったし負担でもなかった。いつも嬉しかった。でもそれに応えられない自分がダメだと思って」

それってさ、単純に慣れただけじゃなかっなのかな。
そう思ってたのを知ってたら、そっか距離取ろうって提案したけど私に言えなかったんだね。
確かにあなたから好かれてるか分からなくて悲しくなってたけど、嫌いになってないのなら、私は別れるべきなんて言われたくなかったよ。
だってそれっていわゆる倦怠期でさ、多分好きが落ち着いたってわけじゃなかったのかな。
ちゃんと話し合いもしないで別れるべきだなんて、私にはあまりも酷だったよ。

グッとその時は飲み込んでた気持ちがふって出てくる。別れるべきなんてあなたの中で結論が出ていたら、私は何も言えないよ。

こんなこと思ってたら猫さんが私の近くに来て毛繕いしてくれた。
慰めてくれるの?気ままなやつと分かっていてもポロポロ泣き出す。あーダメだマジで。



でも、私はあなたが病んでることも察してた。私のせいなのかもと思って深く聞かなかったけど、話したくなったら話してねとバトンも渡してた。それでも言わなかったのは、そこに話し出せる信頼がなかったからだろうか。
私も愛されているか分からないその不安で何度も不安だよ、辛いよと言ったのも良くなかった。私はあなたが大好きで正直依存してたから。負担だと思ったことないって言ってたけど、それはあなたがそう思っていただけで、応えないとと思い込んで滅多病まないあなたを病ませたほどには負担だったんだろう。

コミニュケーションや意思疎通、何もできてなかったんだなと思う。あんなに大事だと分かってた話なのに。何一つお互い目を合わせて顔を合わせて会話をしてなかったんだろうな。後の祭りだなぁ。

気付き③相手の態度が慣れ故なのか冷めた故なのか見極めが大事。今回は冷めていたのかも知れないけど、やはり向こうからしたら、疑われることは悪手にしか思えないのかも。
気付き④元々不安になりやすいと思っているけど、それはなぜなのか。それって考える時間が多いからじゃない?多趣味なあの人に比べて、私はそうでもなかった。いつも不安に思っていたのは予定のない日だっし、仕事に忙殺されていたら忘れていた。自分がやるべきなのは確固とした「自分の時間や趣味」を持つことなのかも(思えば人に依存しなくなったと感じた大学後半は良くも悪くもセブチまっしぐら、ダンスとゼミで多忙だったからだ。病む隙間があまりなかった。)それがなかったから、私はあの人で寂しさを埋めようとしていたのでは?
→新しく自分を呼称する何かを始めるのはいいことなのかも。

塩の香りと穏やかになった風と気温を感じながらまた道を歩く。猫の小道は想像以上に猫の小道だった。瀬戸内海を横に明日のパンとちょっとだけジュースも買ってホテルへ入る。たくさん歩いたから少し休憩しよう。

さくちんの、全然未練酷くてどうしようという私の発言に「広島と共に捨ててこい!拾っておいてやるから」の発言に、頑張るねと思って入眠…。

12000歩も歩いていたから当たり前に疲れてホテルでダウン。
私の同期が散歩はひたすら歩いて疲れて、考える前に寝るからいいよと言ってたけど割と納得する。私は暇になるとどうしても考え過ぎるクセがあるから、新しくアウトドアスポーツを始めたい。しっかり一日潰れて疲れるやつ。やはり登山始めようかな。

ラーメンを消化して広島焼き食べに来た。かなりアットホームなお店で眼前で女将さん?みたいな人がテキパキテキパキ作ってる。すごい。地元の人がよくくる店なのかな。聞いたところによるとお昼からぶっ通しで初めて19時ごろには閉めるという早さ。都会の人の感覚でホテルを出ていたら食べられなかったかも。
ビール飲みたくてちびちび飲んでる。楽しそうにお酒飲むのが好きって言われてたのに、最近めっきりお酒なんて飲まなくなってたんだよ。
そうして、記憶の中にいるあなたを一つずつ一つずつ呼び返しては泣いている。どれも楽しかった記憶でまた苦しくなってた。

1時間くらい待ってようやくありつけた広島焼きは正直に言うと一口二口でお腹いっぱいになってた。でも、女将さんの笑顔が、声かけが優しくて多分私がそう感じてるだけなんだろうけど、またポロポロ泣きそうになって、食べきらなきゃって思って全部食べた。少し観光地から離れた場所だったが、笑う門には福来ると、店内いっぱいに笑ってる猫と七福神、それから梟(なぜなのか分からず)をみて、なんかその暖かさみたいなのに食べながら涙を堪えてた。おいしかった。さくちゃんに広島焼きって美味しいねって言おう。




ふーーーーっとまた瀬戸内海を横目にホテルへ。ちょっとだけ海風当たろうかな〜て思ったけど、夜の海って不穏だから、やめておいた。今の私に必要なのは明るい場所です。

足マジで悲鳴上げてるので、めぐりずむのやつ貼ってお布団に入る。お
風呂浸かったら妙に思考が冴えてきた。

なんとなく、あの人に愛されている自分がとっても好きだったことは確信もって言える。ニコニコしてたし、ひまわり持ってお日様に当てないと!って子供かと思うような発言しても可愛いねって顔で見てくれた、それが嬉しくてニコニコ。
間違いなく、自分の素の部分を受け入れてくれたからである。だから愛されてない!って思ったら、また嫌な自分に戻ったと思ってあの人に負荷をかけてたのかもしれない。
じやあ、普通にその「愛されていたときの自分」に常になって、それを「受け入れてくれる人」といたらいいんじゃね?
さくちゃんとか主にこの記事を読める人は受け入れてくれる人に分類されるけど、何も受け入れられないということでもないし。

じゃあ愛されてたときの自分ってなに?その好きだった自分ってなんだ。あの妙な自己肯定感なんだったの。

感受性豊かな自分
些細なことも掬い上げて主に喜楽の感情に長けてる自分
美しいなぁってのをちゃんとキャッチできる自分
上記を言語化できる自分
幸せをちゃんと感じて表現できる自分
ご機嫌な自分(これは社会人として難しいけど)
愛されてると自覚できる自分
※素直に感情表現できる自分かも

ちょっともう出ない。この前本部長に文系営業は言語化を磨けと言われたけどこれ以上無理です。
おわーーなんか分かってきたかもこの世の真理。別にこれちゃんと再現できれば私あの人に依存しなくても生きてけるのでは!
素の自分って出せんくね問題もあるけどまあそれはちょっとまた今度考えよう。今日はもう思考終わり。脳も悲鳴あげる。

9/23
日の出と共に目が覚める。いつも仕事行く時間に目が覚めているあたりを見ると、とても体内時計って恐ろしいなと思う。

やけに晴れやかな気持ちだ。外晴れてるからかな?瀬戸内海の朝は眩しい。日焼け止め持ってくるの忘れたけど、後でお外に出てみよう。

頭の冴え具合は変わらず、私は昨晩から今朝にかけて止めたはずの思考が動き続けていた。
外少し寒い。昨日買ったジュースを持ってきたけど、飲めるかな。
昨日の自分へ。なぜ炭酸にした。



薄々気づいていたけど、多分この関係を壊したのは間違いなく自分だろう。
相手に依存する恋愛は破滅へ向かう。これは間違いない。彼氏軸で動いていると、自分の気持ちと反する、依存先が不安定になると、自分のアイデンティティも揺れ動いて、さらに不安になる。向こうからとめどなく愛を注がれていない限り、不安になり続けるわけだ。それでは相手も疲れてしまう。

会わなくなった、連絡頻度が落ちた、好きと言われなくなった。
全てもう私のことが好きじゃなくなったのかなと、言動の裏をかくように不安になり、向こうに責め立てていたと思う。こちらも苦しくて、そんなことないと思うのには心が弱かった。

秋風が吹く。瀬戸内海の秋は涼しいね。

何も「嫌いになった」わけではなかったのではないのかなあの人は。会わなくなったのではなく、予定が詰まってて会えなかった(私の予定を入れられるほど向こうに精神的な余裕もなかった)。連絡を取れなかったのも、向こうは自分のことで精一杯で私によこす余裕がなかった(私自身仕事で忙しくしているとよくそうなる。それに、私があの人を精神的に追い込む手前まではいつも通り普通に連絡をくれていた)。好きと言われなくなったのは、確かにその感情が薄れたからなのかもだけど、嫌いと言われていなかった以上は別に気に留めることでもなかったのではないか。

海に光が反射してゆらゆらと揺蕩う。この明るさがなければ私はまた悲しくなる。

あの人が好きになった私は、おそらくあの人のことでいっぱいになってた自分ではない。幸せを、自分の人生を自ら歩める私だったであろう。

連絡をちゃんとくれていたとき、自暴自棄にならずに、連絡くれてるからちゃんと愛されてると思えていたら、彼のできないという発言の言葉を自分からマイナイスに置き換えなければ、彼のせいではなく、自分が彼軸になっているからだ、自分のことに集中しなきゃと気づいていたら。

後の祭りだ。全て。終わったあとだから、この気づきを得られただけでも良かったと思うしかない。
私があなたを信じられなかったことが、あなたを追い詰めるまで病ませた原因かもね。
謝ったら謝らないでとか誤解してるままじゃんと言うかもだけど、多分私のせいだよ。ごめんね。

してくれていることに目を向けなかった
余計なことを自分から勘ぐった
自分の幸せを常に自ら得られなくなっていた
それをあなたから得ようとしていた
自分の時間を自分で歩める人間じゃなくなっていた
あの人からの感情をすべて自分の定規で測っていた


どふっきれLINE(長文)


大学のゼミの人たちなら、多分「大丈夫やで〜また会えるときに会おう!」って言えるんだろうな〜(勝手に脳内変換)
自分のこと第一優先で生きないとダメだね。
その強さが私にもいるわね。はーなんか自分の中で折り合いがついたのかも。ホテル戻ろう。ジュースは全部飲めなかった。今日は原爆ドームへ行くから、その前に気持ちが整理できて良かった。あそこは歴史を勉強しに行くところだから、こんなメソメソした気持ちで行っていたら流石に失礼だろうからね。

晴れやかな気持ちで尾道を後にする。さよなら尾道!いい街だった!今度はもうちょっと元気なときに来ます!
車窓から見える瀬戸内海の美しさ。ちゃんと綺麗だと思える。ここから広島まで鈍行で1:30。あえて新幹線を使わずに行く予定です。


めちゃくちゃ長閑な時間を過ごしています。長閑すぎて引く。暑くなくて良かった。風が気持ちいい。
かなりしっかり自分の気持ちを整理して、悲しみも未練もだーーーいぶ落ち着いた(と思うけど)、でもやっぱり友だち優先しすぎじゃね?言ってくれないと分からんこともだいぶあるよ???とあの人の気持ちを理解する一方で、価値観合わなかっただけなんかな〜と思うところも出てきた。私がめちゃくちゃ我慢する形になる必要もないしな。まあここら辺は何が正解かわかりません。愛情表現の仕方は人それぞれだから、それを理解してあげるべきだったのかもね。

車窓から見える山々と河川が美しいな〜ジブリを垂れ流しながら眺める。
私は山と海だったら断然山派ですが、こういう田舎独特の風景は都会では見れない。静岡も地域によっては田舎だねと思う風景もあるけどなかなかお目にかかれない。
落ち着く。すごく。ちょっと眠たいくらいだ。

少し寝ていたら広島に着いた。数年前弟が平和記念式典できた街。まずはカキフライ食べたい。それから原爆ドームへ行こう。

なにこの広島駅の混みよう。新幹線止まってるんかってくらい混んどる。びっくりした。
そしてやっぱり外国人率すごい。行き先はみんな決まってるんだろうけどすげーわ。
なんかバスの中の観光地案内も、英語の教科書みたいになってる。広島市内は間違いなく観光地化していたわ。最近オーバーツーリズムすぎて日本の有数観光地はイマイチになってると聞くけど、なんかなぁ。そんな感じもしてしまうわ。

結局人の多さに圧倒されてカキフライを食べずに原爆ドームと平和記念公園へ。まあ案の定、ちょっと精神的にうっってなったので、あまり書きません。ただ恒久平和をいつまでもと思いながら、祈りを捧げてきました。

駅に戻って、お土産買って、できたらお昼食べて帰ります。
の予定がカキフライ諦めきれない!!!!と思って駅中の定食屋に来てしまった。土地の料理はちゃんとしたお店で…と思っていたけど、そんな元気意外となかったので仕方なし。



お土産を買って、なぜか遅れている新幹線に乗り込んでさようなら広島!
いい場所だった。来る前はメソメソしてた気持ちもかなり落ち着いて、もちろん若干まだ悲しい気持ちもあるけど、でも関係を続けていたとしても結局会う頻度少なすぎて病んでた気がするし、うまくはいかなかっただろうな〜と思った。
こんなに好きな人またできるかなとかこんなに愛されることまたあるかなとかも思ったけど、一回あったこともう二度とないとかなくね?
てか、今年の一月にひいた東京大神宮のおみくじ(日記帳に挟んでおいた)に「去った人の言葉が気かがりになると思うけどウジウジすんな。破滅すんぞ」と書かれており、うわあ…とその時わからなかったピンと来る感じを覚えてしまい(スピってるわけではなく)、早く切り替えようと思いました。とりあえず今は自分のことをどうやったら彼氏なしで幸せにできるかな〜ってのを考えて、本格的な登山開始検討(今年n回目)、もうちょっと友達と会う、人脈広げてみる、あとは自分って一番自分が大事ってのをよーーーーーーく叩き込んでおこう。暇にせずに忙しくしよ〜まあ仕事で絶対死ぬほど忙しくなるけどね〜。

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