【ポケカ】シティリーグ2025S2Top8 ヒスイゾロアーク今までありがとう(ダブルターボからの脱却)全文無料
こんにちは。
息子達や大会で知り合った方々とチームを組んだりして、ポケカに勤しんでいるじゅに(@Jyu210)です。
僕はかれこれ1年半ぐらいヒスイゾロアークを握り続けていますが、シティリーグ2025S2でヒスイゾロアークで出場する最後の公式大会となりそうです。
(福岡在住のため、CL大阪にはエントリーしていません)
家では息子達との壁やる時のために、ボムピジョリザとボムピジョドラパ、タケルライコも所持していますが、ジムバトルや自主大会、シティリーグに出る時はヒスイゾロアークで出続けています。
しかし、シティリーグはもちろん、ジムバトルですら3位が最高という情けない実績しかありません。
僕がヒスイゾロアークのポテンシャルを最大限に発揮させてあげれたら、こんなことにはなっていないのに…
ヒスイゾロアークに申し訳ないです。
そんな中、Fレギュ最後となるシティリーグ2025S2でなんとかヒスイゾロアークをトナメまで連れていくことができたので、ヒスイゾロアークへの感謝も込めて、ヒスイゾロアークとはどういうカードだったのか、最終的にどのように考えて今回の構築に至ったのかを書いていけたらと思います。
今回のシティリーグの結果も中途半端ですし、実績のない僕のnoteに需要なんてあるとは思っていませんが、ヒスイゾロアークを握り続けている方は一定数おられると思いますので、何かの参考になると幸いです。
長文になりますが、全文無料ですので、是非読んで頂ければと思います。
よろしくお願いします。
※ヒスイゾロアークについてはご存知の方がほとんどだと思いますので、「ヒスイゾロアークの特徴」についてはとばして読んで頂ければと思います。
2025シティリーグS2デッキレシピ
まずは、2024/11/23(土)に2025シティリーグS2に参加した時のレシピです。
あとから採用理由などの詳細は書きますが、とりあえずレシピの紹介をします。
ゼロの大空洞が登場してから、爆発的な火力を手に入れたヒスイゾロアークですが、従来の大口の沼型か、ゼロの大空洞型か、大口の沼とゼロの大空洞を合わせたハイブリッド型の大きく3つの型が存在するようになりました。
僕は2025シティリーグS1は大空洞型で出場したのですが、2-4という不甲斐ない成績でした。
2025シティリーグS1のリストは以下の通りです。
イキリンコ、ゼイユ、博士の研究、ACE SPECであるパーフェクトミキサーでいかに早くゲンガーをトラッシュするかに重きを置いていました。
対して、2025シティリーグS2のリストは以下の通り。
沼型にしてnoteのタイトル通り、ヒスイゾロアークの核ともいえるダブルターボから脱却した新しい形で挑みました。
結果は予選2位通過のTop8(トナメ1没)。
当日のマッチングです。
予選
レジドラゴ ⭕
ボムドラパ ⭕
サーナイト ❌️(両負け)
サーナイト ⭕
サーナイト ⭕
モルフォンユキメノコ ⭕
トナメ
カビゴン ❌️
トナメこそ1没してしまいましたが、不利対面のサーナイトに勝ち切れたなど、考え方は良かったのかなと思っています。
今回はヒスイゾロアークへの感謝の意味も込めているので、ヒスイゾロアークの特徴から振り返っていきたいと思います。
ヒスイゾロアークの特徴
ヒスイゾロアーク(VSTAR)は自分の場のダメカンが乗っているポケモンの数×50という、わざ「のろいをきざむ」で戦っていくので、いかに自分の場のポケモンにダメカンを乗せれるか、どれだけポケモンを並べれるかが鍵になります。
うまく準備ができれば、2ターン目から280(ダブルターボエネルギーの-20込み)以上の高火力を出していくことが可能で高火力かつアグロで先にサイドを取り切ることが可能です。
そして、VSTARパワーである特性「ファントムスター」も強力で、サポートである博士の研究と同じ効果になっており、強力な縦引き性能があります。
しかし、他のアグロ系のデッキとは異なり自分の場にダメカンを乗せるという所に一手間かかるため、うまく準備ができなければ全く火力を出すことができません。
自分の場のポケモンにダメカンを乗せる主な手段としては以下の通りです。
スタジアムである大口の沼を貼った状態で手札からポケモンをベンチに出す
スタジアムである大口の沼を貼った状態で手札からポケモンをベンチに出すことで、ポケモンにダメカンを2つ乗せることができます。
しかし、この手札からというのが曲者で、たねポケモンを手っ取り早くベンチに出す手段として用いられるグッズのネストボールだと、山札から直接ベンチに出すので、大口の沼の効果が発生しません。
もちろんグッズのなかよしポフィンについても同様です。
そのため、ボール系のグッズで大口の沼の効果を発揮させながら、たねポケモンをベンチに出すには、山札から手札に加える効果のものである必要があります。
それを実現するボール系のグッズはモンスターボール、スーパーボール、ダークボール、ハイパーボール、キャプチャーアロマ、ヒスイのヘビーボールなどがあります。
しかし、これらにはそれぞれ弱点があり、ネストボールのようにお手軽にたねポケモンを持ってくることはできません。
モンスターボールはコインで表を出す必要があります。
表が出たら進化ポケモンも自由に持ってこれますが、裏が出たらそもそもポケモンを持ってこれません。
スーパーボールは山札の上から7枚にポケモンがあれば、たねポケモンでも進化ポケモンでも持ってこれますが、山札の上から7枚にポケモンが存在しなければ、何も持ってこれません。
また、山札の上から7枚にポケモンが存在しても、それが欲しいポケモン
でない可能性は多々あります。
スーパーボールは山札の上から7枚見るのに対して、ダークボールは山札の下から7枚見て、その中に存在するポケモンをたねポケモンでも進化ポケモンでも持ってこれます。
山札から見た7枚に欲しいポケモンが存在しかったり、そもそもポケモンが存在しない可能性があるのはスーパーボールと同じですね。
ナンジャモの後に使用すれば、山札の下のカードの内容は分かるはずなので、うまく使用すればスーパーボールより確率よく好きなポケモンを持ってくることができるかもしれません。
ハイパーボールはたねポケモンでも進化ポケモンでも自由に持ってこれますが、手札から2枚トラッシュする必要があります。
手札から2枚トラッシュする必要がありますが、一番確実に好きなたねポケモンを持ってこれるグッズです。
キャプチャーアロマはコインで裏を出す必要があります。表であれば進化ポケモンを持ってくることになるので、たねポケモンを出すなら裏を出す必要があります。
表であれば後述する特性「ならくのうらもん」を持つゲンガーを持ってこれたりするので、外れとなることは少ないですが、確実にたねポケモンを持ってこれるというわけではありません。
ヒスイのヘビーボールはサイドを見て、その中にたねポケモンがいればヒスイのヘビーボールと入れ替えて、たねポケモンを手札に加えることができます。
対象がないことはもちろんありますが、1枚採用のたねポケモンをサイドからいち早く救出できる優れものです。
スタジアムである災いの雪道を貼った状態で手札からエネルギーを貼る
スタジアムである災いの雪道を貼った状態で水ポケモン以外のたねポケモンに手札からエネルギーを貼ることで、エネルギーを貼ったポケモンにダメカンを2つ乗せることができます。
水ポケモン以外のたねポケモンに手札からエネルギーを貼るという事は、まずダメカンを乗せたいポケモンを進化させてはいけないことになります。
かつ手札からエネルギーを貼るという行為は基本的に自分の番に1回しか行えません。
なので、このスタジアムを使用して自分の場のポケモンにダメカンを一気に乗せていくということは難しい印象です。
貼る必要があるのがエネルギーなので、タイプや特殊エネ関係ないところは評価ポイントですかね。
災いの雪道を使用するのであれば、以下のような手札からエネルギーをポケモンに貼ることができる特性を持つポケモンとセットで使用することが必須になると思います。
まずはオーガポンみどりのめんexですね。
特性「みどりのまい」は自分の番に1回だけ自分の手札から「基本草エネルギー」をこの特性を使用したオーガポンみどりのめんexに貼り、山札から1枚引くことができます。
災いの雪道は時に特性だとダメなどの指定はないので、この特性「みどりのまい」でも効果は発動します。
手貼り権とは別にエネルギーを手札から貼ることができ、山札から1枚引けるというのも強力です。
しかし、エネルギーを貼る対象は自分自身なので、他のポケモンにダメカンを展開するためには、後述するグッズのダメージポンプが必要になります。
次はネイティオです。
特性「アカシックセンス」は自分の番に1回、自分の手札から基本超エネルギーを1枚ベンチポケモンに貼り、山札から2枚引くことができます。
ドローエンジンにもなり、自分自身以外にもエネルギーを貼ることができるので、災いの雪道と相性が良さそうに見えますが、自分自身は進化ポケモンであるため、自分自身に特性でエネルギーを貼ってもダメカンは乗らないので、注意が必要です。
こちらもオーガポンみどりのめんexと同様に一気に自分の場にダメカンを展開しようとすると、後述するグッズのダメージポンプが必要となります。
最後はセグレイブです。
特性「きょくていおん」は自分の番に何回でも手札から基本水エネルギーを自分のポケモンに貼ることができます。
手札に基本水エネルギーさえあれば、全てのポケモンに手札から基本エネルギーを貼ることができるので、一気に自分の場にダメカンをためることができます。
注意点としては自分自身は水タイプかつ進化ポケモンなので、ダメカンは乗りません。
また、セグレイブは2進化になっているのでセグレイブを立てるのが、まず大変です。
特性「ならくのうらもん」を持つゲンガーをトラッシュし、特性の効果でトラッシュからベンチに出す
特性「ならくのうらもん」はトラッシュからベンチに出ることができ、その時に自身にダメカンを3つ乗せるという効果です。
ダメカンを3つというのがポイントで、後述するグッズのダメージポンプを併用すると、一気にゲンガーを含めダメカンを3体のポケモンに乗せることができます。
逆にそれをせずに特性「ならくのうらもん」でトラッシュからベンチに出しただけの場合は、ゲンガーのHPは残り90となり、かがやくゲッコウガのわざ「げっこうしゅりけん」で取られてしまうので、注意しましょう。
ここで大事になるのがゲンガーをトラッシュに送る方法ですが、自引きやボール系のグッズによって手札に持ってきたゲンガーをグッズ、サポート、特性の効果でトラッシュするのが基本となります。
手札からゲンガーをトラッシュする方法として一番最初に考えられるのは、グッズであるハイパーボールのコストにすることです。
(ハイボゲンガゲンガーはハイボアーケアーケ次ぐ強力な呪文です)
ACE SPECのグッズであるシークレットボックスのコストにすることもいいですね。
シークレットボックスを使用すれば、最大3枚までゲンガーを同時にトラッシュできます。
(3枚もゲンガーを手札にかかえること自体が難しいと思いますが)
また、シークレットボックスの場合はグッズ、ポケモンのどうぐ、サポート、スタジアムを1枚ずつ山札から持ってこれるので、スタジアムの大口の沼とゲンガーからダメカンを他のポケモンに展開できるグッズのダメージポンプを持ってこれるのもいいですね。
次はサポートでトラッシュする方法ですが、これは博士の研究、ゼイユといったところになるでしょう。
博士の研究は手札を全てトラッシュしてから山札から7枚ドロー、ゼイユは5枚ドローできる強力な縦引きカードです。
ゼイユは博士の研究よりもドローできる枚数が少ないですが、普通はサポートを使用することができない、先攻1ターン目でも使用できるというのがポイントですね。
ヒスイゾロアークは基本的に先攻を取りたいデッキだと思いますが、その先攻1ターン目にゼイユを使用できれば、どんどん山札を掘っていくことができます。
ただし、後述するグッズのダメージポンプを複数枚手札に抱えている状況で博士の研究やゼイユを使用すると後々の自分の場へのダメカン展開が難しくなるので、十分に気をつけて使用してください。
これも後述しますが、ヒスイゾロアークVSTARは基本的にダブルターボエネルギーを1枚貼って攻撃していくので、4枚しか採用できないダブルターボエネルギーを複数枚手札に抱えた状態で博士の研究やゼイユを使用する場合は、後立てる必要があるヒスイゾロアークVSTARの数を考えた上で使用しましょう。
最後は特性によってトラッシュする方法ですが、一番はヒスイゾロアークVSTAR自身のVSTARパワーの特性「ファントムスター」か、イキリンコexの特性「イキリテイク」を使用する方法です。
ヒスイゾロアークVSTARのVSTARパワーの特性「ファントムスター」は博士の研究と同じ効果なので前述した通りですが、イキリンコexの特性「イキリテイク」は自分の最初ターン限りですが、手札を全てトラッシュして山札から6枚ドローするという強力な特性です。
両方ともどんどん山札を縦引きできる特性ですが、手札を全てトラッシュする必要があるので、博士の研究やゼイユと同じようなことに注意して使用しましょう。
その他にもゲンガーかを手札からトラッシュする方法はいくつか(大地の器、リファインなど)ありますが、ヒスイゾロアークVSTARで使用されるカードではこんな感じです。
ドードリオの特性「ばくそうドロー」を使用する
ドードリオの特性「ばくそうドロー」は自身にダメカンを1つ乗せることで、山札から1枚ドローすることができます。
自発的にダメカンを置くことができ、1枚ドローもできるので個人的にはかなり好きなポケモンです。
特性「ばくそうドロー」を複数回使用した後であれば、後述するグッズのダメージポンプで自分の場の他のポケモンにダメカンを移動できるのも嬉しいです。
そして何よりドードリオのわざ「いかりのくちばし」は10ダメージ+自身に乗っているダメカンの数×30ダメージと無色1エネで使用できるわざとしては破格の性能を持っているのも魅力になります。
なかなか難しいですが、ダメカンを9個乗せることができればなんと280ダメージまで出すことが可能です。
そのおかげで基本的にヒスイゾロアークVSTARで攻撃していくデッキであるため、特性「しんぴのまもり」を持っているミミッキュを苦手としていますが、そのミミッキュをドードリオが突破してくれます。
特性「いてつくとばり」を持つユキメノコをベンチ(自分の場)に出す
特性「いてつくとばり」はポケモンチェックのたびにお互いの特性を持っているポケモン(ユキメノコ以外)にダメカンを1つ乗せることができます。
現環境は特性を持ったポケモンが多く、ヒスイゾロアークVSTARも例外ではありませんので、ほとんどのポケモンにダメカンを乗せることができます。
(ユキメノコ自身にはダメカンは乗らないので、後述するグッズのダメージポンプを使用するか、大口の沼が出ている状態で手札からたねポケモンであるユキワラシをベンチに出す必要があります)
注意点としてはダメカンが乗るのがポケモンチェックになるので、2ターン目に進化させたとしても、ダメカンが乗った状態で自分の番をむかえるのは3ターン目からだという点です。
アグロ系に分類されるヒスイゾロアークで3ターン目からの殴り出しだと遅いので、ユキメノコを採用する場合はスタジアムの大口の沼などが引けなかった時の保険として考える必要があります。
後攻1ターン目でポケモンのどうぐであるエヴォリューションで進化させることができれば、2ターン目をダメカンが乗った状態で迎えれはしますが、ヒスイゾロアークがVSTARになりきれていないので、そこにはダメカンが乗らなかったりするので、そこまでする必要はないと考えています。
(というかエヴォリューションの枠がないですし、基本的に縦引きするヒスイゾロアークでは後攻1ターン目にエヴォリューションを持ってることが安定しません。)
さらにはポケモンチェックのたびに特性を持ってるポケモンにダメカンが乗っていくので、自分のターンになるまでに特性を持ってるポケモンにダメカンが2つ追加されることになります。
そうとなるとかがやくゲッコウガのわざ「げっこうしゅりけん」ケアで出していたマナフィなどはあっという間にきぜつしてしまうことにも注意しましょう。
しかし、相手の特性持ちのポケモンにもダメカンが乗ることから、打点補助としても考えることができるので、使い方次第ではかなり強いポケモンです。
かがやくデンヂムシの特性「ビリビリブロック」の効果で、ポケモンVに手札からエネルギーを貼る
かがやくデンヂムシの特性「ビリビリブロック」は手札からエネルギーをポケモンVに貼ることで、ダメカンを乗せることができます。
しかし効果発動する対象がポケモンVのみなので、これも一気にダメカンを乗せるには、やはり後述するグッズの「ダメージポンプ」が必要だと思います。
グッズのダメージポンプを使用する
グッズのダメージポンプは自分の場のポケモンに乗っているダメカンを2つまで別のポケモンに乗せかえることができます。
これにより、スタジアムの大口の沼で乗った2つ、特性「ならくのうらもん」でゲンガーに乗る3つ、ドードリオの特性「ばくそうドロー」やユキメノコの特性「いてつくとばり」でたまったダメカンを他のポケモンに乗せかえることで、一気に複数のポケモンにダメカンを乗せることが可能です。
注意点としては乗せかえ元のポケモンからダメカンを全てなくさないようにすることぐらいでしょうか。
ドードリオを採用している場合は、あえてドードリオにダメカンを乗せかえて、ドードリオのわざ「いかりのくちばし」の火力を上げたり、相手のファントムダイブで乗せられたダメカンを別にうつし、相手のプランを崩すのにも使えます。
わざを使用してベンチのポケモンにダメカンを乗せる
わざを使用してベンチポケモンにダメカンを乗せることができるポケモンはいくつかいますが、代表としてエモンガを紹介します。
エモンガのわざ「スカイウェーブ」は素点10点に加え、お互いのベンチポケモン全員にそれぞれ10ダメージ与えることができるので、このわざを使うだけで、自分自身以外の全員にダメカンを乗せることができます。
(ベンチにいるテラスタルのポケモンにはダメージを与えられないのは注意が必要です)
しかし、このわざ「スカイウェーブ」で一気にダメカンを展開しようとした場合は、わざを使用する時点でベンチを埋めておく必要があります。
また、わざなので使用したら自分の番が終わってしまうことになり、今のゲームスピードを考えるとわざでダメカンを展開するのは現実的ではない感じです。
エモンガは逃げエネ0というところも偉いのですが…。
2025シティリーグS2デッキ採用カードと採用理由
ここからやっと、今回(2025シティリーグS2)で使用したデッキに採用したカードと採用理由を書いていきます。
(ここからは基本的にデッキレシピの画像にうつっているカード達になるので、個別の画像は割愛します)
ヒスイゾロアークV、VSTARライン 3枚ずつ
このデッキの根幹、エースアタッカーです。
理想は4枚ずつですが、枠の関係で3枚ずつになります。
グッズで夜のタンカが登場してくれたおかげで、3枚ずつでも困ることはほとんどありません。
VSTARパワーの特性「ファントムスター」は特性で博士の研究を打てるという破格の性能です。
2ターン目から高火力で押し切りたいデッキではあるので、序盤の展開で使用することが多いですが、後半に温存できればできるほど強くなります。
終盤の裏呼べば勝ちという局面で特性「ファントムスター」からボスの指令を引き込むなどができれば、理想的です。
ちなみに特性を持たないポケモンはヒスイゾロアークVとユキワラシのみになるので、オーガポンいしずえのめんexと対峙した時は忘れないようにしましょう。
(僕はこれを忘れてというかオーガポンいしずえのめんexの特性がミミッキュとごっちゃになってて、トナメでカビゴンに負けました)
ネオラントV 1枚
手札からベンチに出した時に使える特性「ルミナスサイン」が強力なカード。
序盤で展開不足の時は博士の研究やナンジャモ、終盤では勝負を決めるためのボスの指令やツツジを持ってこれるのがえらすぎます。
どうしても大口の沼を貼りたい時にアクロマの執念を持ってくることも視野に入れましょう。
みなさんご存知のように負け筋にもつながるので、使用する際は注意が必要です。
あとはネオラントスタートしないように祈るのみ。
ちなみにネオラントを倒された場合は、夜のタンカでもう回収してもう1回特性「ルミナスサイン」が使えるとプラスに捉えましょう。
オーガポンみどりのめんex 2枚
最後の最後でメンバー入りしたポケモンです。
ヒスイゾロアークの特徴の紹介でも登場しましたが、特性「みどりのまい」は基本草エネルギーを自身に貼りつつ、山札を1枚引けるというエネ加速とドローを兼ね備えた優秀なポケモンになります
たねポケモンなので、すぐに特性が使っていけるのも良いです。
そして、構築を見てもわかるとおり、ヒスイゾロアークには鉄板であるダブルターボエネルギーを採用していません。
そのため、特性「みどりのまい」で貼ったエネルギーをグッズのエネルギーつけかえでヒスイゾロアークに貼り替えることによって、手貼りも含めて1ターン内でもヒスイゾロアークに2枚の基本エネルギーを貼れるようにしています。
(レジドラゴでよく見るムーブですね)
そして、忘れてはいけないのが、オーガポンみどりのめんexに3エネつけれていれば、2エネついている悪リザードンexをワンパンできることです。
今回のシティではリザとはマッチングしませんでしたが、前のヒスイゾロアークがやられた後の返しがしやすくなっているのポイントになります。
エネ加速とドローソースの役割を兼ねていますが、基本的にヒスイゾロアークを育成するのを優先するので、手札にエネが草エネ1枚の時はヒスイゾロアークに手貼りするか、特性「みどりのまい」を使うかの判断が必要になります。
どうしても欲しい1枚があるときは特性「みどりのまい」で引きにいく時はありますが、本当にその1枚が今必要なのかを本当によく考えましょう。
(とはいえ1枚のドローで世界が変わるのも事実)
基本的には1体しか立てないため、2枚採用です。
キチキギスex 1枚
登場以来どのデッキでも安定したドローをサポートをしてくれるポケモン。
特性「さかてにとる」の詳細は語る必要はないと思います。
この3枚ドローで助けられた方はヒスイゾロアーク使いだけでなくても、多いはずです。
特性「さかてにとる」は1ターンに1度しか使用できないので1枚採用になります。
ボスで呼ばれて倒されても、夜のタンカで呼び戻してどんどんドローしてもらいましょう。
キチキギススタートしてしまったとしても、わざ「クルーエルアロー」で裏のたねポケモンをとるなどの考えは持っておいたほうが良いです。
ユキワラシ、ユキメノコライン 1枚ずつ
このデッキの特徴でもあるユキワラシ、ユキメノコラインです。
ユキメノコの特性「いてつくとばり」はお互いのターン後のポケモンチェックの度にユキメノコを除く特性を持っているポケモンにダメカンが1つ乗ります。
これにより、大口の沼が引けていなかったとしても自分の場のダメカンを増やしたり、相手の特性持ちのポケモンにダメカンが乗ることによって、こちらのダメージ要求ラインを下げたりします。
ユキメノコを立てる時は、後述するマシマシラも合わせて立てるようにしてください。
そうすることで、自分の場のダメカンを毎ターンコンスタントに相手のポケモンに移し替えることができるので、これも後述するかがやくフーディンのダメカン移動なども絡めて、ベンチのたねポケモンなどをダメカン操作のみで狩り取ることができます。
もちろん、バトル場に対するダメージ要求ラインを下げるのにも使えます。
マシマシラを立てれずに自滅してしまうことだけは絶対に避けましょう。
(カビゴン戦は除く)
ユキワラシに関してはサイドに落ちても、ヒスイのヘビーボールで救えますが、ユキメノコに関しては救えないので、2枚ずつにしたいところではありますが、そんな枠はないので1枚ずつの採用です。
マシマシラ 1枚
マシマシラもこのデッキの重要ポケモンです。
ユキメノコを立ててる時、ヒスイゾロアークが相手の攻撃を1発耐えてくれた時、対ドラパルト、レジドラゴにファントムだいぶでダメカンをばら撒かれた時に活躍してくれます。
この構築は最大火力がヒスイゾロアークの300なので2進化exを相手にする場合は打点補助が不可欠になります。
それを実現してくれる1体ですね。
特性「アドレナブレイン」で自分のポケモンに乗ったダメカンをどんどん移し替えて、打点補助やベンチのポケモンを狩っていきましょう。
そして一番大事なのはドラパルト、レジドラゴ戦です。
ファントムダイブでばら撒かれたダメカンを相手に返すことによって、相手のダメカンばら撒きのプランを崩しつつ、打点補助やベンチ狩りができるようになるので、優先的に場に出しましょう。
ただし、特性「アドレナブレイン」でダメカンを移動する際は、移動元のダメカンをなくしてしまわないように注意してください。ヒスイゾロアークの火力が下がってしまいますので。
サイドからたねポケモンを救出できるヒスイのヘビーボールを採用しているので1枚採用にしています。
かがやくフーディン 1枚
かがやく枠はかがやくフーディンです。
役割としてはマシマシラと同じくバトル場に対しての打点補助とベンチ狩りになります。
ユキメノコの特性の効果や大口の沼の効果で相手に乗ったダメカンを操作するのが基本になります。
あとはバトル場がツーパンになってしまう時に、2回目の攻撃の前に忘れずバトル場のダメカンをベンチに移動しておきましょう。
この2点が勝負を左右する場合がありますので。
スーパーボール 2枚
他のデッキだとネストボールなどの枠になるところです。
しかし、手札からベンチに出して大口の沼でダメカンを乗せたいヒスイゾロアークとネストボールは相性が良くありません
ネストボールだと山札から直接ベンチに出てしまうので、大口の沼の効果が働かないからですね。
なので手札に加えることができるスーパーボールを採用しています。
(クイックボール帰ってきてくれ)
スーパーボールは山札の上から7枚見た中から好きなポケモンを持って来れる効果ですが、もちろんその中にポケモンがいないこともありますし、たねがほしいのに進化ポケモンしかいないなんてことなんてザラにあります。
それでも一旦手札を経由させるためには、それを受け入れざるを得ないという感じです。
もちろん山札の上から7枚にまさに欲しいポケモンが含まれていた場合は、ノーコストでそのポケモンを持ってこれるので、コスパは高くなります。
この枠はキャプチャーアロマと議論が分かれるところになりますね。
(キャプチャーアロマ派のほうが多い印象ではありますが、僕はスーパーボール派です)
本当は4枚採用したいですが、枠の都合上2枚採用となっています。
ハイパーボール 4枚
全てのデッキに4枚入っているであろう手札から2枚トラッシュして山札から好きなポケモンを手札に加えることができる唯一無二のグッズです。
通常のヒスイゾロアークであれば特性「ならくのうらもん」を持つゲンガーを採用していることも多いので、ゲンガーをコストにするなどやりやすかったですが、この構築だと正直どれもコストにしたくはありません。
強いて言うならドラパルト、レジドラゴ戦であればファントムダイブがあるので、ユキメノコを立てることはしないので、そうであればコストにする第一優先になります。
とはいえ、夜のタンカも3枚採用していますし、エネルギー回収も1枚採用なので、エネルギーやすぐには使わないポケモン(ネオラントやキチキギスなど)をコストにすることが多いですかね。
あとは、ユキメノコ+マシマシラ+フーディンでベンチのポケモンを狩ったりもできるので、ボスの指令も個人的には落としがちです。
(ともだちてちょうで山札に戻せる前提ですが、それでもかなり辛いです)
しかし、好きなポケモンを持ってこれるというのはこの構築において非常に大事なので外す選択肢などないので、4枚採用しています。
キャップチャーアロマ 2枚
ここも本来であればネストボールの枠になります。
コインを投げて表なら進化ポケモン、裏ならたねポケモンを山札から好きに手札に加えることができます。
これにより、裏が出た時にはきちんと大口の沼の効果をうけつつベンチに出すことが可能です。
この構築の場合だとたねポケモンが欲しいシーンのほうが多いように思うので、本当にスーパーボールと好みだと思います。
僕はスーパーボール、キャプチャーアロマを2枚ずつ採用にしていますが、どちらか一方を4枚採用でも全然良いです。
ただし、ユキメノコもいるし、大口の沼関係なくやっぱり自由にたねポケモンを選んで出したいと思い、ネストボールを採用することは個人的におすすめしません。
ユキメノコの特性「いてつくとばり」でダメカンが乗るのは後攻1ターン目でこの構築で採用していないエヴォリューションを使わなければ、自分の2ターン目後のポケモンチェックで初めて、ダメカンが乗ることになるので、殴り出しが3ターン目になり、1ターン遅れることになります。
ヒスイゾロアークは基本的に先攻を取りますし、一応アグロ系の部類に入るヒスイゾロアークにとって1ターンの遅れは致命傷になりかねません。
ヒスイのヘビーボール 1枚
サイドに落ちているたねポケモンを救出できる、これも唯一無二のグッズです。
ネオラント、キチキギス、ユキワラシ、マシマシラ、かがやくフーディンなど1枚採用のたねポケモンが多いので、採用しています。
救出優先度としてはケースバイケースなので、全てのパターンを挙げるとキリがないので申し訳ありませんが、割愛させて頂きます。
基本の立ち回り方を後述するので、それを参考に選んで頂ければ幸いです。
個人的に何枚も採用するものではないと思っているので、1枚採用です。
ポケモンいれかえ 2枚
ここの枚数は好みが分かれるところですが、僕は2枚採用です。
逃げエネなしでいれかえるのは普通に強いです。
特にヒスイゾロアークだとかがやくフーディンや僕は採用していない特性「ならくのうらもん」を持つゲンガーが縛られることが多いため、そのためにエネ(大体ダブルターボエネルギー)を使用するのは気が引けます。
今回の構築はダブルターボ不採用かつ、基本エネ再利用もできるようにしているので、そこまでシビアにならなくても良いかもしれませんが、逃げるために手貼り権を使いたくないというのが正直なところです。
そこに手貼りするならヒスイゾロアーク or マシマシラに貼りたいと思っちゃいます。
他に枠を割きたいと思う方は1枚でも良いと思います。
ダメージポンプ 4枚
ヒスイゾロアークといえば説明不要な必須グッズです。
自分の場のポケモンに乗っているダメカンを2つまで他のポケモンに移動することができます。
大口の沼が貼れていない状態で展開せざるを得なかったポケモンや、ユキメノコの特性「いてつくとばり」でダメカンを乗せている場合は、ユキメノコ自身にダメカンを乗せるために使用します。
終盤で大口の沼も貼れている状態かつ自分の場全員にダメカン乗っている場合は、ハイパーボールのコストにしてしまっても良いですが、ドラパルトやレジドラゴにファントムダイブでダメカンをばら撒かれた時に、ダメカンを移動して相手のプランを崩す、自分のダメカンを1箇所に集めて一気にマシマシラの特性「アドレナブレイン」で相手に移動するなどに使いましょう。
環境には少ないですが、アマージョexのパニックマスクラインから脱出できるのも地味に大きかったりします。
(マシマシラでも良いですが)
エネルギーつけかえ 3枚
ダブルターボエネルギーを廃止したため、大事なエネルギー加速手段です。
考えはレジドラゴと一緒でオーガポンみどりのめんexの特性「みどりのまい」で加速した草エネをエネルギーいれかえでヒスイゾロアークにいれかえ+手貼りで1ターンで起動しようという考えになります。
前のヒスイゾロアークが育ったあとは、特性「みどりのまい」とマシマシラに悪エネを手貼りし、その後に2体目のヒスイゾロアークの育成に入る感じです。
(特性「みどりのまい」の草エネをエネルギーつけかえで2体目のヒスイゾロアークにいれかれてるとなお良いです)
ダブルターボエネルギー採用型だとどうしてもダブルターボを優先してヒスイゾロアークに手貼りする必要があるので、中々マシマシラに悪エネを手貼りするタイミングが捻出しにくかったりします。
それを解決する手段が特性「みどりのまい」+エネルギーつけかえでした。
エネルギーつけかえをひけなかったとしても、ヒスイゾロアークを1ターン目に出して手貼りしておけば、2ターン目の手貼りで殴り出しに十分間に合います。
そのために大地の器も採用しているので、再現性は高いです。
ヒスイゾロアークに悪エネを貼ってしまっている場合で後から草エネを引いた時に、エネルギーつけかえで悪エネをマシマシラにつけかえて、ヒスイゾロアークに草エネを手貼りするパターンもあることも覚えておいたほうが良いです。
本当は4枚採用したいところですが、枠の都合上3枚採用になります。
エネルギー回収 1枚
トラッシュの基本エネルギーをノーコストで2枚回収できます。
これがあるおかげで、序盤に基本エネを手札にかかえていても、博士の研究やファントムスターが打ちやすいです。
エネルギー回収、夜のタンカなどの基本エネ回収カードを固まって手札に抱えているときは安易にファントムスターや博士の研究をしないように注意してください。
後々リソース不足で詰む可能性がありますので。
その場合は可能であれば、ネオラントを使ってでもナンジャもを持ってきてから手札をトラッシュせずにリフレッシュさせるようにしましょう。
(ダメージポンプを大量に手札に抱えている場合も同様です)
一番最初は2枚採用にしていましたが、回収できる基本エネの枚数が1枚減りますが、夜のタンカのほうが汎用性が高いため、エネルギー回収は1枚にして夜のタンカの枚数を増やしました。
ここをさらに削って夜のタンカを4枚にするというのもありだと思います。
大地の器 2枚
手札から1枚トラッシュすることで、基本エネを2枚まで山札からもってこれる優れもの。
ダブルターボエネルギーだとサポートのアクロマの執念やグッズのエネくじでお祈りするしかありませんが、こちらは確実に基本エネを2枚持ってこれます。
マシマシラが立っている、立てれそうであれば草と悪を1枚ずつ、そうでなければ草を2枚持ってきます。
エネがないと勝負にならないため、2枚採用。
夜のタンカ 3枚
トラッシュからポケモン or 基本エネを1枚回収できるという激強カード。
夜のタンカが出るまでは、すごいつりざおで一旦山札に戻してから、再度引く必要がありましたが、そんなことせずにトラッシュからひょいっとポケモン or 基本エネを回収できるのは強いです。
夜のタンカのおかげで、博士の研究、ファントムスターが打ちやすくなりました。
回収できる枚数こそすごいつりざおの3枚には劣りますが、それを補って余りある活躍を見せてくれます。
特にポケモンのサーチ手段が少ないこの構築に取ってはかなりありがたいです。
仮に2体目のヒスイゾロアークがVSTARになれていなくても、倒されてトラッシュに行ってしまったヒスイゾロアークVSTARを回収すれば良いだけになるので。
僕は3枚採用にしましたが、先ほど書いたとおりエネルギー回収を夜のタンカの4枚目にするのはありだと思います。
ともだちてちょう 1枚
トラッシュからサポートを2枚まで山札に戻せるカード。
ヒスイゾロアークは基本的に博士の研究+VSTARパワーの特性「ファントムスター」で自分の手札を犠牲にし、どんどん山を掘っていく縦引きデッキになります。
そのおかげでボール系もスーパーボール2、ハイバーボール2、キャプチャーアロマ2、ヘビーボール1枚の最小構成でなんとかなっています。
となると、やはりそこに巻き込まれるサポートは出てきてしまうわけなので、終盤重要になるボスの指令、ツツジをしっかりと山札に戻すための採用です。
ともだちてちょうなんて何枚あってもいいですが、1枚採用になります。
ともだちてちょうで回収する優先度は、ボスの指令 > ツツジ > ナンジャモ > 博士の研究 > アクロマの執念の順です。
博士の研究 3枚
この構築の貴重なドローソース。
特性でドローできるのは、オーガポンみどりの面exとキチキギスexのみなので、博士の研究はどんどん使って山を掘りまくります。
手札を全てトラッシュする必要はありますが、7枚もドローできるのはやはり強力です。
ダブルターボエネルギーを採用した型であれば、ダブルターボを複数手札にかかえている場合は、ダブルターボエネルギーをトラッシュから回収する方法が限られる(ハマナのバックアップぐらい)ので、博士の研究を打てない時が発生します。
しかし、この構築であれば基本エネなのでエネルギー回収、夜のタンカでトラッシュから回収できるので、少し気楽に博士の研究を打つことができます。
とはいえ貴重なダメージポンプ、エネルギーつけかえを複数手札にかかえている場合は博士の研究を打った後に自分の場にダメカンがばら撒けるか、手貼りでエネが間に合うかの判断は必要です。
エネルギー回収や夜のタンカも同じことが言えますが、これらを手札に抱えている=トラッシュから回収したいものは、まだ山札に残っていると考えれば、かなり気を楽に博士の研究を使用することができます。
博士の研究を使用する時にともだちてちょうが手札にある場合は、ともだちてちょうを使用してから、博士の研究を使用するようにしましょう。
山札はいつでも掘っていきたいため、3枚採用です。
ナンジャモ 1枚
ドローソース兼手札干渉札。
序盤は自分のドローソースとして、終盤は相手への手札干渉として使用します。
特に序盤は相手の手札がしぶそうであっても、自分の展開を優先して使用するようにしましょう。
序盤の使用優先度は博士の研究 > ナンジャモではありますが、大事なリソースを手札に多くかかえている場合はナンジャモを優先します。
(ナンジャモでも4〜6枚ドローできる場合)
相手の残りサイドが少なくなってきたら、ナンジャモで止めにかかってください。
後述するツツジのほうが終盤は強いですが、ツツジは序盤に引いても何もできないためナンジャモも採用しています。
本当は2枚ほしいところですが、これも枠が捻出できず1枚採用です。
ツツジ 1枚
終盤の強力な手札干渉札。
相手の残りサイドが3枚以下の時しか使用できませんが、相手の手札を2枚にできる優れものです。
にもかかわらず自分も手札を一度山札に戻しはしますが、その後6枚も引けるので、終盤での逆転につなげることができます。
ただし、序盤に引いても使うことができないため、序盤はともだちてちょうで戻せばいいやぐらいの気持ちで、ハイパーボールのコストなどに使ってください。
終盤にネオラントVの特性「ルミナスサイン」からツツジを持ってきて、相手が止まったら気持ちいいです。
終盤は強力ですが序盤は使い物にならないため、1枚採用です。
ボスの指令 2枚
相手のベンチポケモンを自由に確実にバトル場に呼べる強力なカード。
ヒスイゾロアークは基本的に相手のサイドを2-2-2で取り切りたいデッキになるので、積極的に裏のサイド2取れるポケモンを呼んで倒していきましょう。
ただし、2進化exやサーナイト対面であれば2-2-2になりにくかったりもするので、アタッカーに育つたねポケモンをからす、ラルトス or キルリア(マシマシラも捨てがたい)をからすことを考えてベンチポケモンを呼びましょう。
特に2進化ex対面ではユキメノコ+マシマシラ+かがやくフーディンを合わせることで、ベンチのたねポケモンを取ることができるので、それと合わせてもう1体アタッカーに育つたねポケモンをボスの指令で前に呼び倒すという動きもできるので、アタッカーをからすこともしやすくなっています。
本来は3枚採用したいところですが、上記したとおりベンチのたねポケモンなどを狩り取れる可能性もあるので、2枚採用です。
アクロマの執念 1枚
山札からエネルギーとスタジアムを持ってくることができるヒスイゾロアークにはかなり嬉しいカード。
エネルギーなので特殊エネルギーも対象であるのが嬉しいところ。
従来のダブルターボエネルギーを採用している型であっても、ダブルターボエネルギーと大口の沼 or ゼロの大空洞をサーチできるのは強いです。
この構築は特殊エネはACE SPECであるレガシーエネルギーだけになりますが、レガシーエネルギーを山札にあっても、今必要なエネルギーは何かをきちんと判断する必要があります。
ヒスイゾロアークのエネが間に合っていないのであれば草エネ or レガシーエネ、ドローを進めたいのであれば草エネ、マシマシラにエネをつけれていないのであれば悪エネ(最悪レガシーエネ)という感じで判断しましょう。
個人的にはそれよりも大口の沼をサーチできるのが大きいと思っています。
ユキメノコで自分の場にダメカンを乗せる保険は取っているものの、メインは大口の沼の効果でダメカンを乗せたいからです。
(あわよくば大口の沼の効果で相手のポケモンにもダメカンを乗せておきたい)
基本エネであれば大地の器でも持って来れますし。
1ターン目から大口の沼を貼れるのと貼れないのとでは段違いです。
(先攻1ターン目にはアクロマの執念は使用できませんが)
後攻の場合で初手に大口の沼がない時は積極的にアクロマの執念を打ちにいきましょう。
注意点としては相手がレジドラゴの場合は、相手がキュレムをトラッシュするまではアクロマの執念を使用(トラッシュ)しないようにしてください。
安易に使用(トラッシュ)してしまうと、普通にキュレムが場に出てきてトライフロストで盤面崩壊させられます。
(マナフィ不採用なので防ぎようがありません)
強いカードではありますが大地の器もあり、大口の沼も4枚採用しているので、1枚採用です。
ちなみにですが、アクロマの執念は息子からの誕生日プレゼントなので、アクロマの執念だけレアリティが高くなっています。
大口の沼 4枚
ヒスイゾロアークを使用する上では欠かせないスタジアムです。
手札からベンチにポケモンを出すと、そのポケモンにダメカンが乗るので、いち早く大口の沼を貼ることを目指しましょう。
大口の沼を1ターン目に貼ることができれば、2ターン目に300ダメージを叩き込むことも可能です。
そして、大口の沼の効果は相手にも働くので、相手のポケモンに乗ったダメカンはかがやくフーディンを使って、打点補助に利用させてもらいましょう。
とはいえ、最近は基本的になかよしポフィン、ネストボールでベンチに出てくるので、相手のポケモンになかなかダメカンは乗りませんが。
アクロマの執念でサーチできるのはありますが、絶対に序盤に貼りたい+剥がされてもすぐに貼り直したいので4枚採用です。
レガシーエネルギー 1枚
この構築のACE SPEC。
非エクアタッカーがいないため、サイドをズラすために採用しました。
サイドをズラすことができれば勝ちが近づく強力なカードです。
サイドをズラす以外にもどの色のエネルギーにもなるという効果も持っていますが、気にせずメインアタッカーであるヒスイゾロアークに貼っちゃってください。
こちらの盤面ができてしまっていたら、相手は前のヒスイゾロアークを倒さざるを得ない状況のことが多いと思いますので。
(ベンチのキチキギスexなどをボスで呼ばれて取られたら、それはそれでアタッカーが残ったと喜びましょう)
というように基本的にヒスイゾロアークに貼るレガシーエネルギーですが、ユキメノコやかがやくフーディンに貼ることで、わざが使えるようになることは覚えておいてください。
特性「しんぴのまもり」を持つミミッキュの突破に使えます。
(ミミッキュはHPが低いので、できればユキメノコ+マシマシラ+かがやくフーディンの特性を組み合わせて処理したいところではあります)
そしてネオラントVのわざ「アクアリターン」だって使えます。
ネオラントVでスタートしてしまったからと言って諦めないでくださいね。
注意点としては相手はサマヨール、ヨノワールの特性「カースドボム」、ドラパルトのファントムダイブのダメカンばら撒きで、レガシーエネルギーがついたポケモンを処理しようとしてくるので、そこはマシマシラやダメージポンプをうまく使って、その圏内から外れるのうに調整しましょう。
ACE SPECなので問答無用の1枚採用です。
基本草エネルギー 6枚
オーガポンみどりのめんexの特性「みどりのまい」でエネ加速しつつドローすることをメインとしますが、並行してヒスイゾロアークへの手貼りにも使用します。
エネルギーつかかえがあれば、特性「みどりのまい」のエネ加速と手貼りで1ターンでヒスイゾロアークの準備ができるのが強いです。
また、特性「みどりのまい」のエネ加速とエネルギーつけかえを併用することで、ダブルターボエネルギー型だとタイミングが取りずらかった、マシマシラへの手貼りのタイミングも作りやすくなっています。
どうしてもヒスイゾロアークが立たない場合は、オーガポンみどりのめんexのわざ「まんようしぐれ」で殴ることも考慮してください。
非エク主体のデッキ(サーナイト、古代バレットなど)相手には十分戦えます。
また、オーガポンみどりのめんexは2エネついた悪リザードンexを弱点込みでワンパンできることは絶対に忘れないでください。
特性「みどりのまい」でドローを進めたい気持ちもあるので、6枚採用としています。
基本悪エネルギー 2枚
マシマシラの特性「アドレナブレイン」を発動させる用です。
しかし、このデッキはあくまでヒスイゾロアークデッキ。
ヒスイゾロアークで殴らないと始まらないので、マシマシラに貼るよりもヒスイゾロアークで殴るためのエネルギーとするほうを優先します。
たとえヒスイゾロアークに悪エネルギーを使ってしまったとしても、後から草エネ or レガシーエネ+エネルギーつけかえを引けば、ヒスイゾロアークの悪エネをマシマシラにつけかえて、ヒスイゾロアークにエネを新たに手貼りすることもできます。
そして、ハイパーボールや博士の研究、ファントムスターでトラッシュしてしまっても、エネルギー回収や夜のタンカで回収できるので、トラッシュすることをしぶらないようにしましょう。
1枚だと心許ないので、2枚採用です。
採用検討したが不採用カードとその理由
次に採用検討しましたが、不採用としたカードとその理由を書いていきます。
ドードー、ドードリオライン
僕はヒスイゾロアークをほぼドードー、ドードリオと共にすごしてきました。
ゼロの大空洞が出る前からずっとです。
理由はビーダルの特性「はたらくまえば」は強力ではありますが、手札を多くかかえた状況だと1枚もドローできないということもあります。
その点、ドードリオの特性「ばくそうドロー」は必ず1ドローできるという安心感が好きです。
(1枚のドローで本当に世界は変わります)
また、特性「ばくそうドロー」発動時にはドードリオ自身にダメカンが1つ乗るので、自分の場のダメカンが乗っているポケモンの数を参照して火力を出すヒスイゾロアークとは相性が良いです。
さらには、わざ「いかりのくちばし」は無色1エネで素点10+自身に乗ってるいるダメカンの数×30ダメージという、自身の特性とものすごく相性が良いものとなっています。
ドードリオのHPは100なので、わざ「いかりのくちばし」は最大280ダメージを出せるという脅威の性能です。
(非エクの無色1エネで相手のVSTARをワンパンするとめちゃくちゃ気持ちいいです)
自分の場にダメカンを展開しきった後であれば、ダメージポンプであえてドードリオのダメカンを増やすことで火力アップできるのも魅力です。
非エクなのでもちろんミミッキュ突破に一役買ってくれますし、システムポケモンでありながら非エクアタッカーとしてサイドずらしにも貢献してくれるえらいポケモンだと思っています。
しかし、最後の最後でドローシステムをオーガポンみどりのめんexに変更したこと、ユキメノコ採用により自滅のリスクが高いことを考慮し、不採用に。
ホーホー、ヨルノズクライン
ヨルノズクは特性「ほうせきさがし」で自分の場にテラスタルポケモンがいれば山札からトレーナーズを2枚持ってこれるという強力な特性を持っています。
今回の構築ではオーガポンみどりのめんexがテラスタルポケモンであるため、無理なく使用することはでき、重要なパーツであるダメージポンプや大口の沼をサーチできるので、相性は良いです。
しかし、特性を使用した後は完全に置物になってしまい、ゼロの大空洞採用型とくらべ、ゼロの大空洞を剥がされた時にトラッシュするなどもできないため、不採用としました。
スピンロトム
特性「ファンコール」は自分の最初の番にしか使用できませんが、HP100以下の無色ポケモンをたね、進化関係なく山札から3枚まで手札に加えることができ、非常に強力です。
また、わざ「とつげきランディング」もスタジアムが貼られていることが条件ではありますが、無色1エネで70ダメージ出せるので、ミミッキュ突破もできます。
しかし、ドードリオライン、ヨルノズクラインを不採用とした時点で、特性「ファンコール」で持ってくるポケモンがいないため、自動的に不採用に。
ゲンガー
特性「ならくのうらもん」を持つゲンガーは、ヒスイゾロアークには良く採用されています。
現に僕も2025シティリーグS1では4枚採用していました。
特にスタジアムにゼロの大空洞を選択した場合は、自分の場にダメカンを乗せる手段が減ることになるので必須になります。
しかし、ベンチに出すのには一度トラッシュしないといけないという一手間がかかることもあり、今回は自分の場にダメカンを乗せることを大口の沼をメインに補助としてユキメノコを採用したので不採用としました。
マナフィ
ベンチ狙撃から守ってくれる可愛いながらも頼もしいポケモン。
ヒスイゾロアークは自らポケモンにダメカンを乗せていくため、かがやくゲッコウガのわざ「げっこうしゅりけん」でベンチ2枚取りがされやすいです。
ただし、今回の構築に限っていえば「げっこうしゅりけん」の90ダメージを素の状態で耐えれないのはユキワラシ(ユキメノコ)のみで、マシマシラはダメカン1つ、かがやくフーディンはダメカン3つ乗った状態まで耐えることができます。
中途半端に削られたヒスイゾロアークとその他などで2面取りされると痛いですが、積極的に「げっこうしゅりけん」を使ってくるデッキが少なくなっているので、そこまで神経質にならなくても良いかなと思っています。
その他にもレジドラゴのトライフロストも警戒する必要はありますが、トライフロストは次のレジドラゴの準備ができていないと、相手側も中々打つ決断をできないと思うので、打たれないことを祈るのみです。
そもそも、ユキメノコやマシマシラ、かがやくフーディンなどを並べている時点でベンチが狭すぎるので、マナフィを置く隙間はありません。
仮に置いたとしてもユキメノコが場に出ていたら、特性「いてつくとばり」ですぐにお亡くなりになってしまいますし。
とうことで、マナフィは不採用です。
イキリンコex
自分の最初の番にしか使えない特性「イキリテイク」は初手からどんどん山を掘りたいアグロ系のデッキによく採用されます。
ヒスイゾロアークも例外ではなく採用候補にあがりますが、今回は前述したゲンガーも採用していないので、1ターン目からバリバリに回さなければいけないというシーンは少ないと判断し、不採用としました。
また、スタジアムが大口の沼だけであり、ユキメノコ、マシマシラ、かがやくフーディンとベンチに並べたいポケモンが多く、逆に邪魔になるかなと思っています。
最悪2ターン目にヒスイゾロアークのVSTARパワー「ファントムスター」を十分間に合うかと。
ガチグマアカツキex
たねポケモンでありながらHPが260もあり、特性「ろうれんおわざ」のおかげでエネなしで240ダメージが狙える強力なポケモンです。
最終盤でエネルギーが間に合わなかったり、ヒスイゾロアークが育っていない、自分の場のダメカンが乗っているポケモンが少なくなっているという状況で安定してダメージを出してくれます。
一方で逃げエネが重いので、ガチグマアカツキexスタートしてしまったら、ポケモン入れ替えを引くか、ガチグマアカツキexが倒されるまで身動きが取れなくなってしまうことが弱点です。
また、240ダメージは十分なダメージ量ではありますが、2進化exを落とすには至らないため、スタートするリスクなどもふまえて不採用としました。
よく採用されるテラスタル枠のポケモンたち
スタジアムにゼロの大空洞を採用すると、必然的にテラスタルポケモンを採用する必要があります。
よく採用されるテラスタルポケモンはテラパゴスex、オーガポンいしずえのめんex、オーガポンいどのめんexあたりですかね。
テラパゴスexはダブルターボエネルギーをヒスイゾロアークと共有でき、ゼロの大空洞でベンチフル展開した時に240(ダブルターボエネルギーだと220)ダメージだせるので、サブアタッカーとしても使用することができます。
(なぜユニオンビートは後攻1ターン目には使えないという制限がかかっているのか理解できません)
オーガポンいしずえのめんexは特性「いしずえのかまえ」により、特性を持ったポケモンからわざのダメージを受けないので、倒されにくいという特徴があります。
また、悪リザードンexなどはアタッカーは基本的に特性持ちで構成されているので、オーガポンいしずえのめんexをバトル場に出すことで、相手の動きを止めたり、ベンチ呼び出しを要求させれるのもポイントです。
ACE SPECにきらめく結晶を採用していれば、きらめく結晶+ダブルターボのみで攻撃できるのも良いですね。
オーガポンいどのめんexは、わざ「げきりゅうポンプ」でヒスイゾロアークでは中々できない、ベンチ狙撃ができるのが優秀なポイントになります。
これもACE SPECにきらめく結晶を採用していれば、きらめく結晶+ダブルターボのみでわざが使用できるのも嬉しいです。
しかしながら今回はスタジアムにゼロの大空洞を採用していないので、これらのポケモンも必然的に不採用となりました。
なかよしポフィン
HP70以下のたねポケモンを山札から一気に2枚ベンチに出すことができる非常に強力なカード。
しかし、今回はドードリオラインやヨルノズクラインを採用しておらず、持ってこれるのはユキワラシのみなので、不採用です。
ドードリオラインやヨルノズクラインを採用していたとしても、山札から直接ベンチに出るため、大口の沼の効果が発動しないので、なかよしポフィンを採用するかは要検討です。
ネストボール
ノーコストでたねポケモンを山札から直接ベンチに出せるカード。
ノーコストで狙ったたねポケモンをベンチに出せるので通常は重宝するカードではあるのですが、山札から直接ベンチに出てしまうため、なかよしポフィンと同じく大口の沼の効果が発動しないため、不採用。
すごいつりざお
トラッシュからポケモンと基本エネルギーを合計3枚まで山札に戻せるカード。
夜のタンカと対象は同じですが、回収できる枚数と回収先が異なります。
夜のタンカは1枚しか回収できないかわりに直接手札に加えれます。
その点、すごいつりざおは枚数こそ3枚と多いですが、山札に返すため、回収したカードを再度使用するには改めて山札から引いてくる必要があります。
基本エネルギーは大地の器があるのでまぁいいとして、ボール系が充実してるとは言えない構築なので、ポケモンは手札に直接回収したいという思いから、夜のタンカの枚数を増やし、すごいつりざおは不採用となりました。
カウンターキャッチャー
サイド数が負けている場合、相手の好きなベンチポケモンをバトル場に呼び出せます。
普通であればサポートであるボスの指令で呼び出すところを、グッズで呼び出せるところが強力です。
しかし、ヒスイゾロアークは基本的にサイド先行していくデッキであるため、カウンター状態になりにくいこともあり不採用としました。
ポケモンキャッチャー
コインで表を出せば、相手の好きなベンチポケモンをバトル場に呼び出すことができます。
カウンターキャッチャーと違い、コインで表を出す必要はありますが、いつでも使用可能な点が強力です。
とはいえ、やはり確実性に欠けるのが否めないので不採用。
シークレットボックス(ACE SPEC)
手札から3枚トラッシュする必要がありますが、グッズ、サポート、ポケモンのどうぐ、スタジアムを1枚ずつ山札から持ってこれます。
今回の構築にはサポート以外はサーチする手段がなく、キーパーツであるダメージポンプや大口の沼をサーチできるのは非常に魅力的です。
しかし、今回の構築にはポケモンのどうぐを採用していないため、ACE SPECの効果を100%引き出せないので不採用としました。
あと、手札から3枚トラッシュも地味に辛いです。
アンフェアスタンプ(ACE SPEC)
前の相手の番に自分のポケモンがきぜつしている場合にしかしようできませんが、お互いの手札を山札に戻し、自分は5枚、相手は2枚引き直すという強力な手札干渉カードです。
アグロ系の相手であれば、後1からポケモンを倒された場合にも使用していけるので、相手のスピードを遅らせることができます。
もちろん終盤であっても相手の手札を2枚にできるのは強力なので、いつ使用しても強いです。
しかし、初手から手札にかかえてしまうと、使用しないまま博士の研究や特性「ファントムスター」でトラッシュしてしまわなければならない場面があり、せっかくのACE SPECを使用できないのはもったいないため不採用としました。
プライムキャッチャー(ACE SPEC)
自分のバトル場とベンチポケモンをいれかえつつ、相手のバトル場にも好きなベンチポケモンを呼び出すことができる一番強力と言っても過言ではないACE SPECです。
しかもグッズなので、さらにサポートも使用できるのは本当に強いです。
しかし、うまく使用するには自分のベンチに2体目のヒスイゾロアークが育っている、逃げエネ0のポケモンがいる場合でないと、自分のバトル場とベンチポケモンをいれかえるという効果がマイナスに働いてしまう場合があります。
さらにはアンフェアスタンプと同様に初手から手札にかかえてしまうと、使用しないまま博士の研究や特性「ファントムスター」でトラッシュしてしまわなければならない場面があるため、不採用となりました。
緊急ボード
つけたポケモンの逃げエネを1つ少なくしてくれるポケモンのどうぐ。
(HP30以下だと逃げエネは完全に0になりますが、この効果を有効に使えてる人いるのか謎です?)
逃げエネが0のポケモンがいれば、相手の番でポケモンがきぜつさせられた時に、とりあえずバトル場に出しておけるので重宝します。
また、前述のプライムキャッチャーを使用する場合にも逃げエネ0のポケモンと入れ替えて、逃げエネを使用せずにまた元のポケモンに戻せるという利点もあります。
今回の構築には逃げエネ0のポケモンがいないため、是非採用したいカードではありましたが、枠の捻出ができず不採用です。
マキシマムベルト(ACE SPEC)
ポケモンexへのダメージを+50してくれるポケモンのどうぐ。
今回はゼロの大空洞を採用していないので、ヒスイゾロアークの最大火力は300(ダブルターボエネルギーなら280)なので、2進化exにはとどきません。
それを解消してくれるのがマキシマムベルトになります。
しかし、今回の構築にはユキメノコ、マシマシラ、かがやくフーディンと打点補助できるポケモンを複数採用しているのと、ダブルターボエネルギーを採用していないので+50は必要ないと判断し、不採用にしました。
きらめく結晶(ACE SPEC)
テラスタルポケモンにつけることで、わざを使うための必要エネが1色減らせるというポケモンのどうぐ。
前述したテラスタル枠としてオーガポンいしずえのめんexやオーガポンいどのめんexを採用している場合に採用検討されるカードになります。
しかし、今回はテラスタル枠としてのポケモン(オーガポンみどりのめんexもテラスタルポケモンですが)を採用していないため、必然的に不採用に。
ゼイユ
手札を全てトラッシュする必要がありますが、山札から5枚ドローすることができます。
上記だけ見ると博士の研究の下位互換のように見えますが、普段はサポートを使用することができない先攻1ターン目から使用できるのが強力です。
どんどん縦引きしていきたいヒスイゾロアークとは相性の良いカードだと思います。
しかし、1枚刺しレベルだと初手でゼイユを引き込める可能性はかなり低く、先攻1ターン目以降は完全に博士の研究の下位互換となるため、不採用としました。
スグリ
ポケモンV、exへのダメージを+30してくれる打点補助サポート。
今回の構築はダブルターボエネルギーとゼロの大空洞を採用していないので、ヒスイゾロアークの最大火力は300になるので、スグリを使用することで悪リザードンexのワンパンも狙えるようになります。
打点補助以外にもポケモンいれかえとしても使用できるので、便利ではありますが、ポケモン入れ替えは2枚採用していますし、打点補助できるポケモンを複数採用していることから、マキシマムベルト同様不採用に。
ネジキ
トラッシュのたねポケモンを既にベンチに出ているポケモンと入れ替え、そのポケモンについていたエネルギーやダメカン、状態などを引き継ぐというトリッキーなサポート。
ネジキを使用することで、終盤にヒスイゾロアークが立てれていない場面でもトラッシュのヒスイゾロアークVを前のターンから場に出ていた、たねポケモンと入れ替えることで、そのターン中にVSTARまで進化させることができ、準備ができていないところから、最後のトドメを狙えます。
決まれば強いですが、使用する場面が限定的であることから不採用としました。
(常に2体目のヒスイゾロアークの準備をしましょう)
ブライア
相手のサイドが残り2枚の時にしか使用できませんが、使用した上でテラスタルポケモンで相手をきぜつさせたらサイドを1枚多く取れるカード。
テラスタルポケモンであるオーガポンみどりのめんexを採用しているので、十分に活用できるチャンスがあるカードになります。
しかし、ネジキと同様に決まれば強いですが、使用する場面が限定的であることから、他の動きを優先するために不採用としました。
ゼロの大空洞
自分の場にテラスタルポケモンがいれば、ベンチにおけるポケモンの数が5体から8体に増やすことができるスタジアム。
このスタジアムが出たことにより、ヒスイゾロアークの最大火力は450(ダブルターボエネルギーだと430)となり、どんなポケモンでもワンパンできる力を手に入れました。
しかしゼロの大空洞を採用する分、大口の沼が採用されないことが多いため、自分の場のポケモンにダメカンを乗せることが安定しなくなったと感じています。
そのため、システムポケモンがビーダルから自発的にダメカンを乗せることができるドードリオになったり、ゲンガーを早くトラッシュする重要性がより高まった印象です。
(僕は大口の沼だけの頃からドードリオを使ってましたが)
実際に使用してて数ターンたっても自分の場にダメカンがほとんど乗ってないとうこともザラにありました。
もちろん大口の沼をメインとして、火力出したい時にゼロの大空洞に貼り替えるというハイブリッドな構築もあります。
その中で僕は、そもそも450(430)なんていう火力が必要な時なんてないし、大口の沼だけの300(280)でも打点補助したら戦えるという結論に達したため、ゼロの大空洞は不採用となりました。
ダブルターボエネルギー
ダメージが-20されるかわりに1枚で無色2個分のエネルギーとして働くヒスイゾロアークには欠かすことのできない特殊エネルギー。
ヒスイゾロアークVSTARのわざ「のろいをきざむ」は無色2エネ要求なので、ダブルターボエネルギー1枚で簡単に要求を満たすことができます。
このことから、ヒスイゾロアークの構築は基本ダブルターボエネルギーを中心に構築されることがほとんどです。
(ダブルターボエネルギー4枚のみという構築もあります)
なので、アクロマの執念はヒスイゾロアークのキーとなる特殊エネとスタジアムをサーチできるかなりの良サポートになります。
僕の場合も例外なくダブルターボエネルギーを使用しての構築でずっと試行錯誤していましたが、以下のような問題が出てきました。
ダブルターボを複数枚手札に抱えている時に博士の研究や特性「ファントムスター」を打つのを躊躇して展開が遅れることがある
ダブルターボを引いたら、ダブルターボの手貼りを優先しているので、マシマシラに悪エネをつけるタイミングがとりにくい
エネの枚数が少ない割にサーチ手段がアクロマの執念のみ
この3点を解決しようとした結果、レジドラゴがよくやっているオーガポンみどりのめんexの特性「みどりのまい」でのエネ加速+エネルギーつけかえというムーブに辿り着きました。
このムーブであればエネ加速とドローが同時にできるので、うまくエネルギーつけかえさえ引ければ、マシマシラに手張りするタイミングもうまれます。
(エネルギーつけかえは縦引きでなんとか引くしかないです)
そうなるとエネルギーも必然的に基本エネルギーになるので、大地の器でアクロマの執念よりも気軽にサーチできるようになり、夜のタンカなどでの再利用もできるのでトラッシュすることの不安も解消された形になります。
そしてダブルターボエネルギーのデメリットであった-20ダメージもなくなるので、ブリジュラスexまでワンパンで見れるようになり、2進化exへの打点補助の難易度も下げりました。
という感じで、最後の最後のシティで今まで共存してきたダブルターボエネルギーから脱却することに決めました。
デッキの基本的な回し方
ここまでで25000文字…まとめるのが下手すぎて申し訳ありません。
もうしばらくお付き合いください。
このデッキの基本的な回し方ですが、初手で大口の沼があるかが鍵になります。
初手に大口の沼があれば貼って、ポケモンを順次展開していきます。
後攻の場合はサポートが使えるのでアクロマの執念を使ってでも、大口の沼を持ってきて、ポケモンを展開してください。
この時、大口の沼もアクロマの執念もなく、ネオラントVが手札にあれば特性「ルミナスサイン」で大口の沼を持ってくるぐらいの勢いで良いです。手札がどうしようもなかったら、博士の研究を持ってきてドローする7枚にかけましょう。
ポケモンを展開する優先順は対面や大口の沼を貼れたかどうかで変わってきますが、以下のような盤面を目指します。
バトル場:ヒスイゾロアーク
ベンチ:2体目のヒスイゾロアーク
ベンチ:オーガポンみどりのめんex
ベンチ:マシマシラ
ベンチ:ユキメノコ
ベンチ:かがやくフーディン
ただし、ドラパルト、レジドラゴが相手の場合はユキメノコを立ててしまうと、相手のダメカンばら撒きをサポートしてしまうことになりかねないので、ユキメノコを立てるのは避けましょう。
どうしても大口の沼引けない場合は仕方ないですが、基本的にファントムダイブは1発耐えてくれるはずなので、そこからダメージポンプでダメカンを展開するようにできると良いです。
逆にドラパルト、レジドラゴ以外であれば大口の沼が1ターン目に引けなかったらユキワラシをベンチに出す優先順を高めます。
ヒスイゾロアークは自分の場にポケモンにダメカンが乗らないとはじまらないので、2ターン目にはユキメノコになれるようにします。
また、大口の沼を1ターン目に貼れた場合、ルギアやタケルライコex、ブリジュラスexなどヒスイゾロアークの最大火力300でワンパンできる相手であればユキメノコは必要ありませんが、非エク主体で攻めてくる古代バレットやサーナイトex相手にはユキメノコは立てるように動いてください。
非エク主体の相手だと継続的にマシマシラでダメカンを相手のベンチに移動させて、かがやくフーディンと合わせてベンチポケモンを狩ったりしないとスピードで負けてしまうためです。
ユキメノコは自分の場のポケモンにダメカンをただ乗せるだけでなく、マシマシラの特性「アドレナブレイン」用のダメカンを生み出し続けるためでもあることを意識しましょう。
ユキメノコを立てない場合は、その枠にネオラントVやキチキギスexが入ります。
(かがやくフーディンの場所をネオラントVやキチキギスexの場所としても良いです)
理想ムーブはバトル場ヒスイゾロアークスタートで、大口の沼を貼りつつオーガポンみどりのめんexをベンチに展開し、特性「みどりのまい」でエネ加速と1ドローを行い、ヒスイゾロアークに手貼りという感じです。
ただし、相手が後攻1ターン目からでもヒスイゾロアークを取ってくるようなアグロ系(ミライドン、タケルライコ、トドロクツキなど)の場合は、オーガポンみどりのめんexより2体目のヒスイゾロアークを優先してください。
後1で1体しかいないヒスイゾロアークを取られてしまうと、そのままズルズルと負けてしまいます。
まとめると、ヒスイゾロアークがバトル場スタートだと仮定した場合、ベンチに出す順番は以下を意識します。
(対面によって微調整しますが、基本となる優先順です)
1ターン目に大口の沼を貼れて相手がアグロ系でない場合
オーガポンみどりのめんex > 2体目のヒスイゾロアーク > マシマシラ > ユキワラシ > かがやくフーディン
※大口の沼の効果で自分の場にダメカンを展開していく1ターン目に大口の沼を貼れて相手がアグロ系の場合
2体目のヒスイゾロアーク > オーガポンみどりのめんex > マシマシラ > ユキワラシ > かがやくフーディン
※大口の沼の効果で自分の場にダメカンを展開していく1ターン目に大口の沼を貼れて相手がドラパルト or レジドラゴの場合
オーガポンみどりのめんex > 2体目のヒスイゾロアーク > マシマシラ > かがやくフーディン > 3体目のヒスイゾロアーク
※大口の沼の効果で自分の場にダメカンを展開していく1ターン目に大口の沼を貼れず、相手がアグロ系でない場合
ユキワラシ > オーガポンみどりのめんex > 2体目のヒスイゾロアーク > マシマシラ > かがやくフーディン
※ユキメノコの特性「いてつくとばり」で自分の場にダメカンを展開していく1ターン目に大口の沼を貼れず、相手がアグロ系の場合
2体目のヒスイゾロアーク > ユキワラシ > オーガポンみどりのめんex > マシマシラ > かがやくフーディン
※ユキメノコの特性「いてつくとばり」で自分の場にダメカンを展開していく1ターン目に大口の沼を貼れず、相手がドラパルト or レジドラゴの場合
オーガポンみどりのめんex > 2体目のヒスイゾロアーク > マシマシラ > かがやくフーディン > 3体目のヒスイゾロアーク
※ファントムダイブで受けたダメージをダメージポンプで自分の場にダメカンを展開していく
ここを意識しながら2ターン目にヒスイゾロアークVSTARに進化し、最大火力である300ダメージを出すこと目指します。
先攻2ターン目であれば、だいたいが250ダメージ以下で落とせる範囲のポケモンしか相手のバトル場にはいないと思うので、最悪250ダメージでも良いですが、ゆうきのおももり付きのタケルライコも存在するので、できれば300ダメージを目指しましょう。
あとはレガシーエネでサイドをズラしつつ、マシマシラの特性「アドレナブレイン」、かがやくフィーディンの特性「ペインスプーン」で打点補助やベンチポケモン狩りを進めれば、勝ちが見えてくるはずです。
各環境デッキ対面の相性
次に環境の各デッキに対しての相性を僕の感覚ですが、書いておきます。
(たぶん思い出補正入ってしまってますw)
環境デッキはいつもお世話になっているポケカ飯さんのnote作成時のTier表をもとに書き出しました。
(note作成時とか言ってますが、作成途中に新しいTier表が出てしまいました…書き直す気力がなく作成途中に参照したTier表のままいかせて頂きます)
リザードン:五分
タケルライコ:五分
サーナイト:不利
レジドラゴ:有利
ルギア:不利
ドラパルト:有利
サーブゴー:有利
カビゴン:五分
イバラ単:有利
ブリジュラス:有利
ロストバレット:五分
古代バレット:不利
テラパゴス:五分
パルキア:五分
ミライドン:五分
ソウブレイズ:五分
トドロクツキ:五分
非エク主体のデッキに対しては不利を取りますが、それ以外は五分以上に戦えると考えています。
※他に気になる対面があれば、コメントやX(@Jyu210)にDMください。
各環境デッキ対面でのポイント
どの対面もデッキの基本的な回し方をもとに回していきますが、各デッキとの対面でポイントとなるところを書いていきます。
リザードン:五分
リザードン対面ではまずこちらがサイドを3枚取った後は全てワンパンされるということを意識しておく必要があります。
なのでサイドは2-2-2 or 1-1-2-2で取り進めることを目指します。
しかし、特性「カースドボム」を持ったサマヨール、ヨノワールが登場したことにより、こちらのサイドプランが簡単に崩されてしまうので注意が必要です。
最悪サイドを1枚も取ってない状態から、「カースドボム」2発+まけんきはちまきでヒスイゾロアークVSTARがワンパンされることも覚悟が必要です。
(「カースドボム」を1ターンに2発は中々ないですが、「カースドボム」の対象をバトル場にされると1発+まけんきはちまきでヒスイゾロアークVSTARがとばされます)
それに対してヒスイゾロアーク側の最大火力は300になるので、悪リザードンexを打点補助なしにワンパンすることはできません。
なので、リザードン対面では必ずユキメノコ+マシマシラを立ててください。
相手に大口の沼によるダメカンが複数ポケモンに乗っている場合は、マシマシラとかがやくフーディンだけでもなんとかなりますが、ユキメノコも立てることをおすすめします。
ユキメノコを立てておけば、ユキメノコの特性の効果でリザードン自身にもダメカンがのることになりますし、ピジョットex、キチキギスex、ロトムV、かがやくリザードンにもダメカンを蓄積させることができるためです。
その蓄積したダメカンをバトル場のリザードンに20点移動させたうえで、ヒスイゾロアークの最大火力の300を加えてあげると、リザードンはこちらのターン終了時にHP320となり、その後のポケモンチェックでユキメノコの特性によりきぜつするので、次の相手のターンにキチキギスの特性「さかてにとる」されることを防ぐことができます。
(ポケモンチェックは自分のターンでも相手のターンでもないので、相手のターンにポケモンがきぜつするという条件を満たせない)
また、そのダメカンを利用して2体目のリザードンになりそうなヒトカゲをあらかじめ狩っておくこともできるので、ユキメノコ+マシマシラ+かがやくフーディンにフル稼働してもらいましょう。
あとは悪リザードンexには基本的に2エネついているはずなので、オーガポンみどりのめんexでワンパンできることも覚えておくと、リザードンからヒスイゾロアークを倒された時の返しがしやすいです。
タケルライコ:五分
タケルライコとの対面はそこまで考えることはありません。
全力で先に2-2-2を取りに行くだけです。
幸いダブルターボエネルギーでないおかげで、自分の場のダメカンが乗っているポケモンが5体であったしても250出るので、ゆうきのおまもりがついてない or エキサイトスタジアムを貼られていなければワンパンできます。
(ゆうきのおまもりとエキサイトスタジアムを併用されると最大火力の300では足りませんが、こちらは大口の沼が4枚入っているので剥がすのは容易だと思いますし、エキサイトスタジアムの採用は今のところあまり見かけません)
ただし、相手の後攻1ターン目や先攻2ターン目でヒスイゾロアークを取られる可能性がありますので、2体目のヒスイゾロアークもベンチに出すようにしましょう。
2体目のヒスイゾロアークが置けなかった場合は、ナンジャモやツツジで止めに行くしかありません。
後攻の場合は普通に殴り合うと先にサイドを取り切られてしまうので、レガシーエネルギーでサイドをずらす、ナンジャモ、ツツジで止めに行くことは必須です。
スピードで全然勝てなさそうな時はマシマシラにレガシーエネルギーを貼って、わざ「サイコトリップ」で相手を混乱させて止めにいくことも考えましょう。
サーナイト:不利
サーナイトは2進化のサーナイトexは立ててくるものの、攻撃してくるのは基本的に非エク(フワンテ、サケブシッポ)になるので、単純に前を倒して行くだけでは最終的にスピードで負けてしまいます。
相手のサーナイトexが前に出て殴ってくるのは相手の最終手段であるため、2ターン目から最大火力である300を出せるようにしておく必要はありません。
とは言いつつサーナイトexが前で殴ってきたら、確実に返しでワンパンできるように準備は進めてください。
サーナイト戦ではユキメノコ+マシマシラ+かがやくフーディンが鍵を握ります。
ユキメノコを早々に立てることで、相手のキルリアにダメカンを蓄積させて、そこにマシマシラとかがやくフーディンもからめて、積極的に狩りにいきましょう。
相手も必死にマシマシラでダメカンを返してきますが、負けないように返し続けてください。
もう1点は相手のフワンテ、サケブシッポは手負いの状態で攻撃してくるので、単純に殴って倒すのではなく、マシマシラとかがやくフーディンの特性をうまく使って倒すようにしましょう。
その後に、万が一サーナイトexが前に出てきたら全力で取ってください。
(サーナイトexにダメカンが1つでも乗っていたら、300ダメージで倒せますし、サーナイトexは相手が1体しかマシマシラを立てれていない場合は、ダメカンがのこりがちです)
サーナイト戦はユキメノコ+マシマシラ+かがやくフーディンを絡めてどれだけ1ターンにサイド複数枚取りできるかに勝負がかかっています。
レガシーエネの効果をしっかりと発動させるのも忘れないようにしましょう。
不利対面ではありますが、今回のシティではサーナイトと3戦して2勝1敗(1敗は両負け)なので、全然勝ちは狙えますので諦めずに戦いましょう。
(両負けになった試合も時間切れ後の自分の最後のターンで山札9枚の状態で博士の研究を使ったのですが、そこから夜のタンカを引けていれば勝ちでした)
レジドラゴ:有利
レジドラゴは基本的にファントムダイブで攻めてくるので、マシマシラを必ず立てて相手のプランを崩すようにしてください。
(ダメージポンプも併用できるとなお良い)
相手のポケモンでヒスイゾロアークの最大火力である300を超えるHPのポケモンはいないはずなので、マシマシラでのダメカン移動先は最悪どこでもいいですが、ベンチのレジドラゴに3点乗せておくと、残りHPが250になるので、こちらのダメカンが乗っているポケモンの数が5体でも取れるようになります。
あとは間にかがやくリザードンを挟まれてサイドをズラしにこられるので、なるべくボスの指令を温存するなどして2-2-2で取り切ることを狙いましょう。
また、相手はこちらのレガシーエネを貼ったポケモンをファントムダイブのダメカンばら撒きで倒しにくるはずなので、それだけはマシマシラの特性「アドレナブレイン」とダメージポンプを駆使して絶対に阻止してください。
ルギア:不利
ルギアはチラチーノが厄介です。
非エクにもかかわらずヒスイゾロアークをワンパンで吹き飛ばしてきます。
しかもチラチーノの進化前、進化後ともに特性を持たないためユキメノコでのダメカン蓄積も狙えないのも面倒です。
しかし、ユキメノコで自分のポケモンやルギアVSTAR、ネオラントVあたりにはダメカンを蓄積することができるので、そこからかがやくフーディンの特性「ペインスプーン」+マシマシラの特性「アドレナブレイン」でダメカンをチラーミィ or チラチーノに乗せていくことで、わざ以外で倒すことを目指します。
とはいえ、ルギアにVSTARパワーの特性「アッセンブルスター」をさせないことが一番の対策になるので、ルギアVのうちに倒しまくれると手っ取り早いです。
ドラパルト:有利
ドラパルトはボム+ピジョット型やボム型、テツノイバラと組み合わせた型など色々存在しますが、基本的にはファントムダイブで受けたばら撒かれたダメカンをマシマシラで返して、相手のプランを崩すというレジドラゴと似たような戦い方になります。
レジドラゴと異なる点は、ファントムダイブ以外にボムがあるので、そこまで考慮する必要がある点と、ドラパルトexのHPが320あるので、優先的にドラパルトラインにダメカンを返していくことが必要です。
また、仮にユキメノコを立てたとしても、ドラパルトラインで特性を持っているのはドロンチだけということにも注意して、ダメカンを返していきましょう。
ボムがある分レジドラゴよりレガシーエネを貼っているポケモンが、わざのダメージ以外で倒される可能性が高いので細心の注意を払ってください。
サーフゴー:有利
サーフゴーもヒスイゾロアークと同様に1進化の高火力デッキになっているので、先にサイド2を取ったほうが勝ちに近づきます。
相手は基本的にサーフゴーで攻撃してくるので、普通に前を取っていけばレガシーエネが採用されている分、サイドをズラせるので有利対面かなと思います。
強いて言うならマシマシラで1点でもサーフゴーに乗せることができたら、自分の場のダメカンが乗っているポケモンの必要数が下がるので、楽になるぐらいですかね。
正面から殴り合って勝ちましょう。
カビゴン:五分
僕がシティのトナメで負けたのがカビゴンですが、対面的には五分だと思います。
勝ち方としてはヒスイゾロアークはVSTARに進化せず、ユキメノコとマシマシラを立てることが条件になります。(できればかがやくフーディンも)
カビゴン側はカビゴンをはじめ、オーガポンいしずえのめんex、ミミッキュ、ロトムVと特性持ちのポケモンで構成されています。
そこに対してユキメノコを立てて、ポケモンチェックの度にダメカンを蓄積させていき、+マシマシラでもダメカンを乗せていきます。
相手のバトル場がカビゴンであれば、おそらく攻撃ができないユキメノコ or かがやくフーディンが縛られていると思うので、ユキメノコとマシマシラでダメカンを蓄積し続けて倒します。
オーガポンいしずえのめんexがバトル場の場合は、上記のダメカン蓄積に加えてヒスイゾロアークVのわざ「うつろがえり」「シャドーサイクロン」で攻撃していきます。
「シャドーサイクロン」は1エネをベンチにつけかえる必要があるため、ベンチのヒスイゾロアークVにつけかえて、次のターンにわざ「うつろがえり」でエネルギーをつけかえたヒスイゾロアークVと入れ替わって、また「シャドーサイクロン」を打つ・・・というように繰り返して倒します。
ミミッキュが前の場合はかがやくフーディンにレガシーエネを貼って、わざ「マインドルーラー」で倒しに行きますが、ミミッキュはHPが低いのでそこまでせずにユキメノコとマシマシラのダメカン蓄積で倒すのが好ましいです。
ということをする必要があるので、おはやし笛で不要なポケモンをベンチに呼ばれる前に展開しきるのが理想ですが、こちらも基本的に特性持ちのポケモンで構成されているので、おはやし笛でネオラントVやオーガポンみどりのめんexなどを呼ばれたらユキメノコのダメカン蓄積で自滅するのを待ちましょう。
(自滅させることで相手にカウンターキャッチャーを使用されることも防げます)
あとはハンディサーキュレーターをつけたポケモンを前に出されたら、エネの活用しようがないところに移動させられるため、ハンディサーキュレータがついているポケモンは不用意に攻撃しないようにしましょう。
(エネがついてないヒスイゾロアークVでわざ「うつろがえり」を打つのが理想です)
それでも相手にはボタンが採用されているので、ギリギリまで追い込んだポケモンを回収されることを繰り返され、さらにはピジョットVがいるので、基本的に相手が山札切れになることはありません。
こちらの山札が切れる前に相手のボタンループが途切れることを信じて戦い続けましょう。
僕が負けた原因はオーガポンいしずえのめんexとミミッキュの特性がごっちゃになっていて、相手のバトル場がオーガポンいしずえのめんexで、こちらのバトル場がヒスイゾロアークVであったにも関わらず、わざを使用せずに番を返してしまっていたので、間に合わなくなったからです。
みなさんカードのテキストはきちんと把握して、肝心な時に勘違いしないようにしましょう。
テツノイバラ:有利
テツノイバラexの特性「イニシャライズ」によって以下の特性が止められます。
ヒスイゾロアークのVSTARパワーの特性「ファントムスター」
オーガポンみどりのめんexの特性「みどりのまい」
キチキギスexの特性「さかてにとる」
ネオラントVの特性「ルミナスサイン」
かがやくフーディンの特性「ペインスプーン」
どれも止められるときつい特性ではありますが、致命的ではありません。
今回の構築には博士の研究も3枚と多めに採用しているので、博士の研究でデッキを回していきましょう。
また、ダブルターボエネルギーを採用していない分、エネルギーの数に余裕もあり、トラッシュからの回収手段もあるので、相手のクラッシュハンマーに対しての耐性も十分です。
ドローソースがサポート頼りになるのは相手も同じなので、時間がかかることを見越してユキメノコ+マシマシラでダメカンを蓄積させておくと、倒しやすくなるので、良いと思います。
ブリジュラス:有利
ブリジュラスexのHPは300のため、ダブルターボエネルギーだとゼロの大空洞やマキシマムベルトなどを使用しないとワンパンはできませんでしたが、ダブルターボエネルギー不採用であるため、ゼロの大空洞がなくとも300ダメージを出してワンパンすることが可能です。
また、ブリジュラスのわざ「メタルディフェンダー」の打点は220なのでヒスイゾロアークがワンパンされる可能性は低いです。
ただスターミーの特性「なぞのすいせい」は警戒したほうが良いかと思うので、ユキメノコを立てている場合はバトル場のヒスイゾロアークのダメカンが2個より多くならないように注意しましょう。
(ブリジュラスとの対面は大口の沼が貼れない場合以外はユキメノコは不要です)
中途半端にダメージを与えられたら、マシマシラチャンスが増えるので、相手がディアルガ採用型であればディアルガに優先的にのせるとVSTARになった時のこちらの要求が下がります。
あとはディアルガはVSTARパワーのスタークロノスが強力なので、優先的に狩って行く意識を持てば良いです。
ロストバレット:五分
ロストバレットはこの構築では対面したことがなく五分としてますが、有利よりだと思います。
バレットなので色々なアタッカーが出てきますが、ヒスイゾロアークがワンパンできないアタッカーはいないはずです。
なので、打点補助という意味では不要ですが、ロスト系デッキの根幹とも言える、キュワワーを狩り取るためにユキメノコを立てましょう。
キュワワーのHPは70しかないので、いれかえカートでHPを回復されることはありますが、数ターンで勝手にきぜつしてくれます。
また、アタッカーがピカチュウexの場合でもユキメノコの特性でピカチュウexにもダメカンをあらかじめ乗るので、ピカチュウexの特性「がんばりハート」も無効化できます。
ただ、マシマシラもきちんと立ててあげないと自分の場にダメカンが蓄積しすぎてロストマインの格好の的とされてしまいます。
特にレガシーエネルギーをつけているポケモンをロストマインで取られることだけは避けましょう。
それさえ気をつければ勝てます。
古代バレット:不利
環境デッキの中で一番不利と思われるのが古代バレットです。
基本的に非エクで攻めてくるので、こちらはサイドを1枚ずつしか取れませんが、ゲームが進むにつれてトドロクツキのわざ「あだうちやばね」がヒスイゾロアークをワンパンできるようになるので、一気にサイド差を詰められてしまいます。
相手のポケモンは特性を持っているポケモンが少ないので、ユキメノコでのダメカン蓄積も狙いにくいです。
しかし、かがやくゲッコウガは必ず出てくると思いますので、そこをユキメノコ+マシマシラの特性で落とすことを目指します。
また、特性「あんやのはばたき」を持つハバタクカミが場に出ている場合は、そちらを狙っても良いですが、かがやくゲッコウガは特性「かくしふだ」でドローを進めてくるので、早めにしとめておきたいです。
相手側にもマシマシラが入っていることが多く、こちらが特性で蓄積させたダメカンを返してくるので、優先的に処理することを心がけます。
そうやって特性のみで1体でも多くポケモンを倒しつつ、レガシーエネで確実にサイドをずらせば勝ちが見えてきます。
テラパゴス:五分
テラパゴスは特性「カーリーウォール」を持つバッフロンが採用されている型とされていない型が存在しますが、どちらにしてもヒスイゾロアークでワンパンできるので、そこはあまり気にする必要はないです。
とは言いつつもバッフロンが採用されていないほうが、こちらの要求値が下がるので、戦いやすいと思います。
どちらの型も特性を持っているスピンロトムやヨルノズクが入っているので、いつものユキメノコ+マシマシラのコンボで1体は狩り取りたいところです。
注意すべきは「カースドボム」でレガシーエネをつけたポケモンをボムで処理されないようにしましょう。
あとはピジョットex > キチキギスex > テラパゴスの優先順で取って行けば、相手の動きも鈍くなり勝ちやすくなります。
パルキア:五分
パルキアはゼロの大空洞が採用されている大空洞型と特性「カースドボム」が採用されているボム型があります。
大空洞型についてはレガシーエネを発動させながら、パルキアを順当に狩っていければ勝てます。
ボム型のほうはレガシーエネを貼ったポケモンを「カースドボム」で処理されないように注意しながら、パルキアを狩っていきましょう。
どちらの型もパルキアのVSTARパワーの特性「スターポータル」からかがやくゲッコウガのわざ「げっこうしゅりけん」が飛んでくる可能性があるので、この対面ではユキメノコは立てないほうが良いです。
ミライドン:五分
アグロ系の代表格であるミライドンも先にサイドを取ったほうが勝ちに近づきます。
しかし、こちらにはレガシーエネがあるので、うまく効果を発動させてあげることでサイドをズラすことができればサイドレースを有利に進めることができます。
大空洞型でフル展開に近いぐらいのライコウでないと、ヒスイゾロアークはワンパンされないので、1発耐えた後のダメカンはマシマシラでピカチュウexに乗せておきましょう。
これでピカチュウexの特性「がんばりハート」で1ターン耐えられることを防げます。
相手はほぼ特性持ちのポケモンで構成されていますが、ゆうきのおまもりをつけられたとしてもヒスイゾロアークでワンパンできないポケモンはガチグマアカツキexぐらいなので、ユキメノコを出すまでもないです。
出したとしても相手のポケモンのHPは総じて高めなので、ユキメノコ+マシマシラの特性コンボで狩るのは難しいので、下手にこちらにダメカンが蓄積してワンパンされる可能性が高くなるだけになります。
なのでユキメノコを立てるのはどうしても大口の沼をひけない、ダメージポンプでダメカンを展開できない時にとどめましょう。
一番注意が必要なのは後攻1ターン目からヒスイゾロアークVを取られる可能性があるところなので、先攻1ターン目にしっかりヒスイゾロアークの2体目を置いておくことが重要です。
タケルライコの時にも書きましたが、ボール系が弱いのでここが一番の難所になります。
ソウブレイズ:五分
ソウブレイズもヒスイゾロアークと同じように1進化で高火力でどんどんワンパンしてくるタイプなので、この対面も先にサイド2を取ったほうが勝ちに近づけます。
また、ソウブレイズ側のACE SPECもレガシーエネの場合が多いので、サイドをズラせる条件は同じです。
となると鍵はやはりユキメノコとマシマシラ、かがやくフーディンになります。
カルボウ、ソウブレイズ自身は特性を持っていませんが、よく採用されているイキリンコex、かがやくゲッコウガは特性を持っているので、ユキメノコの特性でそこにダメカンを蓄積させて、かがやくフーディンでカルボウに乗せかえ、加えてこちらのダメカンをマシマシラでそのカルボウに移動して、カルボウの段階に狩り取ることを目標にします。
特にカルボウの状態でレガシーエネが貼られたら、そのカルボウを積極的に特性コンボで落としにいき、レガシーエネの効果発動を防ぎましょう。
ただし、ソウブレイズには特性「ひおくり」のグレンアルマを採用したひおくり型や、パルキアを採用したパルキア型など型が豊富なので注意が必要です。
特にパルキア型はかがやくゲッコウガのわざ「げっこうしゅりけん」がとんでくる可能性もあるので、VSTARパワーの特性「スターポータル」を使用される前にパルキアを処理するようにしましょう。
トドロクツキ:五分
トドロクツキも後攻1ターン目からヒスイゾロアークVを取ってくる可能性があるアグロ系のデッキになります。
ですので、初手でしっかりヒスイゾロアークを2体並べることができるかが勝負になります。
そこさえ乗り切れば、レガシーエネが入っている分こちらに分があります。
しかし、トドロクツキexのわざ「くるいえぐる」でレガシーエネを貼っているポケモンをきぜつさせられると、レガシーエネのサイドズラしが発動しないので、注意してください。
また、「くるいえぐる」を打ったあとのトドロクツキexはブーストエナジー古代などがついていないと残りHPが30になっているので、わざで攻撃して倒すのではなく、マシマシラの特性「アドレナブレイン」でダメカンを3つ乗せて倒すようにしましょう。
あとはヒスイゾロアークがワンパンできないポケモンが出てくることはないので、殴り勝つことができます。
トドロクツキexは草弱点であるので、オーガポンみどりのめんexでもワンパンできることも覚えておいたほうが良いです。
最後に
めちゃくちゃ長文かつ駄文となってしまいましたが、最後まで読んで頂きありがとうございます。
Fレギュ最後のシティリーグで相棒であるヒスイゾロアークをトナメまで連れて行くことができて本当によかったです。
(トナメでの盛大なプレミはごめんなさい!)
約1年半ヒスイゾロアークを握り続けましたが、最後のシティリーグが過去最高の結果になって、握り続けてよかったなと思います。
ゼロの大空洞が出る前にもユキメノコを採用した構築にしてはいましたが、その時はダブルターボエネルギーを採用していました。
参考までにその時の構築も貼っておきます。
この時はまだオーガポンみどりのめんexもキチキギスも出ていなかったと思います。
ここからゼロの大空洞が登場し、大空洞型を試行錯誤しましたが、最終的にたどり着いたのが今回の構築です。
あらためて構築を貼っておきます。
最後の最後でダブルターボエネルギーから脱却するという渾身の構築にできたと思います。
その構築でシティリーグトナメ1没という中途半端な成績ではありますが、結果を残せて嬉しいです。
Fレギュがレギュ落ちするまであと約2ヶ月。
これからヒスイゾロアークでシティリーグを迎える方、CL大阪に参加される方もいるかと思います。
そんな同志の方々の参考に少しでもなれば嬉しいです。
僕はこの構築を元に自主大会などに出る可能性はありますが、一足先にヒスイゾロアークを卒業して次の相棒を探し、今後これ以上の成績を残せるように頑張っていこうと思います。
ヒスイゾロアーク使いのみなさんがシティリーグ、CL大阪の頂点を勝ち取ってくれると信じています。
長文にお付き合い頂き本当にありがとうございます。
ご質問や不明点などありましたら、コメントやX(@Jyu210)にDM頂ければ回答させて頂きます。
※ミンゴスさん(@mingos_tyounann)のポケカ研究所でこの構築を紹介して頂きました。こちらもご覧になって頂けると嬉しいです。