『愛馬とモンゴルに、〜前世の記憶〜』
前世の記憶ってあるんだねって話です。
わたくし物心がついた幼き頃の夢のひとつに
『 馬と一緒に暮らしたい‼︎ 』
そんな夢を持っていました。
理由はわかりませんが
馬が好きだったんでしょうね
今、現在、夢は叶ってませんが
馬を見かけると車の移動とかで時間が無くても
ついつい車を停めて近づいてしまうほど
馬が好きです‼︎
なあんか“ ちむどんどん ”
心がワクワクするんです。
20年くらいの前の話ですが師匠と数名で
中国のゴビ砂漠に行ったんです
この師匠という人は、ある御寺の住職さんです。
この方のスピリチャルな力のすごいのなんの‼︎
っていうくらいスゴい
自分が車に同乗している時などに
心の中で例えば何か呟くとします
『 道が混んでんなー、間に合うかなー⁈ 』
あくまでも私は心の中ですよ、すると
【 ここだけ混んでるから、
間に合うから心配すんな‼︎ 】
って普通に口に出して答えたりするんです。
また、約束の時間に寝坊して
遅れそうになったら師匠が夢に出演して
【起きろ‼︎
はやく準備しなさい、間に合わないぞ‼︎ 】
と起こされて急いで約束の時間に逢うと
【 お前、なかなか起きないなー‼︎ 】
なんて平然というそんな方です。
ゴビ砂漠で
鞍を付けた乗馬のできる感じの馬が数頭いました
いわゆる、何分でいくら。
とかいう観光地にあるタイプだったのか憶えてませんが
中国人の通訳兼現地ガイドのひとと師匠が、
何かニヤニヤと話して
『 ワカリマシター、キイテキマス。 』
とガイドさんの声だけ聴こえました
師匠は、小さく微笑みながら自分を手招きして
『お前、あの馬に乗ってみろ‼︎ 』と
一頭の馬を指差す
【 馬、好きですけど
乗った事ないし、乗れませんよー‼︎ 】
と言いつつも半分興味ある自分
『 いいから、乗ってみろ‼︎ 』と
言葉が強くなる師匠
「 じゃあ、乗ってみるか。
あの手綱を引いてるおじさんが手綱を
手に持ったまま
馬がゆっくり歩く程度だろう、、、。 」
いざ、馬にまたがったんです。
普段と違う視界と
なんだか妙に気持ち良かったんです
通訳兼ガイドの中国人ガイドさんが
何かを大声で手綱を持ったおじさんに伝えました
もちろん、中国語ですから私にはワカリマセン
おじさんは手に持っていた手綱を私に渡し、
馬に何か掛け声を掛け
馬のオシリを軽く叩いたんです。
【 ああー、 】
軽く、馬が走り出しました
【 やばー、走り出した、どうしよう 】
そう思った瞬間
“ そうだ、そうだ、
背筋を伸ばして、太ももを締めて
そうそう、こんな感じ、
よし、そうそうこんな感じだよな‼︎ ”
ってはじめての乗馬だったのに
昔の体験を思い出すかように
乗馬のマニュアルみたいなものが
頭に浮かんできたんです。
馬も『 こいつ乗れるな‼︎ 』みたいに
どんどん走るスピードを速めました
砂漠の横にあった草原のような場所を走った時は
無性に果てしなく気持ち良かったんです
『 もっともっと。乗っていたいな‼︎ 』
溢れ出る自分の感情
そんな感覚でしたが馬主のおじさんが遠くから
馬への呼び声でたのしい乗馬の時間は
終わりを告げました
高揚感に包まれながら
馬から降りました
ニヤニヤしながら
中国人のガイドさんと師匠が近づき
私に話しかけてきました
『 どうだったか⁈ 思い出したか⁈
馬に乗れただろう
だから、言ったんだよ、
お前は馬に乗れるって‼︎ 』
わたしは興奮気味に答えました
【 馬に乗って、
おじさんから手綱を渡されたら一瞬だけ
困ったんですけど、
何だか馬の乗り方はこうだったよな‼︎って
頭に浮かんできたんですよ‼︎ びっくりしました。】
『 まだ、憶い出さないのか‼︎
お前は小さい頃から馬が好きだろー。 』
そんな話はした事ない。そして自分すら忘れていた。
『 もう、お前は思い出した‼︎と思ったんだけどな。
仕方ない教えるよ
お前は昔(前世)モンゴルで馬と暮らしてたんだよ。
その馬と相思相愛で
兄弟のように仲が良かったんだよ‼︎
馬を見てるお前を見てたら、
その時の姿が見えたから
“ コイツは馬に乗せたら、
想い出すんじゃないか⁈ ”
そう思って、ガイドに頼んで馬に乗せたんだよ。
それくらい自分で想い出せんもんかねー‼︎ 』
記憶では覚えてなかったのですが、
魂の記憶には染み込まれたんでしょうね‼︎
はじめての場所なのに、
何故か懐かしかったり落ち着いたり
何故か、無性に
小さい頃から好きな樹木や花があったり
草原が好きだったり
そういう事もあるんでしょうね。
この体験を数年後に母親に話したら、
普通に驚くことなく衝撃の事実が
『 お前の爺さんは真っ白な馬を飼っていたんだよ。
乗ってる姿はすごくカッコよかったよ‼︎ 』
トップ写真の白馬は、
出張先で小高い丘がやたらと気になり
早朝散歩に出掛けて導かれるように歩いてたら
小屋を発見して白馬に出逢いビックリの写真です。
ゴビ砂漠で乗馬した相棒では御座いません