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小海のこと ❷
ばんごはん処を探していたら
さっきまで開いてるぞとチェックしていた店が閉まってる!!
ちょうど20時前、
20時に閉まる店が多いのだ
どうするか迷った挙句
ごはんは自炊することにして
スーパーに滑り込み
明日からの朝ごはん
3日分くらいの飲み物
少しのお酒をカゴにどんどん入れていく
朝ごはんに、信州発牛乳パンをゲット!
少しでも土地のものがあるとうれしくなる 単純
もうどこも閉まる時間に
お世話になる家に帰って
お酒で乾杯して
パスタを作ってもらって食べる
翌日は早朝にロケハンした後、
私はなにしても良い日になったので
山の上にある拠点から
街に下っていくことにした
小海町高原美術館に行って展示を見る
安藤忠雄の建築で、建物自体もとても魅力的
吹き抜けた廊下のような通りが気持ちよい
受付にいた方がとても良くしてくださって、
外に出たところに展望台があって
その上からも見られますよ、
私はここがおすすめです!と積極的に案内してくれる
あまり下調べせず小海にきたので、こういう案内がとてもありがたい
展示に関しても丁寧に順路を案内してくれた
展示を見終わった後におすすめしてもらったルートで、展望台にいき上から美術館を眺め
展望台を降りたら、草っ原の坂を登っていってみる
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その後、別のお客さんが展示作品にぶつかってしまい、作品がダメージを受けるシーンに遭遇
初めてのアクシデントに驚く
監視員がいない展示ではこういうことが起こりうるんだなと実感
美術館併設のカフェも行ってみたかったが、
まだまだ道は長いので先にいく
この辺りに唐松という木が多く生えていると教えてもらって探していると、確かにそこらいじゅうに生えている
生え方が独特で、一般的な松とは違う生え方をしている
木と松の間みたいなかたち
背が高いものも多いイメージ
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ずっと山をくだって、
途中つかれたので草原でお昼寝をした
街中にいる時や、歩くときに日傘を使うのは
手が塞がって邪魔だなと思っていたけど
昼寝するときに日避けになるから
持ってきてよかったなと思った
完全に車社会なので、
草がボーボーに生えきった広い歩道を歩く
足に草が触れてこそばい
たまにミミズが干からびて、虫が群がっている
もっと降ると松原湖があり
◀️ボートの字を見つけた
ボートって高いかなあと恐れて検索してみたけど
値段が出てこないのでボート屋に行ってみる
ヒミズに出てくるボート屋を想像してしまう
ボート屋に着いたら、受付に誰もおらず
すいませーん!と呼んでみるが誰もこない
話し声は聞こえるから、少し周りをぐるっと回ってみると
隣家の網戸から電話しているような声が聞こえて
少し待ってみるけどおわらない
受付から何度かすいませーんとまた呼ぶが
誰も出てこないので帰ろうと思って離れると
あ!ボート!?と呼び止められて
ボートですと返したら
600円!と30分料金を提示されたので
すぐ払ってボートに乗り込む
漕げるよね?と岸から離されたけど
全く漕ぐ知識がないので
風に押されつつ、岸から大声で指導される
だんだん漕げるようになる
14時過ぎに帰ってきたらいいですか?と返したら
適当でいいよと言われたので
適当か〜と思ってまたボートの上で昼寝する
電車でもよく寝るので
ここちよい揺れはよく眠れるなと思う
あひるボートの料金は
何故か普通のボートより何倍か高く
なんであひるボートの方が高いのか考えたり
位置情報を取得してスクリーンショットを撮る
湖でボート釣り?をしている人が何人かいて
何が釣れるんだろうと考える
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ボートを返して、また歩く
湖近くの公衆便所を利用したら
玄関のような立派な重いドアが入り口で
ツバメが入るので閉めてと書かれていた
そろそろ時間的に帰るかと思い立って
来た道と逆側の歩道を登っていく
人が積んだであろう石があった
車社会すぎるこのエリアで
この暑さでこれを積む人がいるのか?と疑問を持つ
学生の頃道で草遊びや砂遊びをしたけど
この石積みのクオリティはどうしても大人のレベルだと思う
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都会なら汗だくでヒイヒイ言う距離だが
山の方はとても涼しいので、
難なく何キロも歩ける 有難い
帰りに温泉施設に寄ってみる
道の駅のようになっていて、
野菜も、お菓子も、乾物も、調味料も全てが揃う
この辺りの施設は複合的なことが多く
一つの温泉がスーパー的な、レストラン的な役を
美術館にもカフェがあり
駐車場は広く、足湯もある
とうもろこしをご飯に食べようと思ったが
3本セット売りしかなく、3本も旅中に食べられないかもとおもったので
野菜を眺めていたお母さんに声をかけて、分け合って買った!
お母さんありがとうございます
ロスなく、ハッピーなかいものは嬉しい
めぐみスターという品種だった
拠点のレンジで蒸して、つるっと皮を剥いて
ぼんやりしながらむしゃむしゃ食べた
とうもろこしは丁寧に食べるとすごく時間がかかる
ぼんやりするのにぴったりな作業だと思う
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また坂を登って拠点に帰ったが、
待ち合わせ時間がずれこんで暇になったので
気になっていた鹿避けの音声を取りに行った
畑を守る柵の周りにいくつか設置されている物で、
何パターンかの音源を代わりばんこに流していることが分かって、
銃声、犬の吠え声、サイレンのような音?
録音してきたので、聞きたい人は言ってね
足湯をしながら少し陽が落ちるのを感じ
そうこうしながら拠点に帰った