\職場で使える話し方の心理テクニック④スノッブ効果/#183
スノッブ効果とは、昨日ご紹介したバンドワゴン効果と真逆の効果ですね。
これが使えると、職場のスタッフにプロ意識を持ってもらえる。また、プライドを持って仕事をしてもらえる効果が期待できます。
①スノッブ効果とは
なんだか聞き慣れない言葉ですが、簡単に言うと「他の人が持っていないものがいい」っていう心理効果のことです。
みんなが知らない私だけが知っている素敵なものとか、なかなか買えないブランドの限定品とか、少し高くてもみんなが持ってないから欲しいって思うこと、ありますよね?
この限定性、希少性のあるものが欲しくなる気持ち。これがスノッブ効果です。
昨日ご紹介したバンドワゴン効果。これを研究していたアメリカの経済学者ハーベイ・ライデンシュタインさんが、このスノッブ効果も同時に提唱しました。
②職場でのスノッブ効果の使い方
ここからが今日の本題です。
では、スノッブ効果をどうやって職場の人間関係に生かすか?
これは褒め言葉に使うといいですね。
人の意見に流されずに数字をきちんと読める人とか、データ分析が得意な方、いらっしゃいますよね? そんな方には、
「人の意見に流されないよね、あなたは。」って伝えて下さい。
「大多数の意見に流されずに正しい正確な分析をできる人、少ないんだよね。貴重な戦力だよ。ありがとう。これからも頼むね。」
こんな風に伝えてください。
また、上司から何かアドバイスをしてもらった場合に、
「他の方とは違う視点でいつもアドバイスをくださるので、私自身とても勉強になります。自分が気付かない点を教えていただいてありがとうございます。」
こんな伝え方も『あなただから』という希少性が伝わります。
③スノッブ効果を使うには
その為には、人を観察してください。「他の人はできないけど、この人は割とここが得意だな」というものを見つけたら、ぜひそこを伝えて下さい。
「普通そこまで気がつかないけど、あなたは気がつくから素晴らしいよね。」
こう言われたらどうですか?私だったら最高に嬉しいです。特別性、限定性、希少性がグイッと一気に上がりますよね。
「自分でやってることって価値があるんだな。」って誇りを持ってもらいやすい誉め言葉です。
ぜひ皆さんも職場で誰かの限定的な素晴らしさを見つけて、言葉にしてあげてください。
あなたの一言で相手のやる気、プライドに火がつきますよ。
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