治験に参加してみた❶応募〜事前検診
こんにちは〜!ぴやちゃんです。
実は今年の夏に、治験に参加してみました。
治験に参加する前に情報がなかなか得られなかった経験があったのでいつものように医療者的視点を踏まえつつ簡単にレポートしていきます📝
イギリス国内で行われている治験に関する情報はあまりないと思うので、興味ある人の参考になれば幸いです。
◎治験に参加しようと思ったきっかけ
以前からツイッター上で治験のチコちゃん(@ukchiken_chiko)にやたら絡まれていたこともあり(こら)、また自身が元医療従事者だったことから、単純に治験に興味がありました。
もちろん全く無知の状態で参加した訳ではなく、一般的な治験の流れや治験薬として認証されていく一連の流れは依然から知っていました。ですが、治験者として内部に参加したことがあるわけではないので「実際の治験中の様子はどんな感じだろう?」という好奇心と、英国で医療資格を取るか怪我でもしないと入院生活を体験出来ないので「この治験を通してイギリスの病院スタッフの働き方をみてみたい!」という思いから応募することにしました。
というのは真面目な建前で、夏のホリデーを思う存分楽しみたい!という欲望から高報酬の治験に心が大きく揺れたのはいうまでもありません。
◎治験応募から事前検診までの流れ
❶治験に応募する
Twitter上で夏の治験案件を確認。参加出来そうな日程の案件が投薬の約2ヶ月半前から募集されていたので、指定のフォームから応募しました。
そこから、事前検診の約3週間前までは特に音沙汰はなし。
治験は急に延期になったり中止になることもあると聞いたことがあったので不安になり、一旦こちらから連絡しました(笑)
❷電話問診(事前検診の約3週間前)
治験の概要や同意書がPDFファイルで送られてきたとともに、電話問診の日程調整がありました。
電話先は治験スタッフ(日本人)で、同意書の内容を口頭でも簡単に説明してもらいつつ、現在の健康状態や妊娠/避妊に関する注意事項、検診前の禁止項目について確認がありました。
また、事前健診の日程の調整もありました。電話での問診が終わった後は、署名が必要な追加の書類が送られてきたり事前検診の詳細についてのメールが届きました。
❸事前検診(入院日の約10日前)
治験の事前検診を受けるにあたって、飲酒やサプリメント摂取、運動など、飲食や行動に関するいくつかの制限/禁止項目があったので当日まで言われた通りに過ごしました。
事前検診は12時集合、16時過ぎに解放‥、所要時間約4時間.
な、ながい‥。
パスポートと名前を確認しながら1人ずつ事前検査施設のエントランスへ入室したのですが、この日の検診の順番は受付順だったようで、7人中4番目に入室した私はとっっっっても待ち時間が長かったです。
事前にPDFで受け取っていた書類も含め、いくつかの書類をもらった上で同意書の確認と説明、必要箇所への署名がありましたが、なんせ当日は事前検診の参加者も多かった上に書類も多く、「今何を説明しているのか」「どこにどのようにサインすればいいのか」などの説明を聞きながら署名していくことで精一杯。
てんやわんやな上に独特の殺伐とした雰囲気(笑)があったので“わからない所を質問する“といった余裕や雰囲気は皆無、でした。
そして順番に検診が始まりました。流れとしては、各検査室を回りながら、
ナース問診→尿検査→身長体重測定→バイタルサインズ測定/心電図測定/採血→ドクター問診+聴診/触診→終了
という感じだったと記憶しています。
施設スタッフの方は英語でコミュニケーションを取りますが、UK治験の日本人スタッフ(2名)の方がサポートとして通訳してくださいました。
ただこの事前検査、ま・じ・で‥、かなり時間がかかります。長いです。
そして夏前だったにも関わらず室内はクーラーがガンガンに効いていたのでめちゃくちゃ寒かったです。笑
終わった人順に解散してその日は終了しました。
❹事前検診/電話問診(事前検診の2日後)
事前検診が終わった数日後に電話問診が予定されていました。事前に案内されていたのは1人5分程度で終わります、ということ。
確かに問診内容は事前検診前に治験スタッフからかかってきた電話と、事前検診の際に施設スタッフの方が確認した問診内容とほぼ変わらず、問診自体は5分もしないうちに終わったと思います。
が、実際には多くの治験ボランティアが同日同時間の電話問診を案内されており、指定のアプリ経由でテレビ電話を繋いだまま30分ほど待ち時間があったので携帯の電池の消耗と共に私の時間もロスしまくりました🤫
❺治験候補者に選ばれる(入院日の約3日前)
事前検診を見事パスし、無事に(?)治験投薬の候補者として入院が決定したのはなんと入院の3日前!
これもなかなか連絡が来なかったので不安になって催促のメールを送ったのですが(せっかち)、既存の治験データや事前検診内容から、投薬に適したサンプル(被験者)を選定するのには時間がかかるそうで、3日前に連絡が来ました。
メールにて治験の投薬候補者に選定されたことや入院の案内があり、被験者として入院できるかの最終確認を経て入院当日を迎えることになりました。
▶︎後半に続きます
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