筒美京平さんの作曲法
今夜、テレビ朝日で「筒美京平の名曲ベスト20」を放送していた。
歌手の声質に合った作曲をするのがモットーだそうで、どの曲もヒット曲となっている。
キャッチーなメロディーで、一度聞いたら頭から離れない。その曲作りに、何かヒントはあるのかと興味深く視聴した。
私は、筒美京平さんの曲のサビをいくつか聴いて、モーツァルトの手法を取り入れているのではないかと思った。
同じモチーフを何度か繰り返して、音程やコードを変化させ、盛り上げていく。
いしだあゆみ「ブルーライトヨコハマ」より
♪ 歩いても 歩いても 小舟のように
わたしは ゆれて ゆれてあなたの腕の中
尾崎紀世彦「また逢う日まで」
♪ ふたりで ドアを閉めて
ふたりで 名前消して
その時 心は何かを 話すだろう
もう一つは、ヨナ抜き音階。
ドボルザークの新世界交響曲の第二楽章「家路」も、この音階を使っている。
この音階は、郷愁を感じさせる。
作曲家が羨ましいのは、自分の肉体がこの世からなくなっても、曲は何年も先まで、人々の心の中に生き続けるからだ。
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