第5回千葉エリア勉強会(HUG)
こんにちは
情熱クラブ千葉エリアの飯島幸枝です。
千葉エリアでは、生きるための「使える知識」を習得し、「伝える側」になることで一人でも多くの人を助けられるよう、定期的に勉強会を行なっています。
これまでの訓練や勉強会は、情熱メディア(note )#千葉 でご覧いただけます↓
HUGは、静岡県の避難所運営マニュアルを参考に作成されたカードゲームです。H(hinanjyo避難所)、U(unei運営)、G(gameゲーム)の頭文字で、英語で「抱きしめる」という意味と、避難者を優しく受け入れる避難所のイメージを重ね合わせて名付けられたそうです。
プレイヤーが避難所の立ち上げと運営を任された立場となり、指定避難所となる小学校に見立てた図面に家族構成、年齢、性別、持病、障害やケガの有無などさまざまな事情を抱えた避難者が殺到する状況をどう対処していくか、模擬体験をすることができます。
今回は『避難』とはについて学んだ後、2グループに分かれてHUG(地震ver)を実施しました。
このゲームに『正解』はありません。
避難者の配置のほかに「トイレが山盛りになっている」「メディア対応」「炊き出し場の決定」等の出来事や、支援物資の空間配置を要求するイベントカードが出現するので、プレイヤーは対応策を瞬時に話し合い、どこを何に使うか等の空間配置を敷地図にカードを配置していきます。
ゲーム後にはお互いの配置や、対処策を見せあい、悩んだところや望ましい対応などを話し合いました。参加したメンバー全員が自分の思考を言葉にして話し合うことが出来、無意識だったところに意識が向いた瞬間を共有出来ました。
また、ゲームを通して防災を自分事として捉え、常日頃から地域と繋がり『必要とされる人間になること』の大切さを実感できました。
私たちの持つ災害のイメージは、現実のほんの一部分でしかありません。実際の被災時には想定外の事態が常に発生します。HUGを繰り返し練習し、たくさんの対処方法を知っておくことは、その想定外を可能な限り少なくすることにつながります。
感染症対策や複合的に起こる災害への備えなども想定し、今後も定期的に訓練を行い自分たちの脳に防災回路を構築させ、備えのブラッシュアップにつなげていきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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