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備えを日常にするために(令和5年3月16日)

みなさまこんにちは(^-^)
埼玉・北関東エリアの甚田(じんた)絵梨香と申します。

今回は、2023/3/11 埼玉県熊谷市にて開催された
埼玉エリアの高橋美香さんが会長を務める福祉協会主催の講演会
「3.11あの日を忘れない~自信を守る為の備えを~」に行ってきました。

講演は小野和佳(おの かずよし)さんが登壇され、障害を持つ方々が災害時にいかに災害弱者となってしまい、どれだけのサポートを必要とされているかの体験談等を聞いてきましたので、ここでは少しだけになってしまいますが、お話しさせていただきます。

小野さんは当時、福島県いわき市に住んでおり、いわきの自立生活センターにて被災されました。

お話しを聞いていて、まず衝撃を受けたのが、地震の際に、周りの方は机に隠れたりしていたけれど、小野さん自身は車椅子に乗ったまま無防備な状態でやり過ごすしかなかったという事。

小野さん自身に落下物や倒れた物などが当たらなかったのが不幸中の幸いではあったものの、災害時にいかに災害弱者が守られないかが分かるエピソードでした。

もちろんセンターの健常者の方々を責めているわけではなく、みなさん被災者ですので突然の地震にとっさの判断というのは出来なかったと思います。

ですから常日頃からみんなで「備える」事が重要になってくると思います。
平時から、こういう時どうする?を話し合い、避難訓練等の訓練・練習をしておけば、とっさの時に行動できるようになるのではないでしょうか。

それから小野さんの様々なお話し、思いを伺い、改めて気付かされる事が多い講演会でした。

そして質問時間になった時に、ろう者(聴覚障害)協会の方から聞いた話も自分には衝撃的でした。それは避難所などで、給水やお弁当の配布などが「声掛け」でしか行われなかったということ。
ボードなどを使って文字でもお知らせしてほしいとお願いがありました。健常者からしたら当たり前すぎて気づけていない事がこんなにもあるんだと思い知らされました。

障害のある方々が、特に災害時に困る事や必要としているサポートがたくさんある事を聞くことが出来て本当に良かったです。
これから来る災害・有事に備える為に、「正しく恐れる」為に、もっともっと色々な事を知って・学んで、活動に活かしていきたいと思います。

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