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情熱クラブ農業部活動報告〜山形県庄内地方へ〜

情熱クラブ 農業部の桐生将行です。

農業部では、昔からその地域で栽培されている伝承野菜や固定種の存続に関心があり、人工的に交配されて作られたF1種の蔓延や固定種の滅亡を危惧しています。
今回、縁あって山形県庄内にある株式会社ハーブ研究所の山澤代表(以下、山澤さん)に会ってお話を聞き、貴重な勉強の機会を頂くことができました。

山澤さんは伝承野菜などの固定種の種を約40年に渡って収集・種継ぎしている方で、あと数年で伝承野菜の栽培が途絶えてしまうと危惧しています。現在の日本人が今のままの食生活を変えず値段や色形の良さを基準にする野菜の選び方を続けていけば未来に残せる固定種は無くなってしまうというお話でした。

また山澤さんは、例えばアブラナ科の交雑を防止するための工夫など、農業の知識や経験が豊富な農業部のメンバーからの踏み込んだ質問にもひとつひとつ丁寧に答えてくれました。中でも、現在は化学肥料や農薬に頼る農業が主流であるところ、自然(微生物)の力を尊重して農作物をつくる自然に寄り添った栽培方法についての話が印象的で、農業初心者の私も実践しようと思いを新たにしました。

300坪ほどある山澤さんの伝承野菜の温室ハウスも見学させてもらいましたが、よく見かける茶色い土がむき出しの畑とはまるで違って、野菜と野草が共存しのびのび育っていて、まるで緑の楽園のように感じました。

加えて山澤さんのハウスでは、育てた野菜を生かしてつくった自然派化粧品も取り扱っており、人にも地球にも優しい山澤さんの人柄をここにも感じました。
今後も我々農業部は、山澤さんの思いを受け継ぎ、伝承野菜をはじめとする固定種の重要性と必要性をしっかり認識し、希望ある未来をつくるため尽力していきたいと思います。

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