旅に連れ出してくる音と漢の支え
始まり
私は年に十回、空の旅に出る。ほとんど日本航空の利用である。そして、飛行機に乗ると必ず流れる曲がある。それは「I will be there with you」という曲だ。搭乗からドアクローズするまでの間、機内でこの曲が流れます。カナダの音楽家、デイヴィッド・フォスターによって作曲されたこの曲は、大空へ飛び立つ飛行機を思い描きながら書き下ろされました。コロナ禍のような閉ざされた環境下でも、多くの人々がこの曲の良さを感じ取ることができた。それは、旅という開放的な概念を連想させるからです。しかし、コロナが終息した現在では、この曲の魅力を完全に理解する人は少なくなっているかもしれません。
I will be there with you
曲は落ち着いたトーンで始まり、徐々に盛り上がりを見せ、クライマックスを迎えた後、再び落ち着いたトーンに戻ります。この流れは、旅の気分の変化に似ています。出発前から移動中までの期待感、現地での活動の高揚感、そして旅が終わるときの静けさを音楽が表現しています。特に、日本航空の最新鋭機材であるエアバスA三五〇の高音質スピーカーで聴くと、他の機材よりも一層楽しむことができます。私は近い将来機会があれば次回は、この新機材を利用してニューヨークへ行く予定です。その際には、この曲を聴きながら、旅を存分に楽しみたいと思っています。
この曲は、別れや新たな出会いに対して背中を押してくれる曲だと思います。
太陽にほえろメインテーマ七九
また、私がよく聴くもう一つの曲は、「太陽にほえろメインテーマ七九」です。この曲は、昭和の刑事ドラマの金字塔である「太陽にほえろ」のオープニングで一九七九年から一九八二年まで使用されました。「太陽にほえろ」は、一九七二年から一九八七年まで放送された刑事ドラマです。石原裕次郎が演じるボスを中心に、あだ名を持つ部下たちが街の治安を守るために悪と戦う物語です。この曲は終始盛り上がっており、私の熱い青春を的確に表現しています。高校生活をこの曲と共に過ごしてきた私にとって、それは過言ではありません。今の学生たちもこの曲を聴けば、熱くて情熱的な青春を送ることができるでしょう。作曲者が大野克夫氏であるため、名探偵コナンのメインテーマと曲調が似ています。そのため、現代の若者にも親しみやすい曲です。七曲署の熱いデカたちの思いが、今でもこの曲に引き継がれていると感じます。
私は、「太陽にほえろ」は男性なら誰でも夢中になるドラマだと考えます。デカたちの熱く燃える第二の青春を見て影響を受けない男は居ないだろう。私が考える第二の青春とは、大人になってからの青春だと思う。街を守るために命を賭けるデカたちの姿は思春期で特定の物事に没頭している俺らに通ずるものがあるだろう。また、若手刑事が多いことも、思春期の私たちには特に共感を呼ぶだろう。